ユネスコ世界遺産チャタルホユック遺跡の情報を展示・解説「チャタルホユック・インフォメーション・ビジターセンター」が2023年11月21日(火)オープン
11月21日(火)、最も重要な世界最古の集落のひとつであるコンヤのチャタルホユック遺跡に、チャタルホユック・ビジターセンターが新しくオープンしました。コンヤ広域市、メヴラーナ開発庁、トルコ文化観光省が支援するこの共同プロジェクトは、チャタルホユックの遺産を持続可能な形で保護し、共有するというトルコのコミットメントを象徴するものです。オープン初日のレセプションには、メフメット・ヌリ・エルソイ文化観光大臣など関係者が参列しました。
最新のチャタルホユック・インフォメーション・ビジターセンターは、保全を重視したゾーニング計画に基づく特別プロジェクト地域内にあり、敷地面積は28,500m²にもおよびます。ユネスコ世界遺産に登録された豊かな遺産について包括的な見識を提供し、世界からの観光客にその理解を広めることを目的としています。遺跡のプロモーションを強化し、コンヤの観光を活性化することが期待されており、チャタルホユック遺跡の考古学的な驚きと文化的関連性に満ちた世界へと誘う代表的な施設となっています。
センター内は4,500m²の屋内展示スペースを擁しており、チャタルホユックとその周辺、発掘現場、新石器時代の生と死のテーマについて総合的に理解することができるよう工夫されています。最先端の展示、タッチ機能を備えたディスプレイ、魅力的なマルチメディア・インスタレーションにより、歴史的・考古学的興味を満たすようデザインされており、歴史ファンや興味関心を持つ人々に、時間を超えた没入型の体験を提供します。またセンターはトルコ国内で最も大きな木造公共建築物で、屋根以外はすべて木造で建てられており、展示スペースのほか、オフィス、ギフトショップ、多目的ホール、展望塔、カフェテリアなどが併設されています。
チャタルホユック遺跡は、遺物、泥レンガ造りの家屋、神殿とされるものから、初期の入植者の生活、信仰、社会の発展についてなど、9000年以上前の社会を垣間見ることができます。チャタルホユックの重要性は、その古さと文化的・社会的構造の驚くべき保存状態にあり、人類社会の進化、社会組織、文化的慣習について貴重な洞察を与えてくれます。この集落の先進的な設計*は、都市計画と持続可能な生活に対する高度な理解を示しており、学術的にも歴史的にも重要な場所となっています。
*家屋が壁を共有し、密集して建築されており、屋根の開口部から出入りする設計。
トルコについて
地中海沿岸に位置し有名なボスポラス海峡が隔てるアジアとヨーロッパを結ぶトルコは、何世紀にもわたり文化的な交流と多様性の拠点と考えられてきました。多様な文明が反映された歴史、遺跡、自然や美食を有し、多目的なデスティネーションです。伝統とモダンが融合した芸術やファッションをはじめ、ダイナミックなショッピングやエンターテインメントライフによって世界中から訪れる人々を魅了し続けています。2022年には全世界から約5,140万人の訪問者を迎え、世界第3位の観光市場となっています。2023年はトルコ共和国として建国100周年の年です。
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トルコ観光広報・開発庁(TGA)は、国内外の観光市場においてのトルコのブランディングを確立させ、観光やビジネスにとって魅力的な渡航地としての認知を高めるため、文化観光省が定めた観光戦略や政策に基づき、あらゆるプロモーション、マーケティング、コミュニケーション活動を行っています。世界各地の現在の観光機会を促進・販売するとともに、観光の潜在的分野を発見・改善・確立していきます。
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