SkyDrive、韓国の航空機リース会社・Solyuと「空飛ぶクルマ」の最大50機のプレオーダーを合意
■ 本提携の背景と今後の取り組み
SkyDriveは現在、軽量で電動、3人乗りの空飛ぶクルマ「SKYDRIVE」の開発に取り組んでいます。2022年4月には、型式証明審査の適用基準を国土交通省と合意し(※2)、型式証明取得を目指して開発を推進しています。
韓国ソウルに拠点を置くSolyuは、VMIC Aviation社等の航空機事業や、航空機リース、金融業界での数十年の経験があるメンバーが経営する、最新技術のeVTOL、eCTOL(※3)、eSTOL(※4)といったゼロエミッション航空機のリース会社です。
韓国では首都圏での深刻な交通渋滞という問題に直面していて、韓国政府は時間と社会的費用を70%削減できると期待して、韓国都市型航空交通(Korean Urban Air Traffic:K-UAM)ロードマップを策定しています。また、政府は官民共同実証プロジェクト「K-UAMグランドチャレンジ」の計画も推進しています。(※5)
Solyuは、韓国都市型航空交通を推進するために、電動でゼロエミッションである「空飛ぶクルマ」の活用を推進する事が重要と考え、本プレオーダーに合意することとなりました。
今後、SkyDriveとSolyuは、韓国における空飛ぶクルマの実装に向けて、政府や運航オペレーター、バーティポート(離発着場)や給電インフラなど、実現にあたり必要なあらゆるステークホルダーと共に協力して進めて参ります。
■各コメント
Solyu Company, Ltd. 社長 Andrew Claerbout
eVTOL市場は、世界の排気ガスを減らし、移動の利便性を向上します。SkyDrive社と世界三大デザイン賞の1つである「iFデザインアワード2023」を受賞した空飛ぶクルマ「SD-05」と連携し、世界市場開発を実現できて光栄です。
Solyu Company, Ltd. HP:https://solyu.com/
株式会社SkyDrive 代表取締役CEO 福澤 知浩
ベトナム、アメリカに続き、韓国でも、Solyu社から最大50機のプレオーダーを合意いたしました。リース会社からのプレオーダーは国内外でも初めてとなり、これまで航空機リース業界での経験豊富なメンバーが経営される、Solyu社と進められるのは大変ありがたいです。韓国での「空飛ぶクルマ」の実装を実現し、韓国の航空分野における二酸化炭素削減の目標達成できるよう、Solyu社と協力して韓国市場を切り開いていきたいと思います。
■空飛ぶクルマ「SKYDRIVE」の概要
「SKYDRIVE」は、「電動」「垂直離着陸」といった特徴を備えたコンパクトな航空機です。3人乗り(乗客2名とパイロット1名)で、パイロットが操縦しますが、コンピュータ制御のアシストにより、飛行を安定させています。当社は、将来的に「空飛ぶクルマ」が、自動車のように日常的に空の移動手段として使われる世界を目指して、開発を進めてまいります。
※1 空飛ぶクルマとは:電動化、自動化といった航空技術や垂直離着陸などの運航形態によって実現される、利用しやすく持続可能な次世代の空の移動手段です。諸外国では、Advanced Air Mobility(AAM)や Urban Air Mobility(UAM)と呼ばれています。
引用元:国土交通省(令和5年3月付) https://www.mlit.go.jp/common/001598463.pdf
※2 当社関連プレスリリース https://skydrive2020.com/archives/13709
※3 eCTOL(electric conventional takeoff and landing):電動で普通の滑走路で離発着する固定翼機
※4 eSTOL(electric short takeoff and landing):電動で短距離の滑走路で離発着できる航空機
※5 K-UAMグランドチャレンジ http://en.kuam-gc.kr/
≪株式会社SkyDrive 概要≫
設立:2018年7月
代表者:代表取締役CEO 福澤知浩
所在地:豊田本社:愛知県豊田市挙母町2-1-1
豊田開発センター:愛知県豊田市西中山町山ノ田20-2
豊田テストフィールド:愛知県豊田市足助地区
名古屋オフィス:名古屋市中村区名駅3-28-12 大名古屋ビルヂング11F
東京オフィス:東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー7F SPACES品川内
大阪オフィス:大阪府大阪市北区梅田1-3-1-800 大阪駅前第一ビル8F
アメリカオフィス:500 Carteret Street, Suite D, Beaufort, SC 29902
事業内容:「100年に一度のモビリティ革命を牽引する」をミッションに、「日常の移動に空を活用する」未来を実現するべく、2018年7月に設立、豊田市を主拠点に「空飛ぶクルマ」及び「物流ドローン」を開発しています。「空飛ぶクルマ」の開発においては、国内で唯一、有人飛行試験を実現し、官民協議会の構成員として制度設計にも関与しております。「空飛ぶクルマ」は、現在3人乗りの機体を開発中、2025年に大阪・関西万博での運航開始を目指しております。30kgの荷物を運搬可能な「物流ドローン」は、山間部を中心とした作業現場で活用いただいています。
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