AI 画像解析装置を導入した踏切監視システムの運用を開始し、踏切道の保安度向上を図ります
詳細は下記のとおりです。
1. 目 的
踏切は線路と道路が交差する場所であり、人や自動車が列車と接触する恐れがあることから、「鉄道に
おける弱点箇所」と言われています。全国では年間200件程度の踏切事故が発生し、死傷者数も
100人を超えているほか、その都度列車の運休や遅延を伴うため、その社会的な影響は大きいもの
といえます。
このような状況に対して、交通に関わる事業者が互いに協力し、AI画像解析を活用した事故を未然に
防ぐシステムの構築を 目指し、踏切の安全性を向上するための仕組みを導入します。
AI画像解析装置により物体を検知している様子(イメージ)
2. 運用開始日 11月10日(金)初列車から
3. 場 所 名古屋鉄道 瀬戸線 新瀬戸2号踏切(愛知県瀬戸市西追分町)
※今後、順次拡大を予定(2023年度内の稼働予定数:10踏切 )
4. 内 容
現行の踏切内における異常を検知する装置が、「踏切内に物体が存在しているか」を検知しているのに
対して、新しい踏切監視システムでは、踏切内だけでなく、踏切の周囲も含めてカメラの映像に映って
いる人や自動車等がどのように動いているかを検出・解析するAI画像解析技術を用い、異常検知の精度
を高めます。
当システムが危険と判断した際には、連動した表示装置により列車の乗務員に対し踏切の異常を知ら
せる信号を表示することで、従来では困難であった事故の予兆を検知し、事故発生を防止するシステム
として運用します。
AI画像解析装置を導入した踏切監視システム(イメージ)
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