三菱総合研究所、ポケットサイン社に出資

マイナンバーカードと公的個人認証サービスを活用した新たな事業開発・提供へ

株式会社三菱総合研究所（代表取締役社長：籔田健二、以下 MRI）は、ポケットサイン株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役CEO/COO：梅本滉嗣、以下PS）に出資しました。PSが保有するデジタル身分証アプリ「ポケットサイン」とその技術を活用したミニアプリの組み合わせにより、厳格な本人確認対応が求められつつある分野でのサービス提供拡大を見込んでいます。

1. 背景

コロナ禍以降、あらゆる場面でデジタル化が急速に進みました。マイナンバーカードの保有率も７０％を超え、社会基盤としての活用可能性が広がっています。一方、デジタル化が進むほど、デジタルの世界とリアルの世界をつなぐ際の本人確認の重要性が高まります。

MRIは、デジタル空間で唯一公的に本人確認ができるツールであるマイナンバーカードを活用し、デジタル空間とリアルな空間での本人の同一性確保により生まれる利便性の高いサービスの社会実装に向けた調査検討や実証に取り組んできました。

PSが開発したデジタル身分証アプリ※「ポケットサイン」とその技術を活用したミニアプリは、複数の自治体に導入され、防災、インフラ通報、地域ポイント、休日保育予約などの分野で活用されています。

このたびMRIは、設立１年未満でプラットフォーム事業者として主務大臣認定を取得したPSの高い技術力と、複数の分野で自治体向けサービスをローンチしている開発力に着目し、同社に出資しました。

 

※デジタル身分証アプリとは、マイナンバーカードによりデジタル空間での厳格な本人確認が行えるスマートフォンアプリです。

2. 事業連携について

MRIのマイナンバーカード実証事業の実績に基づく制度・技術面の深い理解と、PSの開発力・実装力を組み合わせることで、マイナンバーカードを活用した住民サービス分野のトップランナーを目指します。

 

具体的には、行政が保有する住民情報に基づくカスタマイズ性の高いサービスを、利便性と安全性の両立という相反する要件を備えた形で提供することを当面の目標とし、将来的には民間を含めた幅広い分野への展開を狙います。

【参考】ポケットサイン株式会社　概要

会社名：ポケットサイン株式会社

所在地：東京都中央区日本橋室町三丁目4番4号 OVOL日本橋ビル7F

代表者：梅本 滉嗣

設立：2022年8月29日

資本金：6億円（資本準備金を含む）

事業内容：電子署名・認証サービスの企画、開発、販売

URL：https://pocketsign.co.jp/company

 

    

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