「うす緑」より「深緑」、『SFDR』が基準のESG投資
三井住友DSアセットマネジメント株式会社(代表取締役社長 兼 CEO:猿田隆)は、経済イベントや市場動向に関するマーケットレポートを日々発行しております。このたび、マーケットレポート「「うす緑」より「深緑」、『SFDR』が基準のESG投資」を2021年6月14日に発行いたしましたので、お知らせいたします。
<今日のキーワード>
「環境」「社会貢献」「企業統治」といった観点を重視して銘柄選別を行う、そんなESG投資への資金流入が止まりません。SDGsへの関心の高まりや関連ビジネスの世界的な拡大もあり、ESGを看板に掲げるファンドの数は増加の一途です。そんなESGファンドを選ぶ際に参考にしたいのが、サステナブルファイナンス開示規則『SFDR』です。ESG投資で世界をリードする、欧州発の情報開示規則『SFDR』を分かりやすく解説します。
【ポイント1】『SFDR』って何ですか?
■『SFDR』は今年3月から適用が開始された、欧州連合のサステナブルファイナンス開示規則(Sustainable Finance Disclosure Regulation)の略称です。
■欧州の運用会社などは『SFDR』の定める基準にそって、自社のファンドがどれだけサステナビリティ(社会や環境の持続可能性)に配慮しているのか、つまり「どれだけグリーンなのか」を公表することが求められるようになりました。
■『SFDR』では、ファンドのサステナビリティ特性を3段階で評価します。最も評価が高いファンドは『SFDR』の条文の番号にちなみ「9条ファンド」と呼ばれ、次いで「8条ファンド」、「6条ファンド」と続きます。
【ポイント2】拡大が続くESG投資
■SDGsへの関心の高まりや関連ビジネスの世界的な拡大を背景に、ESG投資への資金流入が止まりません。米国の調査会社EPFRグローバルによれば、ESG関連株式ファンド(投資信託)への資金流入は、2018年からの累計(6月2日時点)で約4,010億ドルにまで達しています。
【今後の展開】「うす緑」より「深緑」に注目
■今後『SFDR』が浸透していくにつれ、ESGファンドの間でも選別が進んでいくことになりそうです。ESGファンドへの投資にあたっては、そのファンドがサステナビリティ特性で評価の高い「深緑」の9条ファンドなのか、それとも「うす緑」の8条や6条のファンドなのか、まずは確認したいものです。
■昨今のESG投資の盛り上がりを見て、これに便乗したESGとは無関係の運用商品も散見されるようになってきています。いわゆる「グリーンウォッシング」と呼ばれる行為で、最近問題視されるようになってきました。こうした「グリーンウォッシング」への牽制としても、『SFDR』によるファンド分類が役立つものと期待されています。
重要な注意事項
・当資料は、情報提供を目的として、三井住友DSアセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
・当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、当社は責任を負いません。
・当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
・当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
・当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
・当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。
・当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。
【三井住友DSアセットマネジメント株式会社について】
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、
一般社団法人第二種金融商品取引業協会
「環境」「社会貢献」「企業統治」といった観点を重視して銘柄選別を行う、そんなESG投資への資金流入が止まりません。SDGsへの関心の高まりや関連ビジネスの世界的な拡大もあり、ESGを看板に掲げるファンドの数は増加の一途です。そんなESGファンドを選ぶ際に参考にしたいのが、サステナブルファイナンス開示規則『SFDR』です。ESG投資で世界をリードする、欧州発の情報開示規則『SFDR』を分かりやすく解説します。
【ポイント1】『SFDR』って何ですか?
■『SFDR』は今年3月から適用が開始された、欧州連合のサステナブルファイナンス開示規則(Sustainable Finance Disclosure Regulation)の略称です。
■欧州の運用会社などは『SFDR』の定める基準にそって、自社のファンドがどれだけサステナビリティ(社会や環境の持続可能性)に配慮しているのか、つまり「どれだけグリーンなのか」を公表することが求められるようになりました。
■『SFDR』では、ファンドのサステナビリティ特性を3段階で評価します。最も評価が高いファンドは『SFDR』の条文の番号にちなみ「9条ファンド」と呼ばれ、次いで「8条ファンド」、「6条ファンド」と続きます。
【ポイント2】拡大が続くESG投資
■SDGsへの関心の高まりや関連ビジネスの世界的な拡大を背景に、ESG投資への資金流入が止まりません。米国の調査会社EPFRグローバルによれば、ESG関連株式ファンド(投資信託)への資金流入は、2018年からの累計(6月2日時点)で約4,010億ドルにまで達しています。
【今後の展開】「うす緑」より「深緑」に注目
■今後『SFDR』が浸透していくにつれ、ESGファンドの間でも選別が進んでいくことになりそうです。ESGファンドへの投資にあたっては、そのファンドがサステナビリティ特性で評価の高い「深緑」の9条ファンドなのか、それとも「うす緑」の8条や6条のファンドなのか、まずは確認したいものです。
■昨今のESG投資の盛り上がりを見て、これに便乗したESGとは無関係の運用商品も散見されるようになってきています。いわゆる「グリーンウォッシング」と呼ばれる行為で、最近問題視されるようになってきました。こうした「グリーンウォッシング」への牽制としても、『SFDR』によるファンド分類が役立つものと期待されています。
重要な注意事項
・当資料は、情報提供を目的として、三井住友DSアセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
・当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、当社は責任を負いません。
・当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
・当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
・当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
・当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。
・当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。
【三井住友DSアセットマネジメント株式会社について】
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