NYKバルク・プロジェクトがカナダと日本・韓国間の脱炭素輸送コンソーシアムに参加
日本郵船グループのNYKバルク・プロジェクト株式会社(以下「NBP」)は、カナダと日本・韓国間のサプライチェーンの脱炭素化を目指して4月2日(日本時間3日)に設立された非営利コンソーシアムNorth Pacific Green Corridor Consortium(ノース・パシフィック・グリーン・コリドー・コンソーシアム、以下「NPGC」)に、中心的な役割を担う「コアメンバー」として参加しました。
NPGCはカナダと日本・韓国間を「回廊」とみなし、2050年までに農産物・金属精鉱・製鉄用石炭などの貨物輸送の脱炭素化を目指す多国籍・多業種のコンソーシアムです。カナダの資源メジャーTeck Resources Limited(テック・リソーシズ社)が発起人となり、以下の9社が参加して発足しました。
コアメンバー
Teck Resources Limited(カナダ、資源)
Canadian National Railway(カナダ、鉄道)
Trigon Pacific Terminals(カナダ、港湾)
Mitsubishi Canada Limited(日本、商社)
Oldendorff Carriers(ドイツ、海運)
NYKバルク・プロジェクト株式会社(日本、海運)
アドバイザリーメンバー
Prince Rupert Port Authority(カナダ、港湾)
Vancouver Fraser Port Authority(カナダ、港湾)
三菱重工業株式会社(日本、重工業)
NPGCはサプライチェーンの脱炭素化に必要なプロジェクト推進やインフラ整備に向け、まず次世代燃料の生産・貯蔵・バンカリングや、次世代燃料船などで使用する低炭素推進機関の検討を進めます。また、さらなる調査の実施と知識の共有、提言活動、新たなメンバーの勧誘などに取り組みます。NBPはアンモニア燃料船やメタノール燃料船などの次世代燃料船による海上輸送脱炭素化への貢献を目指します。
NYKバルク・プロジェクト株式会社 営業第一グループ グループ長 浅見龍彦コメント:
「カナダと日本・韓国間の脱炭素輸送の実現を目指すNPGCに参加できることを嬉しく思います。日本郵船グループは2050年までにネット・ゼロ・エミッションの達成を目指しており、NPGCの目標と合致しています。今後も安全でクリーンな輸送を通じ、お客様やパートナーとともに世界の脱炭素化と持続可能な社会の実現に向けて邁進します」
前列左から1人目: NYKバルク・プロジェクト株式会社 営業第一グループ グループ長 浅見龍彦
前列左から3人目: テック・リソーシズ社 Senior Vice President and Chief Commercial Officer, Ian Anderson
<各社概要>
NYKバルク・プロジェクト株式会社
本社: 東京都千代田区
代表者: 代表取締役社長 須田雅志
ウェブサイト: https://nbpc.co.jp
日本郵船株式会社
本社: 東京都千代田区
代表者: 代表取締役社長 曽我貴也
ウェブサイト: https://www.nyk.com/
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