Swarovski Crystal Business2024年業績について

Swarovskiの事業再生が本格化し、ブランドの魅力の向上、魅力的な商品コレクション、没入感のあるリテール体験を背景に、堅調なオーガニック成長と大幅なEBITおよびキャッシュフローの改善を達成

Swarovski社 CEO アレクシ・ナザール

ファミリービジネスで展開しているSwarovski Crystal Businessは、2025年3月20日、2024年12月31日を期末とする2024年度の業績を発表しました。

Swarovski社は、前年同期比+6%の堅調なオーガニック成長(*1)を達成し、売上高は19億600万ユーロに達しました。厳しい市場環境の中で、前年同期比+8%の堅調なLFL(*2)成長を記録し、特に第4四半期は+11%のオーガニック成長を達成しました。EBITDAは二桁成長を遂げ、5年ぶりに営業利益が完全に黒字化しました。

この成果は、LUXignite戦略の有効性と、アイコニックなブランドのヘリテージと現代の文化的関連性を融合させたPop Luxuryのポジショニングを通じた変革の成功を改めて証明するものです。

CEOアレクシ・ナザールのコメント

「この力強く持続的な成果は、LUXignite戦略の有効性と、Swarovskiが卓越した実行力を有することを改めて証明しました。困難で不安定な環境下での達成は、世界中のSwarovskiの従業員やパートナーの献身的な努力、そして取締役会や株主の支援の賜物です。2025年には依然として事業環境の不安定さが続くと予想されますが、130周年を迎える今年も、卓越したクリエイティビティ、戦略的投資、そして財務規律を軸に、戦略の確実な実行に注力してまいります。」

2024年の継続的な成長

  • ジュエリー事業はオーガニック成長+9%を達成し、市場平均の3倍以上の成長率を記録。

  • すべての地域で成長を達成。欧州は前年同期比+11%、米州は+10%、中国の低迷にもかかわらずアジアは+3%のLFL成長。

  • 戦略市場である米国および本拠地オーストリアで過去最高の売上を記録。

  •  主要市場トップ10のうち8市場でシェアを拡大。

  • ラボラトリー・グロウン・ダイヤモンドを使用したSwarovski Created Diamondsの売上が前年の2倍以上に。

  • 店舗の収益性が前年同期比+7%向上。

利益およびキャッシュフローの継続的な改善

2024年は、売上の増加に伴う費用効率の向上とコスト管理の徹底により、営業利益が完全に黒字化しました。EBITDAは前年同期比+14%増加し、キャッシュフローの大幅な改善と財務レバレッジ比率の改善が実現しました。

すべての顧客接点で体現する“Joyful Extravagance”

2024年、Swarovskiは卓越したサヴォアフェールを世界に示す一連の特別なイベントを開催し、文化的アイコンとしての地位をさらに確立しました。ウィーン・オペラ舞踏会での華やかなプレゼンスを皮切りに、ニューヨークのMet Galaではクリエイティブディレクターであるジョバンナ・エンゲルバートがSwarovskiのクチュール作品を発表しました。

さらに、ミラノとソウルで開催されたMasters of Light展や、ミラノのドゥオモ広場にオープンしたフラッグシップストアが話題を集めました。また、SwarovskiはCotyと新たなライセンス契約を締結し、今後Swarovskiの高級フレグランスラインを発売することを発表しました。

商品面では、Swarovski Created Diamondsを使用した「Eternity Collection」のグローバル展開により、ブランドのクラフツマンシップと革新性、持続可能性への取り組みを強調しました。また、グローバルなポップアイコンであるアリアナ・グランデと共同制作した「Swarovski x Ariana Grande Capsule Collection」は、SwarovskiのPop Luxuryのポジショニングを象徴するコレクションとなりました。

これらの活動を通じて、Swarovskiのブランド魅力とラグジュアリーの象徴としての地位はさらなる高みへと到達し、顧客層の若返りも継続的に進んでいます。

2025年に向けて

2025年、Swarovskiは「130 Years of Joy」をテーマに130周年を迎えます。この節目は、長年にわたりSwarovskiを形作ってきた価値を称えると同時に、現在のブランドアイデンティティを再確認する絶好の機会となります。

同時に、2025年の事業戦略では、引き続き利益ある成長の追求、ブランド価値の向上、卓越した顧客体験の提供に注力し、財務規律を堅持してまいります。

*1 オーガニック成長: 為替変動および買収・売却を除いた成長率
*2 LFL(Like-for-like)成長: 既存店ベースでの成長率

Swarovskiについて

1895年から続く光の魔術師

Swarovskiは、非の打ちどころのない品質とクラフツマンシップで、手に取る人に喜びをもたらし、それぞれの個性を讃える美しい製品を生み出しています。

1895年にオーストリアで設立されたSwarovskiは、世界最高級のクリスタルやSwarovski Created Diamonds、ジルコニア、ジュエリー、アクセサリー、ホームデコレーション、自動車用のクリスタル・デコレーションのデザイン、製造、販売を行っています。Swarovskiクリスタル・ビジネスは世界 140 以上の国と地域で展開し、2,300 のSwarovski ストアと厳選されたマルチブランド・パートナー、そして18,600 人の従業員を擁しています。Swarovskiクリスタル・ビジネスは、姉妹会社であるSwarovski Optik(光学機器)、Tyrolit(研磨剤)とともにSwarovskiグループを形成しています。人々と地球との責任ある関係に寄与することは、Swarovskiが継承してきた伝統です。今日、このレガシーはバリューチェーン全体にわたるサステナビリティ施策に根ざした循環型イノベーションに重点を置き、多様性、インクルージョン、自己表現を支持しています。Swarovski財団の慈善活動においては、環境と社会にプラスの影響をもたらす慈善団体を支援しています。

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ビジネスカテゴリ
ジュエリー・アクセサリー
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会社概要

URL
http://www.swarovski.com
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都千代田区麹町1丁目12-1 住友不動産ふくおか半蔵門ビル4F
電話番号
0120-10-8700
代表者名
鈴木 正規
上場
未上場
資本金
1億円
設立
1973年07月