ダイキン工業株式会社、クラウドソフト「スペースリー」を活用し「2024年度空調講習会」のVR教材を提供開始
満足度9割超!まるで現場にいるような体験をVRで実現
■ 背景
ダイキン工業では、販売店様の技術力向上をサポートするため、営業・技術・工事・サービスを学ぶ「空調講習会」を提供してきました。近年、人手不足やコロナ禍で現場に一緒に行く機会が少なくなり、以前のように「現場で先輩の背中を見て学ぶ」技術伝承が難しくなってきたという課題がありました。
研修所で実機に触れる集合研修もラインナップとしてありますが、営業・技術系の研修ではお客様の現場を再現するのも難しいという課題もありました。
それらを解決するため、VRで実際の現場環境に近いものを作る事が有効な手段と考え、導入が決定されました。
■ 導入の概要
ダイキン工業が提供する「空調講習会」(https://www.daikin-training.com/)では、ダイキン製品の販売店向けに空調の知識・技能、ノウハウを修得支援する研修を提供しています。今回、営業・設計担当者向けの「e-Learning 現場調査の基礎」「e-Learning IAQ応用」「アプライド空調基礎講座」の3講座にてVR教材が導入されました。
「e-Learning 現場調査の基礎」「e-Learning IAQ応用」は、2024年度から新規で開設したe-Learning講座で、従来の教材学習に加えて、画面を360度見渡しながら部屋全体のポイントやつながりを確認できるVR教材を取り入れました。
ダイキン工業では、お客様に「快適な空気」を提供するため、空調機器の知識だけではなく、現場や空間全体の知識を身に着けることが大切だと考えられています。例えば「e-Learning IAQ応用」の講座では、厨房で「ここに換気扇があるのでこの場所に空調機器を入れた方が、快適な空気を提供できる」というような説明ができるよう、現場を疑似体験できるVR教材が提供されています。
「アプライド空調基礎講座」は、2024年度にリニューアルされた集合研修型の講座です。
アプライド(ビル等の屋上に設置されていて各部屋にダクトで繋がっている大型空調機)は、屋上で実物を見ての研修が難しいという課題があり、従来研修ではイラストや写真の資料で研修を行っていました。2024年度の講座ではスペースリーのVRを活用し、研修所の集合研修の中でも立体的に室外機が確認できて、大きさなどもわかりやすい教材を提供できるようになりました。
■ 研修生からの評価
本講座を受講した研修生のアンケート結果では、良いと評価した社員が約9割。「すごく感動した」「現場に行っているような感覚があった」「非常に分かりやすい」「もっと活用して、VR講座が増えたらいい」というような感想がありました。お客様先や屋上に行ったことがない研修生でも実際にいるような感覚で、「現場でどのように利用されているのかが見える点」、「事前下見のような感覚で頭に入ってきやすい点」が高評価のポイントでした。
■ 今後の展開
今後もよりわかりやすく、短時間で効果的に知識を得てもらう「空調講習会」を目指し、営業・技術研修を中心に、現場体験ができるVRコンテンツを拡充していきます。他にも、VRの特性やスペースリーの「簡単に制作できる」メリットを活かし、海外展開、据付作業のVR動画化、安全教育でも効果的に活用できるところがないか、模索中という段階です。 当社もダイキン工業とともに、VRを活用した研修コンテンツの更なる活用拡大を進めて参ります。
また、本取り組みにおいては、当社の活用事例紹介ページにも詳細インタビュー記事を掲載しております。
https://info.spacely.co.jp/case/daikin_vr/
■ ダイキン工業株式会社について
社名 :ダイキン工業株式会社(DAIKIN INDUSTRIES, LTD.)
代表者:取締役社長 兼 CEO 十河 政則
資本金:850億円
創業:1924年10月
所在地[本社]:大阪市北区梅田1-13-1 大阪梅田ツインタワーズ・サウス
事業内容:空調・冷凍機、化学、油機、特機、電子システム
▼2024年度空調講習会紹介:https://www.daikin-training.com/
■ 株式会社スペースリーについて
空間データ活用プラットフォーム「スペースリー」は、2016年11月の開始以来、不動産・ハウスメーカーの営業活動や製造業の研修分野のDX推進のために7,200以上の利用事業者にサービス提供されています。リーズナブルな価格、直感的な操作で、ウェブブラウザで再生可能な高品質のパノラマVRコンテンツを制作・編集・管理、活用までが一括してできるクラウドソフトです。
スペースリーは、業界初の遠隔地でも簡単にVR空間の案内ができる遠隔接客機能や、パノラマVR写真へ家具を自動配置する機能を含むAI空間設計シミュレータ機能をいち早く実現する高い技術力を特徴としています。また、株式会社スペースリーは360°空間データや視線データの活用のためのAI x VRの研究開発を推進するためのSpacely Labを設立・運営しています。
社名 :株式会社スペースリー
代表者:代表取締役 森田 博和
資本金:7.6億円(資本準備金含む)
設立年:2013年8月
所在地:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-6-2 第2矢木ビル3F
▼サービスサイト:https://spacely.co.jp
▼研修VRサービス紹介:https://lp.spacely.co.jp/training_vr
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