「三島駅南口東街区Ａ地区第一種市街地再開発事業」安全祈願祭を開催

人と情報が往来し、生き生きと暮らせる「スマートウェルネスフロント」の実現に向けて

ミサワホーム株式会社

2024年2月7日 10時00分

　三島駅南口東街区Ａ地区市街地再開発組合（理事長井上裕幸）は、静岡県JR三島駅前で推進する「三島駅南口東街区Ａ地区第一種市街地再開発事業」（以下、「本開発事業」）において、施行区域内の土地等の明渡しを経て、解体工事に着手するにあたり、本開発事業の安全祈願祭を2024年2月6日に執り行いました。当日は、市街地再開発組合理事長をはじめ、参加組合員、関係事業者、設計・施工業者、行政関係者総勢約120名が参列し、工事の安全を祈願しました。

　三島駅前再開発においては、1987年頃から事業検討が開始。大規模な地下水等環境影響調査や事業化に向けた検討が進められていましたが、バブル経済の崩壊や、東日本大震災の影響により事業が白紙になる等、困難な状況が続きました。そのような状況の中、三島市では、健康で幸せな人々が暮らす活気に満ち溢れた「“健幸”都市みしま」の実現に向けたアクションプランを進め、2012年には「三島駅周辺グランドデザイン」を策定。にぎわいのあるまちづくりを推進するため、駅周辺地区を三島市の新たな顔としての役割を果たす拠点（フロントゾーン）に位置付けました。

　2018年には、事業検討を進める三島駅南口東街区市街地再開発準備組合（以下、準備組合）が事業協力者の公募を実施。ミサワホーム株式会社（代表取締役社長執行役員作尾徹也）を代表企業とする「アスマチ三島プロジェクト共同企業体」が最優秀提案者として選定され、準備組合及び三島市と事業協力協定を締結しました。以降、事業の節目に応じて、三島市を通じて事業の進捗を内外に示すとともに、寄せられた市民の皆さまのご意見も踏まえ、事業関係者との協議を進め、2020年にまちづくりのルールや事業規模を定める都市計画が決定。2022年には、準備組合が静岡県知事より組合設立の認可を受け、市街地再開発組合（以下、組合）の設立と同時に、事業の推進に協力してきた当社、東レ建設株式会社、野村不動産株式会社、三菱地所レジデンス株式会社は、再開発による保留床取得を前提に、正式に参加組合員となりました。

　当事業が「“健幸”都市みしま」の新しいランドマークとして、医療のみならず、地域活動との連携や文化継承などを通して地域に根差し愛され、賑わいや交流を生む拠点となるように事業を推進する中、2023年12月15日に静岡県知事より権利変換計画の認可取得、土地等の明渡しを経て、このたび解体工事に着手することとなりました。今後は、2024年4月の新築工事着工、2028年の竣工に向け、静岡県、三島市、組合、行政、事業関係者等が協力し、事業を進めてまいります。

安全祈願祭概要

式典名：三島駅南口東街区Ａ地区第一種市街地再開発事業安全祈願祭

日　時：2024年2月6日（火） 10:00～11:00

場　所：静岡県三島市一番町地内三島駅南口

主催者：三島駅南口東街区Ａ地区市街地再開発組合

斎　主：三嶋大社

安全祈願祭の様子

グランドデザインにもとづく再開発事業のコンセプト

　本開発事業は、三島市が策定した三島駅周辺グランドデザインに沿った都市計画により、三島駅南口東街区に「広域健康医療拠点・スマートウェルネスフロント」を整備する計画としています。隣地で計画する事業用定期借地事業と一体的に、住宅や商業施設、オフィス、ホテルに加えて、医療・子育て支援施設等の導入を検討。スマートウェルネスシティのフロントエリアにふさわしい拠点の整備を通して、まちの賑わい創出と経済の活性化を図るとともに、まちの人々が心身ともに健康で、安心して生き生きと暮らすための機能を持たせ、「”健幸”都市」の実現に寄与します。

　本開発事業は、医療・予防・健康増進などヘルスケア領域での価値を提供する「身体的イキイキ」と年齢や性別、ライフステージを超えて多くの人に価値を提供する「精神的イキイキ」。そして静岡の東の玄関口・新幹線駅であり、地元の方だけでなく多くの方が集い、働くことで「みんなが行き交う」。本開発事業が提供する多くの価値を、馴染みのある静岡の方言（ことば）になぞらえてコンセプトを表す共通言語として皆さまに届けてまいります。