Park×Art 日比谷からはじまる新たな公園のかたち「Playground Becomes Dark Slowly」大巻伸嗣、永山祐子、細井美裕3名のアーティストによるアート体験
―2024年4月27日(土)から5月12日(日)まで日比谷公園「花と光のムーブメント」開催!―
東京都は、四季を通じた花と光の演出によって公園の新しい楽しみ方をお届けする「花と光のムーブメント」を実施しています。今回新たに、花と光に「アート」を掛け合わせ、「Playground Becomes Dark Slowly」と題したアートインスタレーションを開催いたします。大巻伸嗣氏、永山祐子氏、細井美裕氏ら3名のアーティストによる企画や展示を通して、アート体験をお楽しみください。
(公式URL:https://www.tokyo-park.or.jp/special/2024art_hibiyapark/)
本イベントは、キュレーターを山峰潤也氏が務め、「公園という都市の隙間の中で変化していく日の光を感じながら、自然への想像力を駆り立てること」をコンセプトに大巻伸嗣氏、永山祐子氏、細井美裕氏ら3名のアーティストによるアート体験を提供します。日中は永山祐子氏の「はなのハンモック」を中心としたプレイグラウンド、夜は光を放つ大巻伸嗣氏の「Gravity and Grace」、細井美裕氏がサウンドスケープの視点から日比谷公園の音を収集し、再構築した「余白史」など、一日を通して公園での新たなアート体験をお楽しみください。
大巻伸嗣氏による「Gravity and Grace」(会場:草地広場)
永山祐子氏による「はなのハンモック」(会場:第一花壇)
細井美裕氏による「余白史」(サウンドインスタレーション)(園内各所)
公園が受け入れてきた日常の断片を音で再構築。
細井美裕氏が日比谷公園のリサーチを通じて制作した音声作品を公開。
永山祐子氏による「はなの灯籠」(会場:心字池)
週末には永山祐子氏による「はなの灯籠」に参加できるワークショップイベントを開催。
【「はなの灯籠」ワークショップ】
開催日時:4月27日(土)、5月4日(土・祝)、5月11日(土) 9時~22時
場所:心字池周辺
光の粒を携えた花一輪を来場者の方々の手で水辺に浮かべていただくワークショップです。日中は池の中に色とりどりの花が浮かび、日が暮れると、光の粒が花を一輪ずつ照らし出し、池の中に「花と光の群像」を作り出します。公園を吹き抜ける自然の風にゆらめき、周りの自然と溶け合いながら、ここにしかない風景を生み出します。好みの花を選び池の中に自ら浮かべてみてください。
※ワークショップ開催日の9時から心字池横の東屋にて、キットをお配りします。キットは数に限りがございます。各日準備数が無くなり次第配布終了となりますので、何卒ご了承ください。
■会 場
■マーケットイベント
イベント会期中の土・日・祝には、キッチンカーを出店し、軽飲食の販売を実施します。アートを鑑賞しながら食をお楽しみください。
【キッチンカー出店日時(予定)】9時~22時
4月27日(土)~29日(月・祝)、5月3日(金・祝)~5月6日(月・祝)、5月11日(土)、12日(日)
■ART-CONCEPT
遊んでいるといつの間にか日は暮れ
そこには伸びる影があり、そして夜の光に魅せられる
幼少期から少しずつ大人になっていく時の原風景
公園は、子どもの頃はみんなで集まる遊び場だったけれど
大人になれば自然を感じる都市のすきま
自然と都市の間にある空間の暮れなずむ時の中
プレイグラウンドには自然のざわめきがあらわれてくる
公園という都市の隙間で
移ろいゆく日の光を感じながら
人の営みと自然への想像力を駆り立てる
■出展アーティスト(五十音順、敬称略)
大巻伸嗣
「存在」とは何かをテーマに制作活動を展開する。
環境や他者といった外界と、記憶や意識などの内界、その境界である身体の関係性を探り、三者の間で揺れ動く、曖昧で捉えどころのない「存在」に迫るための身体的時空間の創出を試みる。近年の主な個展に、「Interface of Being 真空のゆらぎ」(国立新美術館/東京,2023)、「地平線のゆくえ」(弘前レンガ倉庫美術館/青森,2023)、「The Depth of Light」(A4 美術館/成都, 2023)、「存在のざわめき」(関渡美術館/台北,2020)など。あいちトリエンナーレ、アジアンパシフィックトリエンナーレ、横浜トリエンナーレなどの国際展にも多数参加。近年は、「Rain」(愛知県芸術劇場,2023)、横浜ダンスコレクション2019「Futuristic Space」(横浜赤レンガ倉庫)などパフォーマンス作品も展開。東京ガーデンプレイス紀尾井町、Ijlst(オランダ)、Morpheus hotel at City of Dreams(マカオ)、高松港などパブリックアートも世界各地で手がけている。
永山祐子
1975年東京生まれ。1998年昭和女子大学生活美学科卒業。1998年青木淳建築計画事務所勤務。2002年永山祐子建築設計設立。主な仕事に、「LOUIS VUITTON 京都大丸店」「豊島横尾館」「ドバイ国際博覧会日本館」「JINS PARK」「膜屋根のいえ」「東急歌舞伎町タワー」など。主な受賞歴に、JIA新人賞(2014)、World Architecture Festival 2022 Highly Commended(2022)、iFDesign Award 2023 Winner(2023)など。現在、2025年大阪・関西万博にて、パナソニックグループパビリオン「ノモの国」と「ウーマンズパビリオン in collaboration with Cartier」(2025)、東京駅前常盤橋プロジェクト「TOKYO TORCH」などの計画が進行中。
http://www.yukonagayama.co.jp/
細井美裕
1993年生まれ。マルチチャンネル音響をもちいたサウンドインスタレーションや、屋外インスタレーション、舞台作品、また、音を土地や人の記憶媒体として扱いサウンドスケープを再構築するなど、音が空間の認識をどう変容させるかに焦点を当てた作品制作を行う。
長野県立美術館、愛知県芸術劇場、NTT インターコミュニケーション・センター [ICC]、山口情報芸術センター[YCAM]、国際音響学会、羽田空港などで作品を発表している。
■PARK-STATEMENT
都立公園は、首都東京の緑の骨格を形成するとともに、ふれあいの場、環境保全や防災、美しい景観など、多様な機能を持つ都市の資産であり、一人ひとりのみなさまにとってのかけがえのない財産です。成長と成熟が両立した都市・東京の実現に向け、東京都は、都立公園全体の機能や価値を向上させるべく、さまざまな取組を行っています。2040年の都立公園のあるべき姿として、豊かな緑を育み次世代に繋ぎ、国内外の人を惹きつける魅力を生み出す、一人ひとりのウェルビーイングに貢献する公園をめざしています。
公園で過ごす時間、公園がもたらす空気、公園を利用するすべての方に、公園の新しい価値を提案、共有したいという想いから、都立公園の一部では、四季を通じた花と光の演出を行ってきました。今回、日比谷公園では、新たに「Art」の要素を加えたインスタレーションを提案いたします。
日比谷公園の歴史を振り返ると、1903年の開園以来、常に新しいものを取り入れ、「新しい文化に触れる場所」「文化の発信拠点」として存在してきました。日本初の近代的洋風公園として、3つの「洋」(洋食・洋楽・洋花)を取り入れた公園としても有名です。現在、都では、東京のシンボル的な公園としてさまざまな先導的な取組を行ってきた日比谷公園において、2033年の開園130周年に向け、「バリアフリー日比谷公園プロジェクト」で段階的に整備を進めています。
私たちは、新たな時代に向けての整備過程においても、新しい価値を発信し続けながら、公園を利用するすべての方々と「想い」を共有していきたいと考えています。時代に合わせて進化していく公園。今回は花と光にアートを加えて、公園の新しい楽しみ方を提案いたします。五感を使って堪能できるアートはアクセシブルで、すべてを包み込む包摂性があります。楽しみ方のかたちは人それぞれ。公園という空間にアートのエッセンスを加えることで、「一人ひとりに価値のある場所」として新しい公園のかたちをみなさまに堪能していただきたいと思います。
【「Playground Becomes Dark Slowly」開催概要】
会期:2024年4月27日(土)~5月12日(日)
会場:日比谷公園(千代田区日比谷公園)
時間:9:00~22:00
入場:無料・予約不要
公式サイト:https://www.tokyo-park.or.jp/special/2024art_hibiyapark/
※気象災害等により、イベントや一部サービスを中止・休止・変更することがあります。
※ご来園前に「Playground Becomes Dark Slowly」特設サイト・公園協会X(旧Twitter)にて最新情報をご確認ください。
主催:東京都(花と光のムーブメント)
企画:山峰潤也
制作・運営:エイベックス・クリエイター・エージェンシー株式会社、株式会社ライツアパートメント
協力:公益財団法人東京都公園協会
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