エナリス「令和8年度デマンドサイドマネジメント表彰」受賞リンナイと取り組むハイブリッド給湯器を活用した熱源のDR実用化に向けた成果が評価

株式会社エナリス

株式会社エナリス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木吾朗、以下「エナリス」)は、リンナイ株式会社(本社:愛知県名古屋市、社長:内藤弘康、以下、リンナイ)と共同で取り組んできた「DR活用に資するハイブリッド給湯器およびDR制御システム開発」が6月1日、「令和8年度デマンドサイドマネジメント表彰(主催:一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センター)」において「一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センター理事長賞」を受賞したことをお知らせいたします。

授賞式にて                                               ©ENERES

「デマンドサイドマネジメント表彰」とは 

「デマンドサイドマネジメント表彰」は、再生可能エネルギー(以下、再エネ)主力電源化が進む中で課題とされている「電気の需要の最適化」に特化し、経済産業省資源エネルギー庁指導の下、一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センターが主催する表彰制度です。ヒートポンプや蓄熱システムを活用し、電気需要最適化・省エネルギーに資する先進的な機器や取り組み等を表彰しています。

 受賞プロジェクト「DR活用に資するハイブリッド給湯器およびDR制御システム開発」推進の背景

政府の「第7次エネルギー基本計画」では、2040年度に再エネ比率が4~5割と見通されていますが、この達成には、天候によって変動する再エネの出力を補完する「調整力」が不可欠です。こうした中、家庭や中小企業に設置された太陽光発電や蓄電池、エコキュートなどの機器を、通信ネットワークを介して外部から遠隔操作し、デマンドレスポンス(DR)に対応できる状態にしておく技術基準「DRready」への取り組みが、経済産業省を中心に進められています。 エナリスとリンナイは、2024年度に実証プロジェクトをスタートし、多数のハイブリッド給湯器を用いたDR制御システムによる「DRready」実現に向けた開発を協力して進めてきました。給湯熱源は家庭用熱源の約4割を占めますが、本来の使用目的との両立や、安定した給湯能力の維持が難しいことから、これまでDRには活用されていませんでした。そこで、ガスと電気のそれぞれの長所を活かした加熱運転を行うという「ハイブリッド給湯器」の特徴に注目し、給湯熱源の上げ/下げDRへの活用を目指したのが本開発です。

開発概要

本開発は、家庭用蓄電池を含めた多数のハイブリッド給湯器による群制御ロジックを実装することで、需要家側機器の遠隔制御による上げ/下げDRの実現、需給バランス維持に資する電気需要最適化の実現を目指し、以下の内容で実施しました。

各社の役割

リンナイ:高度な通信機能を備え、社会に広く普及可能な「ハイブリッド給湯器」の製品開発

エナリス:分散型エネルギーリソース(DER)を統合し、電力市場へ供出するための「DR制御シス テム(DERMS)」の開発・運用

主な開発成果

アグリゲーション機能の拡張: 既に開発済の家庭用蓄電池向けの低圧アグリゲーション機能をベース 

 に、ハイブリッド給湯器へ対象を拡張した制御基盤を確立

相互接続性の確保:太陽光発電の出力に合わせた自動運転(PV活用モード)や、遠隔制御での沸き上

 げを実現

高度な群制御: ハイブリッド給湯器に群管理機能を搭載し、需給調整市場等での「下げDR(需要抑

 制)」および「上げDR(需要創出)」の双方の対応を実現

受賞のポイントと今後の展望

今回の受賞にあたっては、本開発によるハイブリッド給湯器の遠隔制御の標準化(DRready)と商用レベルの制御システムの確立が、給湯熱源のDR活用の道を切り拓き、電気需要の最適化に大きく寄与するものとして評価されました。

エナリスとリンナイは、本受賞を糧に、ハイブリッド給湯器の上げ/下げDRへの活用の早期実用化を目指し、さらなる開発に継続して取り組んでまいります。

エナリスは、これまでの知見を活かしてアグリゲーション技術の開発に取り組み、低圧リソースの活用を推進することにより、持続可能な脱炭素社会の実現に貢献してまいります。

【株式会社エナリス 会社概要 www.eneres.co.jp

auエネルギーホールディングス株式会社の子会社、電源開発株式会社(J-POWER)の関連会社。2004年創業以来培ってきた需給管理のノウハウを基盤に、エネルギーの効率的な利用を支える各種サービスを提供。2016年より経済産業省のVPP実証事業に取り組み、2019年にはIoTによって分散型電源を一括制御する独自のVPPシステム基盤(DERMS)を開発し、2021年には「VPPプラットフォームサービス」の提供を開始。2018年からDRサービスとして電源Ⅰ´(調整力公募)に取り組み、2021年にはDRサービスに節電還元サービスを追加。2022年4月、特定卸供給事業者(アグリゲーター)第1号に認定。現在はアグリゲーターとして容量市場、需給調整市場への供出を行う。2023年9月に、2030年度までに事業活動におけるGHG排出量実質ゼロを目指すカーボンニュートラルを宣言。

【リンナイ株式会社会社概要 https://rinnai.jp/top

愛知県名古屋市に本社を置く総合熱エネルギー機器メーカー。1920年の創業以来、給湯機器をはじめとする熱エネルギー機器の開発・製造・販売を通じて、人々の暮らしに快適さと省エネルギー性能を提供。ガスと電気を組み合わせたハイブリッド給湯器「ECO ONE(エコワン)」などの高効率機器の普及を推進している。近年はカーボンニュートラルの実現に向け、再生可能エネルギーの有効活用やデマンドレスポンスへの対応など、エネルギーマネジメント分野にも取り組みを拡大。IoT技術を活用した遠隔制御やサービスの高度化を通じて、持続可能な社会の実現に貢献している。

リンナイリリース:2026年6月4日「ハイブリッド給湯器がデマンドサイドマネジメント表彰2部門で受賞」   https://www.rinnai.co.jp/releases/2026/0604/

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

株式会社エナリス

9フォロワー

RSS
URL
-
業種
電気・ガス業
本社所在地
東京都千代田区神田駿河台2-5-1 御茶ノ水ファーストビル 14F
電話番号
-
代表者名
鈴木吾朗
上場
未上場
資本金
-
設立
-