子供たちに文化や芸術を。「こころ羽(は)」プロジェクトスタート！

JTBコミュニケーションデザイン

2023年8月9日 11時00分

　JTBグループで様々なコミュニケーションサービスを提供する株式会社JTBコミュニケーションデザイン（東京都港区、代表取締役社長執行役員：古野浩樹、以下、JCD）は、運営に携わる全国の公共文化施設において、文化芸術の鑑賞機会を提供する「こころ羽（は）」プロジェクトを開始します。初年度は、全国１１箇所、年間８００席超の公演に、お子さんとそのご家族をご招待することで、文化芸術を身近に感じられるこころ豊かな社会の実現に貢献します。

「こころ羽」プロジェクトとは、

　文化芸術活動は、「幸福感、生活満足度（well-being）の向上」や「生活の質、心身の健康（QOL）の向上」に繋がり、教育面だけでなく、生活面においてもプラスの効果をもつと言われています。その為、子供たちの「生きる力」を育む義務教育課程でも体験が望まれているものの、予算や体制、施設整備といった課題もあり、学校行事以外での文化芸術鑑賞や体験機会を提供する場が必要とされています。　

　「こころ羽」プロジェクトは、JCD が運営に携わる全国の公共文化施設にて、演劇や音楽コンサートなどの公演に子供たちとそのご家族をご招待することで、文化芸術の鑑賞機会を提供するものです。

このプロジェクトを通じ、文化芸術を身近なものとして感じてもらう場を子供たちに提供し、こころ豊かな社会を実現することを目指します。

　2023年度は、JCDが運営に携わる全国1１箇所の公共文化施設で、ミュージカルや著名人の講演会等、文化芸術８００席超の鑑賞チケットを提供します。支援を必要とし、余暇や芸術に向ける資金や時間的余裕がないご家庭に対して、行政および支援団体のご協力の元、本物の文化芸術・伝統芸能などに触れることができる体験機会を創出します。

　2023年2月に、JCDが運営する「なかのZERO（東京都中野区）」において当プロジェクトのトライアル招待企画が実施されました。対象となった戯曲音劇「星の王子さま」は朗読と弦楽四重奏やピアノによる生演奏で構成され、俳優が紡ぐ言葉と楽器により奏でられる音色がひとつになり、物語を一層魅力あるものに仕上げていました。招待されたご参加者からも「いつの間にか、物語の内容に引き込まれ、とても楽しかった」、「普段、あまり接する機会のない公演を親子で楽しむことができ、ありがたかった」といった声を多数いただきました。

　今年度は、JCDが運営を担っている全国の１１個所の施設にて座席をご提供していますが、今後は、地域を育てることを目標に、共感をいただけた企業や団体との共催も検討していきます。地域ネットワークを作り上げることで、子供たちやその家庭だけでなく、障害者やご高齢の方などのサポートも可能となり、「こころ羽」を起点に地域社会におけるより心豊かな生活につながるような取組みにしていきたいと考えています。