東京都×SPACECOOL 新たな脱炭素実現への取り組みを開始 “宇宙に熱を逃がす”放射冷却素材で都営バス空調エネルギー消費削減の実証へ
SPACECOOL株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:末光 真大、以下「当社」)は、東京都との新たな脱炭素実現に向けた取り組みとして、当社が開発・販売する宇宙に熱を逃がす放射冷却素材「SPACECOOL」を都営バスおよびバス停留所に採用し、環境改善効果を測定する実証試験を開始することをお知らせします。
当社はこれまで、大阪府「カーボンニュートラル技術開発・実証事業」への採択による技術開発や、東京都交通局の都営バス品川自動車営業所で建物の空調エネルギー削減を目的にした実証試験を行うなど、カーボンニュートラル実現に向けて行政との様々な協同事業を行ってまいりました。
この度、東京都が募集する「スタートアップによる事業提案制度」において、当社の技術が「脱炭素社会の実現」というテーマに資する技術と評価されたことで、放射冷却素材「SPACECOOL」(以下「本素材」)によるエネルギー効率改善に向けた実証試験を新たに行うに至りました。東京都交通局が指定する都営バス2両の天面に本素材を貼付することで車内温度を抑制し、空調エネルギー消費の削減量を測定するほか、バス停留所上屋屋根に貼付することで待合時の暑熱環境を改善できるかを検証します。
今後も当社は、行政を含む様々なパートナー・販売店との協同の取り組みを通じて、放射冷却素材「SPACECOOL」によるカーボンニュートラル実現を推進してまいります。
■東京都「スタートアップによる事業提案制度」について
https://www.startupandglobalfinancialcity.metro.tokyo.lg.jp/startup/initiatives/post-53
■東京都交通局品川自動車営業所での実証試験について
https://spacecool.jp/news/20240501/
放射冷却素材「SPACECOOL」について
本素材は、直射日光下において、太陽光と大気からの熱をブロックし熱吸収を抑えるだけではなく、放射冷却の原理により宇宙に熱を逃がすことで、ゼロエネルギーで外気温よりも温度低下することを可能にした新素材(*1)です。
(*1):独自の光学制御技術を用いて、太陽光の入熱を抑え、熱ふく射(*2)による放熱を大きくした材料設計により実現
(*2):熱せられた物体の熱が電磁波(光)として運ばれる現象のこと
※「SPACECOOL」は登録商標です。
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