LONGi、2025年第1四半期のPV ModuleTech バンカビリティ格付けで21期連続AAA獲得

世界的な市場環境変化にも揺るがない製品力と経営基盤が評価

ロンジ

LONGi(ロンジ、LONGi Green Energy Technology Co., Ltd. 本社:中国・西安市)は、インフォーマ社(Informa PLC(インフォーマ・ピーエルシー)、本社:英国)が発表した「PV ModuleTechバンカビリティ格付け」の2025年第1四半期版において、最上位格付けのAAA(トリプル・エー)評価を21期連続で獲得しました。

格付けのイメージ:“PV ModuleTech Bankability Ratings Quarterly report, 2025年Q1版”より

厳しい市場環境の中でも最高評価を維持

「PV ModuleTechバンカビリティ格付け」は、太陽電池モジュール(太陽光パネル)メーカーを対象に、サプライチェーンの強靭性、生産能力、設備投資、研究開発、キャッシュフロー、出荷実績など、多角的な要素を総合的に評価したものです。

太陽光発電業界が、昨年から続く世界的な需給バランスの崩れにより厳しい状況にある中、LONGiは2020年第1四半期以降、21期連続で、同格付けの最高評価であるAAAを獲得しています。この実績は、他社の最長連続記録(9期)を大きく上回り、当社の市場での競争力と継続的な信頼性を示すものです。

強固な財務基盤と堅実な経営

LONGiは、市場変動に対する耐性を備えた財務体質を維持しています。2025年第1四半期末時点で、総資産、流動資産ともに業界上位4社の中でも際立っており、負債率(総負債÷総資産)は50%台に留まっています(他社は70%台)。

技術革新の最前線で世界記録を連発

LONGiは2つの主要技術分野で太陽電池セルの変換効率における世界記録を更新しました。

  • 結晶シリコン太陽電池セル(単接合型)では、ヘテロ接合バックコンタクト技術「HIBC」を採用し、変換効率27.81%を達成。これにより4年連続の世界記録更新となりました。

  • 結晶シリコンとペロブスカイトによるタンデム(多接合)型太陽電池セルでは、34.85%を達成し、こちらも3回目の世界記録更新となります。

これらにより、LONGiは両技術カテゴリでの世界記録を同時に保持する“二冠”を達成し、業界における技術的リーダーシップを再び証明しました。

BC技術の新製品が世界各地で順調に展開

次世代のバックコンタクト(BC)技術「HPBC 2.0」を搭載した新製品「Hi-MO X10」および「Hi-MO 9」は、世界各地で好調な受注実績を挙げています。

  • 2025年2月、中国・内モンゴルで進められている「太陽光発電と砂漠対策の統合プロジェクト(第1フェーズ)」において、500MW超のモジュール供給を受注。

  • 同年3月には、南アフリカで開催された国際展示会にて、複数のEPC企業との間で555MWのHi-MO X10供給契約を締結。製品の高出力性能や部分影対応機能などが高く評価されました。

  • さらに、4月、ギリシャでは226MWのHi-MO 9供給契約を締結。これは欧州で最大級のBC製品を採用した大規模発電所プロジェクトの一つとなっています。

2025年第1四半期末時点で、LONGiのBCモジュールの累計出荷量は30GWを超え、受注残も40GWを突破しました。

21期連続のAAA評価は、LONGiの製品性能、生産能力、経営の安定性、そして技術革新への継続的な取り組みが評価されてきた結果であり、今後も世界各地のパートナーとともに、より持続可能でスマートなエネルギー社会の実現に貢献してまいります。

 

PV ModuleTech バンカビリティ格付けについて:

この格付けは、Solar Media社(2024年よりインフォーマ社の傘下)のPV Tech分析チームが、5年間の研究成果として開発し、2019年10月に誕生した、太陽電池モジュール(太陽光発電パネル)メーカーの総合的なバンカビリティ(Bankability)を判定する手法です。バンカビリティは、「製造スコア」と「財務健全スコア」の2つで構成されており、製造スコアはさらに「供給能力」「生産能力」「技術」の3つのスコアで成り立っています。この評価は、実際の太陽光発電所プロジェクトの実績情報に基づいて意思決定を行おうとする投資家や利害関係者が、重要視していると考えられています。

なお、この手法については、2019年7月30日から8月8日にかけて、PV-TechのWebサイトで全6回にわたり解説されています。詳細は、2025年5月31日付の当社プレスリリースをご参照ください。

PV ModuleTechバンカビリティ格付けの判定手法の構成要素

LONGiグループ(LONGi Green Energy Technology Co., Ltd.)について:

2000年に中国・西安で設立されたLONGi(ロンジ)は、世界有数の太陽光発電テクノロジー企業として、「太陽エネルギーを利用してグリーンエネルギーの世界を創る」という使命と、「堅実で信頼される技術リーダーシップ」というブランドポジショニングのもと、技術革新に専念し、太陽電池用単結晶シリコンウェハ、単結晶太陽電池セル/モジュール、分散型太陽光発電ソリューション、大規模太陽光発電所ソリューション、水素製造装置ソリューションという5つの事業分野を展開しています。

2020年から2022年にかけては、太陽電池モジュールの出荷量において世界首位を獲得し、信頼性の高い製品と技術力、安定した供給体制により、世界の脱炭素社会の実現を支援しています。また、英国・インフォーマ社による「PV ModuleTechバンカビリティ格付け」において、最高ランクである「AAA」評価を継続的に獲得しており、技術力・生産能力・財務健全性の面でもグローバルで高い評価を得ています。 www.longi.com/en

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会社概要

LONGi Solar Technology株式会社

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URL
https://www.longi.com/jp/
業種
製造業
本社所在地
東京都港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービルディング南館 11階
電話番号
03-6459-0528
代表者名
南 洋
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2016年05月