リアルテックファンド、世界最高の太陽熱吸収体を開発するベンチャーのナノフロンティアテクノロジーへの出資を実施

UntroD Capital Japan

 リアルテックホールディングス株式会社(所在地:東京都墨田区、代表:丸幸弘、永田 暁彦)が運営するリアルテックファンド*は、世界一の光吸収率を誇る太陽熱発電所の塗料を開発するベンチャーである、ナノフロンティアテクノロジー株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:津田薫、以下「NFT」)へ投資を実施したことをお知らせ致します。NFTは今回の調達資金をもとに、太陽熱発電所との連携による事業開発を進め、太陽熱発電の普及による世界の脱炭素化を目指します。


■企業概要

 NFTは「超微粒化技術を次の社会へ」というミッションのもと、ナノ材料のパフォーマンスを最大限に引き出す超微粒化技術を用いた塗料を開発するベンチャーです。

 太陽熱発電所の集熱膜は600度以上の高温に至るため、集熱塗料には高い耐久性が求められます。既存の塗料では塗り替えが年に1−2回必要とされ、その度稼働を停止する際に多額な損失コストが発生されます。

 それに対してNFTの塗料は長期耐熱性が実証されており、数年に一度しか塗り替えが必要でない上、高効率な光吸収性からより多く太陽熱の吸収を実現し、太陽熱発電所の効率化を実現します。

↑細孔の構造をしたNFT集熱膜



■資金調達の目的と使途

 豪州、中国の大手太陽熱発電所との実証実験により、世界中にNFTの塗料と塗膜の展開を目指します。高所にあるレシーバー(太陽熱発電の集熱部分)へのメンテンナンス塗布についてドローンでの塗布の開発を進めます。

↑ドローンによるレシーバー(太陽熱発電の集熱部分)へのメンテンナンス塗布の様子



■担当者コメント

現在の太陽熱発電の集熱塗料市場はほぼPyromark社が独占し、太陽熱発電所の普及を促進するためにも改善点は多々存在します。その中で素材本来のポテンシャルを最大限引き出す技術を保有し、脱炭素社会をリードできるポテンシャルをNFTは秘めていると思います。また、創業者の津田氏も研究者として経験が全くないところから、研究型ベンチャーの起業を決意した真のサイエンティストであり、技術を未来の力に奔走する技術者を支援できることを楽しみにしております。 

(リアルテックホールディングス株式会社 グロースマネージャー 室賀 文治)


*正式名称:「リアルテックファンド3号投資事業有限責任組合(通称:「グローカルディープテックファンド」)



■ナノフロンティアテクノロジー株式会社について

  • 設立年月:2007年1月

  • 所在地:東京都品川区大崎三丁目 10番6号

  • 代表者:津田薫

  • 資本金:300万円

  • 事業内容:高光吸収率と耐久性を持つ太陽熱吸収膜の開発

  • 公式サイト:http://www.nano-frontier.com/en/

  • 出資時期:2023年3月


■リアルテックファンドについて

地球や人類の課題解決に資する革新的テクノロジーを有するスタートアップ(リアルテックベンチャー)への投資育成を行うベンチャーキャピタルファンドです。国内外の政府・企業・自治体と密に連携し、技術の社会実装を最速・最大化させるためにフルハンズオンで支援を行っています。これまで200億円以上を運用し、国内外のスタートアップ80社以上に投資しています。 2021年には、ディープテック領域に投資するファンドとしては日本で初めてのインパクト投資ファンドを設立しました。


■リアルテックホールディングスについて

地球や人類の課題解決に資する革新的テクノロジー(リアルテック)の社会実装を目指して創設された、株式会社ユーグレナと株式会社リバネスの合弁企業です。研究開発型スタートアップとして幾多の困難を乗り越えてきたユーグレナと、研究から技術の社会実装への包括的な支援を行うリバネスの知見を活かし、投資育成などの事業を行っています。

HP: https://www.realtech.holdings


<お問い合わせ先>

リアルテックホールディングス株式会社

広報担当:成田 

https://www.realtech.holdings/contact

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会社概要

UntroD Capital Japan株式会社

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URL
https://www.realtech.holdings/
業種
金融・保険業
本社所在地
東京都港区虎ノ門2-2-1 住友不動産虎ノ門タワー 17F
電話番号
03-6630-1000
代表者名
永田 暁彦
上場
未上場
資本金
-
設立
2014年12月