ベストセラー『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』がついに10冠達成。有力書店30社が選ぶ「書店新風賞」を受賞!
12月9日、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(ブレイディみかこ・著/新潮社)が「第55回 書店新風賞」に選ばれた。この賞は、斬新な出版活動によって出版界に新風を吹き込み、書店の売り場活性化に貢献した出版物と刊行者を毎年1回顕彰するもの。東京都区内を除く全国各地方を代表する有力書店30社の全従業員が推薦権を持ち、現場のスタッフが肌で感じた実感から投票を行う。過去の受賞作には『日本沈没』『窓際のトットちゃん』『サラダ記念日』『大往生』『ソフィーの世界』『五体不満足』『バカの壁』『1Q84』『火花』『こども六法』などベストセラーが並ぶ。贈賞式は2021年1月6日に行われる予定。
書店新風賞を受賞した本書はこれまでに、「Yahoo!ニュース|本屋大賞2019 ノンフィクション本大賞」、「毎日出版文化賞 特別賞」、「八重洲本大賞」、「キノベス2020」、「ブクログ大賞(エッセイ・ノンフィクション部門)」、「読者が選ぶビジネス書グランプリ2020(リベラルアーツ部門)」「We Love Books 中高生におすすめする司書のイチオシ本2019年版」、「第13回神奈川学校図書館員大賞(KO本大賞)」、「埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本2019」の9賞を受賞。書店員、学校司書、子育て世代、大学生、小説好きなどから、幅広い支持を得てきたが、今回の受賞で10冠を達成、累計発行部数58万部のベストセラーとなっただけでなく、刊行から1年半が経過してなお増刷を重ねるなど、異例のロングセラーとなっている。
・『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』
優等生の「ぼく」が通う元・底辺中学は、毎日が事件の連続。人種差別丸出しの美少年、ジェンダーに悩むサッカー小僧。時には貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり。世界の縮図のような日常を、思春期真っ只中の息子とパンクな母ちゃんの著者は、ともに考え悩み乗り越えていく。
・「書店新風賞」
https://www.shinpukai.jp/contents/
書店新風賞は、毎年1回、時代の思想・潮流を先覚し、斬新な出版活動によって出版界に新風を吹き込み、書店の売り場活性化に貢献した出版物と刊行者を顕彰するために設けられた書店発のユニークな賞。昭和43年以来、『日本沈没』『窓際のトットちゃん』『サラダ記念日』『大往生』『ソフィーの世界』『五体不満足』『バカの壁』『1Q84』『火花』『こども六法』などが受賞している。選考にあたる書店新風会は、東京都区内を除く全国各地方を代表する有力書店が結集した半世紀の歴史をもつ書店ネットワーク。
・『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』特設ページ
https://www.shinchosha.co.jp/ywbg/
・ブレイディみかこ
保育士・ライター・コラムニスト。1965年福岡市生まれ。県立修猷館高校卒。音楽好きが高じてアルバイトと渡英を繰り返し、1996年から英国ブライトン在住。ロンドンの日系企業で数年間勤務したのち英国で保育士資格を取得、「最底辺保育所」で働きながらライター活動を開始。2017年に新潮ドキュメント賞を受賞し、大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞候補となった『子どもたちの階級闘争――ブロークン・ブリテンの無料託児所から』(みすず書房)をはじめ、著書多数。
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