Cloudbase Sensor、Windows Serverのインターネット露出を自動判定可能に
実際の到達性をもとに、脆弱性対応の優先順位付けをより効 率化
Cloudbase株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:岩佐晃也)は、同社が提供する国産CNAPP(CSPM、SBOM、脆弱性管理)「Cloudbase」において、Windows版 Cloudbase Sensorによるインターネット露出の自動判定機能を提供開始したことをお知らせいたします。
これにより、Cloudbase Sensorを導入したWindows Serverがインターネットから実際に到達可能な状態にあるかを自動で判定し、その結果を脆弱性対応の優先順位付けに活用できるようになりました。
開発背景
企業が管理するサーバーやソフトウェアから多数の脆弱性が検出される中、限られた運用リソースですべての脆弱性に一律に対応することは容易ではありません。そのため、脆弱性そのものの深刻度だけでなく、実際の悪用可能性や外部からの到達性などを踏まえ、対応すべき脆弱性を適切に見極めることが重要です。
なかでも、インターネットから実際に到達可能なサーバーは外部から攻撃を受ける可能性が高まるため、インターネットへの露出状況は脆弱性対応の優先順位を判断するうえで重要な情報のひとつです。
Cloudbaseではこれまで、AWSやAzureなどのクラウド環境において、セキュリティグループやファイアウォールなどのネットワーク設定を分析し、インターネットへの露出状況を判定してきました。
一方、オンプレミスやプライベートクラウド環境では、ネットワーク構成やセキュリティ機器などが環境ごとに異なるため、クラウド環境と同じ方法で露出状況を判断することが難しいケースがあります。Cloudbase Sensorでは、こうした環境においてホスト自身が実際の通信状況を観測することでインターネット露出を判定する仕組みを提供しており、これまでLinux版 Sensorで対応していました。
Windows Serverについてもインターネット露出を把握したいというお客様からのご要望も踏まえ、今回新たにWindows版 Sensorでも同様の仕組みに対応しました。
アップデート内容
今回のアップデートにより、Cloudbase SensorをインストールしたWindows Serverが、インターネットから実際に到達可能な状態にあるかを自動で判定できるようになりました。
Windows版 Sensorがホストの通信状況を観測し、待ち受けているTCPポートにインターネット上の異なる送信元IPアドレスから一定数の接続が確認された場合に、インターネットへ露出していると判定します。
クラウドやネットワーク機器の設定情報だけに依存せず、ホストに「実際に通信が届いているか」をもとに判定することで、オンプレミスやプライベートクラウドなど、ネットワーク構成が異なる環境においてもインターネットへの露出状況を把握できます。
判定結果はCloudbase上の資産情報に「インターネット露出」として表示されます。また、インターネット露出の情報は、CloudbaseにおけるSSVCを活用した脆弱性の優先度判定にも反映されます。
これにより、脆弱性が存在するかどうかだけでなく、その資産が実際にインターネットから到達可能な状態にあるかを踏まえて、対応の優先順位を判断できます。
SSVCとは
SSVC (Stakeholder-Specific Vulnerability Categorization) は、米カーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所によって提案された脆弱性の対応優先度を判定するフレームワークです。
CVSSベーススコアのような脆弱性そのものの評価ではなく、実際の悪用状況・攻撃のしやすさ・検出されたリソースの公開状況や重要度といった様々な要素を元に脆弱性の対応優先度を判定することができます。

期待される効果
今回のアップデートにより、Windows Serverを利用するオンプレミス・プライベートクラウド環境においても、各ホストがインターネットから実際に到達可能な状態にあるかをCloudbase上で把握できるようになります。
さらに、インターネット露出の情報をSSVCによる脆弱性の優先度判定に反映することで、検出された脆弱性すべてに一律に対応するのではなく、外部からの到達性などを踏まえて、優先的に対応すべき脆弱性を判断しやすくなります。
Cloudbaseでは、パブリッククラウドに加えて、Cloudbase Sensorを活用することでオンプレミスやプライベートクラウドの資産・脆弱性情報も横断的に管理できます。今回Windows版 Sensorのインターネット露出判定に対応したことで、ハイブリッドなIT環境においても、資産が置かれている環境を問わずリスクを把握し、限られた運用リソースで優先度の高い脆弱性から対応を進めやすくなります。

各社の商標帰属表示についてはこちらをご参照ください。
Cloudbase株式会社について
エンジニアとしてのバックグラウンドを持つ代表岩佐が2019年に創業したスタートアップ企業です。AWS・Microsoft Azure・Google Cloud・Oracle Cloudといったマルチクラウド環境におけるリスクを統合的に監視・管理できるセキュリティプラットフォーム「Cloudbase」を提供しています。クラウドのみならずオンプレミス環境も含め、企業のインフラ資産全体を横断的に可視化し、セキュリティリスクの継続的な管理を支援しています。また、生成AIへの情報漏えいを防ぎ、安全なAI活用を支えるAIガバナンスプラットフォーム「Cloudbase AI」も提供しています。
会社概要
社名:Cloudbase株式会社
代表取締役CEO:岩佐晃也
事業内容:「Cloudbase」および「Cloudbase AI」の開発・提供
本社所在地:東京都港区三田3-2-8 THE PORTAL MITA 2F
設立: 2019年11月
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