靴内部温度を最大8℃低減、独自開発の遮熱技術搭載 作業用安全靴「オールハトメ遮熱」 6月23日新発売
~死傷者数1,257人 過去最多の熱中症労働災害対策に~

安全靴や作業着等を販売するミドリ安全株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:松村 乾作)は、太陽光の近赤外線を効果的に反射し、靴内部の温度上昇を抑制する新開発の遮熱革「CBL」を採用した長編上安全靴「PRM230F オールハトメ遮熱」を、2025年6月23日より法人のお客様向けに発売開始いたしました。
本製品は、建設・土木・電力・鉄道など、屋外での過酷な作業環境に従事する方々の足元の快適性と安全性を追求した長編上安全靴です。なお、個人のお客様への販売は2026年夏頃を予定しております。
商品詳細: https://midori-fw.jp/pdinfo-prm_cbl/
社会的背景:深刻化する屋外労働環境の熱中症リスク
厚生労働省が発表した最新統計によると、令和6年における職場での熱中症による死傷者数は1,257人(前年比151人・約14%増)と過去最多を記録し、そのうち建設業での死亡者数は10人と全業種で最多となっています。また、過去5年間(2020-2024年)の建設業における熱中症死亡者数は54人に上り、全業種の死亡者134人の約40%を占めるという突出した状況が続いています。
太陽光を反射して、働く人の足元を守る
独自開発の遮熱技術「CBL」で-8℃を実現
このような深刻な労働災害の現状を受け、当社では外壁・道路用の遮熱塗料技術を応用した独自の遮熱革「CBL」を開発。革の表面に遮熱塗料にも使われる特殊素材を加工することで、太陽の熱エネルギーの約半分を占める近赤外線の反射率を高め、靴内部への太陽光による熱の侵入を大幅に抑制することに成功しました。
一般的な黒革安全靴との比較実験では、内部温度で最大8℃、靴の表面温度においては最大13℃の温度低減効果が確認できました。


2025年6月より職場の熱中症対策が義務化されます
2025年6月1日より労働安全衛生規則が改正され、WBGT(湿球黒球温度)28度または気温31度以上の作業場において、継続して1時間以上または1日当たり4時間を超えて行われる作業では、熱中症のおそれがある作業者を早期に発見するための体制整備、重篤化防止措置の手順作成、関係作業者への周知が義務付けられます。当社では、こうした社会的要請に応えるとともに、現場で働く方々の切実な声にお応えすべく本製品を開発いたしました。建設現場をはじめとする屋外作業現場での熱中症ゼロの実現に向けて、働く方々の安全と健康を足元から支えてまいります。
遮熱性能比較試験で最大8℃、表面温度では13℃の温度低減効果を確認
・対象:一般的な黒革を使用した長編上安全靴と、遮熱革「CBL」を使用した同型安全靴
・方法:両靴の甲部分内部に温度センサーを取り付け、さらに内部の熱が逃げないよう新聞紙を丸めて靴内に挿入
・条件:靴から約20cmの距離で100W白熱球を90分間照射し、靴内部および表面の温度変化を測定
・結果:遮熱革「CBL」使用靴では一般的な黒革靴に比べ、内部温度が最大8℃低く、靴の表面温度においても13℃の温度低減効果が確認されました。
太陽光に多く含まれる近赤外線と類似した波長を放つ白熱球を用いた試験により、遮熱素材「CBL」が近赤外線を効果的に反射し、太陽熱の靴内への侵入を抑える働きが確認されました。
Youtubeにて実験内容を公開しています:https://youtu.be/0EhZvyYLOpY?si=jIiJWyURdAXK21jG




職場における熱中症死傷者数は過去最多を記録、建設業で顕著に


職場における熱中症の死傷者数は2005年の統計調査開始以来、過去最多となる1,257名となり、また過去5年間(2020-2024年)の建設業における熱中症死亡者数は54人に上り、全業種の死亡者134人の約40%を占めるという突出した状況が続いています。
(出典:厚生労働省「「令和6年 職場における熱中症による死傷災害の発生状況(確定値)」)

製品仕様
製品名称 PRM230F オールハトメ遮熱
規格 JIS T8101 CⅠ/S/P1/F2
サイズ [22〜23]23.5〜28[29・30]cm(EEE)
※[]内のサイズは受注生産
素材 先芯:新ワイド樹脂
甲被:遮熱加工CBL(牛・クロム革)
中敷:プレミアムインソール(抗菌・防臭)
靴底:発泡ポリウレタン2層底
標準 高さ245mm(26cmの場合)
標準重量 約1,160g/足(26cmの場合)
標準価格 33,800円(税別)
発売日 2025年6月23日
URL https://midori-fw.jp/pdinfo-prm_cbl/
製品の主な特長
1.革新的な遮熱性能で足元をサポート
新開発の遮熱革「CBL」により、靴内部温度を最大8℃低減。外壁用遮熱塗料技術を応用し、太陽光の近赤外線を効果的に反射することで、炎天下での長時間作業でも快適な足元環境を実現します。
2.最高レベルの耐滑性能&つまずき防止設計
JIS規格 耐滑性能F2に合格した最高レベルの耐滑性により、濡れた路面や油で滑りやすい現場でも確実なグリップ力を発揮。また、つま先を高めに設計したことで、段差や配管などでの引っかかりによるつまずきを軽減し、転倒事故のリスクを低減します。
3. 足への負担を軽減する高いクッション性
靴底には発泡ポリウレタン2層構造を採用。着地時の衝撃を効果的に吸収し、コンクリートやアスファルトの上での長時間の立ち作業や歩行でも疲れにくい快適な履き心地を実現しています。
4. 長時間作業に配慮した快適設計
・新ワイド樹脂先芯:ゆったり設計で圧迫感を軽減
・履き口クッション:足首周りのあたりを柔らかくし、靴ずれを防止
・サイドファスナー:編み上げタイプでも脱ぎ履きがスムーズ
・プレミアムインソール(抗菌・防臭):一日中衛生的で快適な環境を維持




【通販サイトURL】※PRM230F オールハトメ遮熱の一般販売は2026年夏頃を予定しています
■ミドリ安全.com https://midori-anzen.com/
プレスリリースに掲載されている内容、製品価格、仕様、サービス、お問い合わせ先、その他の情報等は発表時点の情報となります。その後予告なく変更となる場合がございますので、ご了承ください。
販売状況など最新の情報は、ミドリ安全.com( https://midori-anzen.com/ )でご確認ください。
2025年は法人のお客様のみの販売となります。
個人のお客様への販売は2026年夏頃を予定しております。
【商品ご購入等に関するお問い合わせ先】
【法人のお客様】
ミドリ安全株式会社フットウエア営業部
問い合わせフォーム https://forms.midori-anzen.co.jp/contact/fw
【個人のお客様】
ミドリ安全.comコールセンター
問い合わせフォーム https://midori-anzen.com/support
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