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株式会社NEXER
会社概要

【生乳の大量廃棄危機】知っていた方の2割が、牛乳の消費「増えた」

日本トレンドリサーチ・牛乳の消費に関する調査

日本トレンドリサーチ

日本トレンドリサーチ(運営会社:株式会社NEXER)は、「牛乳の消費に関するアンケート」を実施し、結果をサイト内にて公開したので紹介します。


■年末年始に話題になった生乳の大量廃棄危機問題 牛乳の消費は増えましたか?
昨年末から年明けにかけて、牛乳や乳製品の原料となる生乳が大量に廃棄されるかもしれないという話題がありました。
新型コロナによる業務用需要の減少や、学校が冬休みに入り給食での需要がなくなることが影響し、業界団体は生乳約5000トンの廃棄が危惧されると発表しました。

岸田首相も「年末年始は牛乳をいつもより多く飲んで」と異例の訴えをしました。
ネットやテレビで牛乳を使ったレシピが紹介されたり、コンビニでホットミルクが半額になるなどの企業努力もあり、年明けには業界団体や農水相が大量廃棄を回避したと発表しました。

最近では、北海道の農業高校を舞台にした漫画「銀の匙 Silver Spoon」とコラボした牛乳が期間限定で販売されました。
パッケージに「銀の匙 Silver Spoon」のキャラクターが描かれた牛乳は、北海道の乳業メーカーが牛乳の消費拡大につなげたいと、作者の荒川弘さんに依頼し実現したそうです。

今回は、全国の男女計1,000名を対象に「牛乳の消費に関するアンケート」を実施しました。

※本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。
・引用元が「日本トレンドリサーチによる調査」である旨の記載
・「日本トレンドリサーチ」の該当記事(https://trend-research.jp/12435/)へのリンク設置
・株式会社NEXER(https://www.nexer.co.jp)へのリンク設置

「牛乳の消費に関するアンケート」調査概要
調査期間:2022年1月31日~2月2日
質問内容:
質問1:年末年始の牛乳の廃棄問題について知っていましたか?
質問2:牛乳の廃棄問題はどのようにして知りましたか?[複数回答可]
質問3:具体的にどのように知りましたか?
質問4:年末年始にあなた自身の牛乳の消費量は増えましたか?
質問5:回答の理由を教えてください。
質問6:どのようにして消費を増やしましたか?
集計対象人数:1,000名(30代以下~70代以上 各年代200名)
調査対象者:男女

※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

■76.8%が牛乳の廃棄問題「知っていた」
まず最初に、年末年始の牛乳の廃棄問題について知っていたか聞きました。
(本記事では、廃棄の危機があったことやそれに伴う問題について、便宜上「廃棄問題」と表記します)

76.8%の方が「知っていた」と回答しました。

年代別に集計するとこのようになりました。

30代以下では「知っていた」と回答した方は65.0%でしたが、年代が上がるにつれ「知っていた」と回答した方の割合が多くなり、70代以上では9割近くの方が「知っていた」と回答しました。

■牛乳の廃棄問題「テレビで知った」が8割以上
牛乳の廃棄問題について「知っている」と回答した768名の方に、どのように知ったのか聞きました。

83.9%の方が「テレビ」で知ったと回答しました。

「その他」と回答した方に具体的にどのように知ったのか聞いたところ、家族や友人から聞いたという方が多いようです。

年代別に集計するとこのようになりました。

年代が上がると「テレビ」「新聞」を選択する方が増えています。
70代以上では39.7%の方が「新聞」を選びましたが、30代以下で「新聞」を選んだ方は7.7%でした。
一方で、年代が下がると「SNS」を選ぶ方の割合は増えています。
「インターネット」は40~50代の割合が高く、「ラジオ」は50代の割合が高いようです。

■年末年始の牛乳消費「変わらない」が77.5%
実際に年末年始の牛乳の消費量に変化があったか聞きました。

77.5%の方が「変わらない」と回答しました。

牛乳の大量廃棄問題を知っていたかどうかで、消費に対する意識に変化はあったのでしょうか。
この回答を質問1の回答別に集計すると、以下のようになりました。

牛乳の大量廃棄問題を「知らなかった」方の場合、牛乳の消費量が「増えた」と回答した方は3.4%でしたが、「知っていた」方では21.9%の方が牛乳の消費量が「増えた」と回答しました。

それぞれの回答の理由を聞いてみました。

「増えた」回答理由
  • 捨てるのはもったいないから。(30代・男性)
  • 少しでも多く消費しようとした。微々たるものですが協力したかった。(50代・女性)
  • 牛乳がたくさん廃棄されるのは悲しいと思ったから。(20代・女性)
  • 畜産農家を支持したい。(70代・男性)
  • 捨ててしまうのはもったいないし、生産者のことも考えて消費した。(40代・女性)
  • 酪農家、乳製品を扱う業界を応援したかったから。(60代・男性)
  • 少しでも協力できれば良いかと思って。(60代・女性)
  • 国民一人一人が牛乳の消費を増やすことで、大量廃棄される量を少しでも減らせるのではと考えたから。(50代・男性)
  • 牛乳を少し安めに買えるチャンスだと思ったので。(40代・男性)
  • 体に良いから。(30代・男性)

「変わらない」回答理由
  • もともと飲まない。(60代・男性)
  • 別に牛乳が好きではないから。(10代・男性)
  • 牛乳は苦手で普段から買わないから。(60代・女性)
  • 無理して飲む気はない。(70代・男性)
  • 消費したいとは思ったが、飲みすぎはおなかを壊すので。(30代・男性)
  • 普段から牛乳をよく消費してるので、さらに増やすことは難しい。(30代・女性)
  • 酪農家を応援したいが、二人暮らしで消費できる量には限りがある。(70代・女性)
  • 飲めない量を買っても、うちで捨てることになるので、普段通りの消費を続けた。(40代・女性)
  • テレビで、無駄にならないという報道もあったから。(40代・男性)
  • 普通の値段でスーパーに並んでいるし、危機感がない。(50代・女性)
  • 飲む習慣がないしニュースを知らなかった。(20代・女性)
  • その場で大量消費しなくても、保存のきくもの、例えばチーズとかバターに加工すればいいのにと素人考えで思ったから。(50代・男性)

「減った」回答理由
  • 豆乳派になったので。(50代・男性)
  • ヨーグルトや乳酸菌飲料で代用することが増えたから。(60代・男性)
  • 寒くて牛乳を飲みたいという意欲が減った。(20代・女性)
  • おせち料理等を食べていたので、牛乳は食事に合わなかったから。(60代・女性)
  • コーヒーを飲む回数が減ったから。(70代・男性)
  • パンを食べなかったから。(40代・女性)
  • 脂質が多く身体によくないと聞いたから。(30代・男性)
  • 収入が減少したので節約で。(40代・男性)

ちなみに、牛乳の大量廃棄について「知らなかった」が牛乳の消費量が「増えた」と回答した方の理由では、次のようなものがありました。

「牛乳の大量廃棄について知らなかったが牛乳の消費量が増えた」回答理由
  • 子や孫が年末年始に来たので。(70代・男性)
  • 息子が帰省していたから。お兄ちゃんにつられて妹もガバガバ飲んでいた。(40代・女性)
  • 実家に帰省した時、親が牛乳が好きで大量に買ったから。(40代・男性)
  • 自宅にいる頻度が増えたから。(30代・女性)
  • シチューをすることが冬になって増えたから(30代・女性)
  • お菓子を作ったから(60代・女性)

牛乳の消費量が「増えた」と回答した176名の方に、どのようにして消費を増やしたのか聞きました。
回答の一部を紹介します。

「どのように牛乳の消費を増やしましたか」回答
  • 積極的にスープやシチューなど料理に使用した。(30代・女性)
  • シチューやグラタンの料理に使ったり、ホットミルクで飲んだりした。(50代・女性)
  • 牛乳風呂やグラタンとかに利用した。(40代・男性)
  • コーヒーに入れる量を少し増やしたり、カルボナーラなど牛乳を使う料理を作った。(60代・女性)
  • お菓子作りに使ったり鍋に使う。(20代・女性)
  • ヨーグルトなどに活用したりシチューなどに多く利用した。(60代・男性)
  • 牛乳を使用するメニュー(レシピ)をWEBで検索して、レパートリーを増やした。(70代・女性)
  • カスタードクリームを作ったり、シリアルを食べたり、ゼリーを作ったりした。(40代・女性)
  • コーヒーを飲む代わりに牛乳を飲んだ。(70代・男性)
  • 朝だけでなく、昼の食事でも飲んだ。(50代・男性)
  • コンビニでホットミルクを買った。(20代・男性)
  • おやつとしてホットミルクにチョコレートを溶かしたものを飲んだ。(20代・女性)
  • 牛乳で割る飲み物の種類を増やした。(30代・男性)

■まとめ
牛乳の大量廃棄問題について、76.8%の方が「知っていた」と回答しました。
年代が上がるほど「知っていた」と回答した方の割合が高くなりました。

大量廃棄問題を知った方法について、8割以上の方が「テレビ」を選びました。
年代が上がるほど「新聞」の割合が高くなり、70代以上では4割の方が「新聞」を選びました。

年末年始の牛乳の消費量については、大量廃棄問題を「知っていた」方のほうが消費量が「増えた」方の割合が高くなりました。
消費量が「増えた」理由として「廃棄がもったいない」「生産者に協力したい」といった回答が多く挙がりました。
「減った」と回答した方からは「いつも飲まない」「牛乳が嫌い」「すでに飲んでいるので、これ以上は増やせない」といった理由が挙がりました。

かつてバター不足が起きたことを受けて、日本では数年かけて生乳の生産量を増やしてきました。
生乳の生産量は春にピークを迎え、夏は暑さによる牛のストレスで減少します。
冬から春にかけて余った生乳はバターなどの加工品にされますが、この年末は加工品にするための工場でも受け入れられない量となったため、大量廃棄問題が危惧されました。

春休みや新型コロナによる休校で、給食での需要が減る可能性もまだまだあります。
個人の意識や企業努力に頼るだけではなく、政府の消費拡大へ向けた今後の取り組みが期待されます。

本プレスリリースの内容は、弊社運営サイト「日本トレンドリサーチ」にて公開しております。
https://trend-research.jp/12435/

<記事等でのご利用にあたって>
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・引用元が「日本トレンドリサーチによる調査」である旨の記載
・「日本トレンドリサーチ」の該当記事(https://trend-research.jp/12435/)へのリンク設置
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Tel:03-6890-4757
URL:https://www.nexer.co.jp

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