コクヨ、NotionとClaudeを連携し「AI駆動開発」を推進

カスタムエージェントによるドキュメントレビューと、Notion MCPを活用した情報の参照・更新で業務の再設計へ

Notion Labs Japan合同会社

Notion Labs Japan合同会社(本社:東京都)は、コクヨ株式会社(本社:大阪府大阪市、社長:黒田 英邦、以下コクヨ)が、エンジニアを中心とした100人規模の組織に「Notion」および「Notion AI」を導入し、AIエージェントを活用した開発業務フローの構築を進めていることを発表します。コクヨのビジネスサプライ事業本部では、複数のツールやファイルサーバーに分散していた議事録、開発ドキュメント、タスク・課題・QAなどをNotionに集約し、情報基盤として活用を進めています。さらに、ドキュメントの品質チェックにカスタムエージェントを組み込み、業務プロセスを再設計してきました。ClaudeとNotion MCPを連携させ、AIがNotion上の情報を参照・更新する「AI駆動開発」も推進しています。

導入の背景:分散した情報を探すことが開発業務の負担に

コクヨのビジネスサプライ事業本部では、長期ビジョンの実現に向け、ITによる生産性向上と新規事業創出を加速させるため、開発の内製化に着手し、2024年7月にエンジニア組織を立ち上げました。

当時、組織内の情報共有には課題がありました。議事録や設計書、要件定義書などはクラウドサービスで管理する一方、独自のファイルサーバーも併用していました。

さらに、情報は表計算ソフトやプレゼンテーションソフトなど、さまざまな形式で保存され、フォーマットも統一されていませんでした。そのため検索性が低く、必要な情報を見つけるまでに時間がかかっていました。情報の所在が分からず、担当者を探して確認することもあり、情報を探す時間が生産性を下げる一因となっていました。

こうした課題を解決するため、ドキュメントを一元管理し、誰もが必要な情報に自力でたどり着ける環境の構築を検討しました。また、今後の組織拡大を見据え、エンジニアに限らず幅広いメンバーが利用でき、日々の業務を通じてナレッジが自然に蓄積される状態を目指しました。

採用の決め手:人もAIも扱いやすい情報基盤に情報を集約

Notionを採用した決め手の一つは、ITツールに詳しくないメンバーでも直感的に操作できることでした。ドキュメント管理ツールは、利用者が増えるほど組織のナレッジが蓄積されます。そのため、エンジニアに限らず幅広いメンバーが、無理なく利用できることが重要でした。特に、テーブル形式で情報を管理できることに加え、同じデータをカレンダーやカンバンなど、用途に応じたさまざまなビューで表示できるデータベース機能を評価しました。

ドキュメント、メモ、タスク、プロジェクト管理などを一つのプラットフォームに集約でき、複数の業務をNotion上で完結できる点も採用を後押ししました。機能アップデートの速さや、継続的に情報が発信されている点についても評価しています。

活用状況:AIが情報を参照・更新するAI駆動の開発プロセスへ

コクヨのビジネスサプライ事業本部におけるエンジニア組織では、2024年7月にNotionを導入しました。ミーティングでは、開始と同時にNotion上で議事録を共同作成しています。また、開発プロジェクトのタスク・課題・QAに加え、要件定義書や設計書など、日々のシステム開発業務で生まれる情報もNotion上で管理しています。

ドキュメントの品質チェックには、カスタムエージェントを使った簡易レビューを取り入れています。レビュー内容と結果をフィードバックデータベースに蓄積し、人間が再確認した内容を新たなナレッジとしてエージェントに反映しています。AIによるレビュー、人間による確認、結果の蓄積とナレッジへの反映のサイクルを繰り返すことで、次回以降のレビューと品質チェックを継続的に改善しています。

また、開発現場ではClaudeとNotion MCPを連携させ、Notion上の情報を参照・更新しています。従来は、人が複数のツールを行き来して情報を探し、転記・更新していました。現在は、AIが必要な情報の参照から更新までを支援し、Notion上の情報と業務が一連の流れでつながる「AI駆動開発」への移行を進めています。

今後の展望:人とAIが協働する「AI駆動型オフィス」へ

今後、コクヨのビジネスサプライ事業本部ではNotionを、情報を蓄積するだけではなく、業務を支えながらナレッジの品質を高めていく環境として活用する方針です。情報が不足している場合はAIが人に加筆を促し、情報が冗長になっている場合はAIが整理するなど、人とAIが協働してナレッジの品質を維持・向上させる仕組みを目指します。

さらに、Notion上で完結する作業については、AIが自律的に実行する環境も構想しています。Notionを単なるナレッジベースではなく、人とAIが共に働く「オフィス」と捉え、情報の蓄積、判断、実行、改善がシームレスにつながる業務フローの実現を目指します。

こうした取り組みを社内へ広げ、情報共有を起点に、コミュニケーションの強化、生産性の向上、迅速な意思決定へとつながるサイクルを定着させていく考えです。既存事業に加え、新規事業の創出も加速させることを目指します。

コクヨ株式会社
ビジネスサプライ事業本部 VPoE 小谷 侑哉氏のコメント

ITによる生産性向上とイノベーションを加速させるには、情報を一元化するだけでなく、蓄積した情報を人間だけでなくAIも活用しやすいように日々アップデートしていくことが重要だと考えています。
現在は、AIによるドキュメントレビューと人間によるフィードバックを組み合わせ、レビュー結果を次の品質改善につなげるフローを構築しています。また、開発現場ではAIがNotion上の情報を取得・更新するなど、AIを開発ライフサイクルの一部として活用しています。
今後は、Notionを人間とAIが共存して働く一つの「AI駆動型オフィス」として捉え、蓄積した情報を人間とAIがともに共働しながら作業を進める環境を目指します。こうした活用を社内に広げることで、迅速な意思決定とイノベーションのさらなる加速につなげていきます。

Notion Labs Japan合同会社
ゼネラルマネジャー 日本担当 青木 友のコメント

コクヨ様のエンジニア組織における取り組みは、Notionを情報の保管・共有に活用する段階から、AIエージェントを実際の業務フローに組み込み、業務そのものを継続的に改善する段階へと進めるものです。
エンジニア組織も、コーディングだけを行なっているわけではありません。人が集め、蓄積してきた洞察・知識、それらをまとめたドキュメントも、品質に大きく貢献します。コクヨ様のように、内製開発に舵を切る前から幅広い知見や経験を蓄積してきた企業ほど、その構造は複雑です。
その観点から、人間とAIが同じ情報を共有し、それぞれの役割を担いながら業務を進める環境は、AI時代における新しい働き方を示すものです。コクヨ様がNotionを人間とAIが共に働く「AI駆動型オフィス」として発展させ、事業創出のスピードを高めていく取り組みを、今後も支援してまいります。

コクヨ株式会社について
1905年創業のコクヨは、文具やオフィス家具などの製造・販売や空間デザイン、オフィス向け通販などを通じて、時代ごとのお客様の課題に向きあってきました。創業120周年を迎えた2025年には、コーポレートメッセージを「好奇心を人生に」に設定。「働く」「学ぶ」「暮らす」のドメインで文具や家具だけにとらわれない豊かな生き方を創造し、お客様の好奇心を刺激する企業となることを目指しています。
https://www.kokuyo.com/

Notionについて
Notionは、チームとAIエージェントが一緒に仕事を進めるためのワークスペースです。ナレッジ、プロジェクト、AIツールを一箇所にまとめることで、チームが必要な情報を見つけ、仕事を整理し、日々の業務をよりスムーズに進められるよう支援します。
 議事録からのアクションアイテムの整理、必要な情報の検索、タスク管理、プロジェクトの立ち上げ、受信トレイの整理など、さまざまな業務をAIエージェントがサポートします。チームの規模や働き方に合わせて柔軟にカスタマイズでき、個人から企業全体まで幅広く活用できます。
 URL:https://www.notion.com/ja

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会社概要

Notion Labs Japan合同会社

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URL
https://www.notion.so/ja-jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都
電話番号
-
代表者名
西 勝清
上場
未上場
資本金
-
設立
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