QPS研究所小型SAR衛星QPS-SAR5号機 「ツクヨミ-Ⅰ」商用運用の再開に関するお知らせ

株式会社QPS研究所

世界トップレベルの小型SAR(※1)衛星の開発・運用を行う株式会社QPS研究所(福岡市中央区、代表取締役社長 CEO:大西俊輔、以下QPS研究所)は、一部の通信系統に不具合が生じていた小型SAR衛星QPS-SAR5号機「ツクヨミ-Ⅰ」の復旧作業を段階的に進めてまいりましたが、この度、商用運用を再開することになりましたのでお知らせいたします。

QPS-SAR5号機「ツクヨミ-I」運用に関するこれまでの背景

2024年9月11日にQPS-SAR5号機の通信系の一部系統に不具合が確認され、今後の継続的なサービス運用に支障が生じる見込みとなった旨を公表し、原因究明と並行して通信の復旧を試みてまいりました。その後、継続して対応策を検討し続けた結果、不具合が確認された系統を介さない方法で通信に成功し、2025年7月11日において、一部通信の復旧が確認されたことをご報告しました。また、復旧に向けた段階的な作業を進める中で、2025年8月7日午前11時頃にSAR画像の取得に成功し画像を公表いたしました。そして、本日2月12日、取得画像の品質検証をクリアし、ミッション運用が可能であることを確認できた結果として、商用ミッションの再開の発表に至りました。今後QPS-SAR5号機は、アーカイブ画像の取得から商用利用を行います。

■2024年9月11日付「小型SAR衛星QPS-SAR5号機の状況に関するお知らせ」

https://ssl4.eir-parts.net/doc/5595/tdnet/2500693/00.pdf

■2025年7月11日付「小型SAR衛星QPS-SAR5号機の復旧状況に関するお知らせ」

https://ssl4.eir-parts.net/doc/5595/tdnet/2654409/00.pdf

■2025年8月7日付「(経過開示)小型SAR衛星QPS-SAR5号機の復旧状況に関するお知らせ」

https://ssl4.eir-parts.net/doc/5595/tdnet/2669549/00.pdf

QPS研究所 代表取締役社長 CEO 大西 俊輔 コメント

「5号機がトラブルを抱えてしまった後も一年近くの間、私たちは通信が途絶えた衛星を諦めることなく、復旧への挑戦をずっと続けてきました。その結果、新たな方法で通信に成功し、段階的な復旧作業の中でSAR画像の取得にも至り、そしていま、衛星は再び商用運用へ戻れることとなりました。一度運用が難しくなった衛星が再びミッションを果たせることは、ほとんど例がない出来事だと思っています。この状況を生み出した当社のエンジニアチームの粘り強さ、探究心、技術を大変誇りに思っており、心から感謝しています。5号機の復帰までの道のりで得られた貴重な知見は、私たちにとって大きな財産であり、これからのコンステレーション(※2)構築に向けての挑戦を支える揺るぎない力となります。私たちは、これからも変わらない姿勢で、プロジェクトの着実な前進のために全力で取り組んでまいります。」

QPS研究所 開発部副部長 / ソフトウェア開発課 課長 深井 祐介 コメント

「宇宙にある人工衛星は直接見えず修理しにいくこともできません。このような衛星の復旧に取り組むことは、私たちにとっていつも大きな挑戦です。特に今回の5号機については通信することもできませんでした。考えられる復旧方法はあまり多くはなかったのですが、開発時と同じように検証を重ね、ただただ粘り強く地上から信号を送り続けました。その細く長い道のりを進み続けて衛星との通信が再開できたとき、管制室にわっと歓声が沸いた当時の瞬間は大変感慨深いものでした。その後もさらに商用運用に向けた調整を進めまして、今回の発表にいたることができました。実現できるかわからないことであっても、アイデアを出し合い、諦めずに挑戦し続けるところがQPS魂です。

復旧を成し遂げるために尽力したエンジニアチーム、そして試行期間中にご協力と応援を寄せてくださったすべての関係者の皆さま、私たちを信じていただいたことに心より感謝申し上げます。」


(※1) SAR (合成開口レーダー):電波を使用して地表の画像を得るレーダー。雲や噴煙を透過し、昼夜を問わず観測することができる点が特長です。

(※2)複数の人工衛星によって、高頻度な地球観測を可能とするシステム。(コンステレーションは「星座」の意。)


<「QPS-SARプロジェクト」について>

QPS研究所は収納性が高く、軽量でありながら大型の展開式アンテナ(特許取得)を開発。そのアンテナによって強い電波を出すことが可能になり、従来のSAR衛星の20分の1の質量、100分の1のコストとなる高精細小型SAR衛星「QPS-SAR」の開発に成功しました。QPS-SARは民間SAR衛星で世界トップレベルの46cm分解能の画像取得が可能です。2028年5月末までに24機、そして最終的には36機の衛星コンステレーションで平均10分間隔という準リアルタイム観測データ提供サービスを目指しています。

<株式会社QPS研究所について>

QPS研究所は2005年に福岡で創業されました。名前のQPSは「Q-shu Pioneers of Space」の頭文字を取っており、九州宇宙産業の開拓者となること、更には九州の地より日本ならびに世界の宇宙産業の発展に貢献するとの思いが込められています。その名の通り、九州大学での小型人工衛星開発の技術をベースに、国内外で衛星開発やスペースデブリへの取り組みに携わってきたパイオニア的存在である名誉教授陣と若手技術者・実業家が一緒になって、宇宙技術開発を行っています。また、QPS研究所の事業は、創業者たちが宇宙技術を伝承し育成してきた北部九州を中心とする、全国25社以上のパートナー企業に力強く支えられています。

<株式会社QPS研究所>

社名  :株式会社QPS研究所

本社住所:福岡市中央区天神1-15-35 レンゴー福岡天神ビル6階

代表者 :代表取締役社長 CEO 大西俊輔

創業  :2005年6月

URL  :https://i-qps.net/

事業内容:人工衛星、人工衛星搭載機器、精密機器、電子機器並びにソフトウエアの研究開発、設計、製造、販売 

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会社概要

株式会社QPS研究所

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URL
https://i-qps.net
業種
製造業
本社所在地
福岡県福岡市中央区天神1-15-35 レンゴー福岡天神ビル6階
電話番号
-
代表者名
大西俊輔
上場
未上場
資本金
-
設立
2005年06月