睡眠の新常識は「睡眠休養感」へ NELLの全国調査で判明、「眠っても休めていない」と感じる人は3人に1人
「睡眠は量から質(休養感)へ」——朝の目覚めで感じる“休まった感覚”に注目 NELLは“休めた感覚”を支える寝具環境のあり方に着目します

■ 睡眠の評価は「量」から「質」へ
かつては「睡眠は時間(量)を確保すればよい」と考えられていました。
その後、深い眠りや途中覚醒の少なさといった「質」への関心が高まり、「黄金の90分(入眠直後の深い睡眠が重要)」という考え方も浸透してきました。
こうした流れの中で、今あらためて注目されているのが、「睡眠休養感」です。
これは朝の目覚め時に「どれだけ休めたと感じるか」という感覚を指すもので、厚生労働省の健康調査においても“睡眠の質を評価する構成要素のひとつ”として扱われています。
■ NELLが全国1,000人に独自調査、「休めていない」と感じる人は34%
寝具ブランド「NELL(ネル)」を展開する株式会社Morghtは、全国の20〜60代の男女500名を対象に、「睡眠休養感」に関する調査を実施しました。

その結果、「睡眠で十分に休養できていない」と感じている人は33.8%にのぼりました。
この傾向は、厚生労働省が実施する「国民健康・栄養調査(令和元年)*」において、休養が「十分に取れていない」と回答した人が21.7%であることとも共通しており、社会的な傾向として信頼性のあるものと考えられます。
参考:https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001126766.pdf(厚生労働省)
■ 睡眠を見つめ直すには、「客観」と「感覚」の両面から
昨今では、睡眠を脳波や体動などのデータで捉えるスリープテックの技術が進み、「客観的に測る」ことの重要性も増しています。
一方で、朝起きたときに「全く休めた気がしない」という感覚も、私たちの生活実感に深く根づいています。
睡眠研究においても、「客観的には眠れているのに眠れていないと感じる“睡眠誤認”」が問題視されており、客観評価と感覚のギャップにも注目が集まっています。
だからこそ、NELLはこう考えます。
「眠れている」だけではなく、「休めたと感じられたか」にも目を向けることで、より本質的な睡眠が見えてくる。
■ 寝具が影響していると感じながら、行動には至っていない人が90.4%
今回の調査では、78.8%が「寝具が睡眠の質や休養感に影響する」と認識しているにもかかわらず、実際に「寝具を見直した経験がある」と答えた人はわずか9.6%にとどまりました。
また、「睡眠休養感を高めるために心がけていること」(自由記述)という設問に対しては、500名中250名以上が「特になし」と回答。
次いで多かったのは「早く寝る」「早寝早起き」「0時前に布団に入る」などの“時間や量”に関する回答が約70件と続き、「寝具に工夫している」という回答はわずか約10件にとどまりました。
これは、多くの人が“睡眠の量”や“入眠時間”に注意を払ってはいるものの、「休養感」を高める工夫や環境整備には十分意識が向いていないことを示しています。
NELLはこの「意識と行動のギャップ」に着目し、“ただ眠る”から“休める睡眠”への転換を、寝具という生活に直結した手段から後押ししていきます。


■ NELLは「休めたと感じる」睡眠体験を支える寝具づくりへ
NELLは、睡眠の量や構造的な深さだけでなく、「どれだけ休めたかという実感」を支える環境づくりに注目し、マットレスを中心とした製品開発を行っています。
沈み込み・反発性・寝返りのしやすさ・通気性など、“朝の目覚めに繋がりやすい快適性”を設計の軸に置き、ただ“眠る”のではなく、“休めた”と感じやすい睡眠環境を提供します。
また、NELLは睡眠初期の「黄金の90分」だけでなく、その後の浅い睡眠段階にも着目しています。
一晩の睡眠のなかで繰り返される浅いノンレム睡眠やレム睡眠の時間帯においても、身体が無理なく寝返りを打てる構造設計により、耐圧が分散されず、スムーズに寝返りができないことで生じ得る中途覚醒や身体の負担の軽減を目指しています。
これにより、“黄金の90分“の後の睡眠でも質を落とさずに休めるための睡眠環境を提供する——そんな“睡眠全体“に目を向けた設計思想が、NELLマットレスには込められています。
黄金の90分は「質をつくるスタート」ですが、その後の5〜6時間がどう支えられるかもまた、睡眠の満足感や休養感に繋がる可能性が高いでしょう。NELLは“朝まで続く質“を追及することで、より深い「休めた実感」の獲得に貢献する耐圧分散・睡眠環境を提供サポートします。
今後も、NELLは「感覚とデータの両面から快眠を捉える」ブランドとして、一人ひとりが“休めた朝”を迎えられる社会を目指してまいります。
◾️黄金の90分と睡眠休養感はどう違う?
「黄金の90分」とは、入眠直後の90分間に訪れる深いノンレム睡眠が、身体と脳の回復にとって最も重要であるとされる考え方であり、睡眠の“質を高めるアプローチ”として根拠ある理論です。
一方、「睡眠休養感」は、朝の目覚め時に「どれだけ休めたと感じられたか」という“感覚”に着目したものであり、厚生労働省も「睡眠の質を構成する要素のひとつ」として認めています。
- 黄金の90分=睡眠の質を高める“理論”
- 睡眠休養感=睡眠の質を評価する“感覚”
この2つは対立するものではなく、より立体的に睡眠を理解するために、両輪で活用すべき概念であると、NELLは考えます。
【睡眠休養感が低いとどうなる?】
- 慢性的な疲労感・だるさ
- 集中力・意欲の低下
- 情緒不安定や気分の落ち込み
- 生活習慣病や不眠のリスク増加
【睡眠休養感を高める方法は?】
- 自分に合った寝具(マットレス・枕など)を選ぶ
- 寝室の環境(温度・光・遮音・湿度)を整える
- 寝る前のスマホ使用を控え、入浴やストレッチなどで心身を整える
参考:「成人のためのGood Sleepガイド」(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001222161.pdf
【調査概要】
・調査対象:全国の10〜60代の男女 500名
・調査期間:2025年5月9日〜5月11日
・調査方法:インターネット調査
■「睡眠休養感」を向上させる睡眠ブランド「NELL」について

2020年10月にスタートした、D2C寝具ブランドです。睡眠の本質を「準備」と捉え、生活者が睡眠時間以外の生活において最高のパフォーマンスを発揮できるように、「質の高い準備=睡眠」を提供することを目的に、製品の研究・開発を行っています。
・公式サイト
■睡眠メディア「WENELL(ウィーネル)」について

「WENELL(ウィーネル)」は、睡眠にかかわる悩みを感じているすべての方々へ向けて、解決のヒントとなるような有益な情報を網羅的にお届けすることで、様々な悩みの解決・緩和の一助になりたい、というアイデアからスタートしました。「WENELL(ウィーネル)」がお届けする情報をもとに色々なアクションをお試しいただきながら、ご自身にあった寝具やルーティンを見つけていただきたいと考えています。
・WENELL
■株式会社Morght 会社概要
設立:2018年5月23日
代表者:代表取締役 土井皓貴
事業内容:D2C寝具ブランド「NELL」製品の企画・販売
本社:東京都港区南青山3-1-34 3rd MINAMI AOYAMA6F
資本金:3,312万円
・会社ホームページ
・公式Instagram
https://www.instagram.com/nell_mattress/
・公式X(旧Twitter)
https://twitter.com/NELL_mattress
・睡眠メディア「WENELL(ウィーネル)」
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