一般社団法人MASCと空飛ぶクルマ「SKYDRIVE」のプレオーダー契約を締結~空飛ぶクルマ産業発展による瀬戸内の地方創生へ~
■本締結の背景と今後の取り組み
SkyDriveは現在、軽量で電動、3人乗りの空飛ぶクルマ「SKYDRIVE」の開発に取り組んでいます。2022年4月に型式証明審査の適用基準を国土交通省と合意し(※2)、型式証明取得を目指して開発を推進しています。
MASCは、岡山県倉敷市水島地区での航空・宇宙分野の先端技術活用による産業集積を実現して、地域に新たなビジネスを創出し、地域社会に貢献することを目的とする未来価値創造団体で、地域内外の企業や自治体との連携により、特に空飛ぶクルマサービス事業の実現に向けて積極的に取り組んでいます。また、国内初となる空飛ぶクルマの実機を常設した専用展示場「くらしき空飛ぶクルマ展示場」を建設するなど、社会受容性や認知活動にも積極的です。この度、岡山を中心とした瀬戸内エリアでの実装を念頭に、購入予約のお申込みをされました。
今後、SkyDriveとMASCは、瀬戸内での空飛ぶクルマの活用を本格化すべく、すでに検討が進められている岡山市や玉野市、瀬戸内海の島々を結ぶルートで観光を中心とした商業運航を目指し、具体的な航路検討を自治体および地元企業と連携して推進して参ります。
■代表コメント
一般社団法人MASC 理事長 井上峰一 様
MASCでは、航空宇宙産業のDNAがあるここ倉敷・水島に、新しい基幹産業をつくろうと平成29年から取り組んできました。この度のSkyDrive様の機体購入、並びに、商業運航を目指した連携によって、瀬戸内エリアのみならず、国内外でも先進的な取り組みが実現することを期待しています。特に多くの子どもたちに、先端技術を知ってもらい、興味を持ってもらえることを願っています。
株式会社SkyDrive 代表取締役CEO 福澤知浩
MASC様とは、これまでも瀬戸内を中心とした空飛ぶクルマの社会実装について積極的に協議を行ってきました。この度のプレオーダーに関する覚書の締結による新たな連携で、さらに実現性が高まります。また、瀬戸内海に浮かぶ島々は、豊かな自然や景色が楽しめる観光資源である半面、移動に不便が付き物と言えるため、空飛ぶクルマの普及による課題解決や、将来的なビジネス創出にも期待できます。「空飛ぶクルマ」で広がる未来をこれから一緒に作っていけることを楽しみにしています。
※1 空飛ぶクルマとは:電動化、自動化といった航空技術や垂直離着陸などの運航形態によって実現される、利用しやすく持続可能な次世代の空の移動手段です。諸外国では、Advanced Air Mobility(AAM)や Urban Air Mobility(UAM)と呼ばれています。
引用元:国土交通省(令和5年3月付) https://www.mlit.go.jp/common/001598463.pdf
※2 型式証明活動に関する当社プレスリリース https://skydrive2020.com/archives/9238
≪株式会社SkyDrive 概要≫
設立:2018年7月
代表者:代表取締役CEO 福澤知浩
所在地:豊田本社:愛知県豊田市挙母町2-1-1
豊田開発センター:愛知県豊田市西中山町山ノ田20-2
豊田テストフィールド:愛知県豊田市足助地区
名古屋空港オフィス:愛知県西春日井郡豊山町大字豊場 県営名古屋空港2F
東京オフィス:東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー7F SPACES品川内
大阪オフィス:大阪府大阪市北区梅田1-3-1-800 大阪駅前第一ビル8F
子会社:株式会社Sky Works:静岡県磐田市
SkyDrive America, Inc.:500 Carteret Street, Suite D, Beaufort, SC 29902
事業内容:
「100年に一度のモビリティ革命を牽引する」をミッションに、「日常の移動に空を活用する」未来を実現するべく、2018年7月に設立、豊田市を主拠点に「空飛ぶクルマ」及び「物流ドローン」を開発しています。「空飛ぶクルマ」の開発においては、2020年に日本で初めて公開有人飛行試験に成功し、官民協議会の構成員として制度設計にも関与しております。「空飛ぶクルマ」は、現在3人乗りの機体を開発中、2025年に大阪・関西万博での運航開始を目指しております。
また、「空飛ぶクルマ」の製造パートナーであるスズキ株式会社と共に、2024年春頃より、スズキグループの工場にて製造開始を計画しています。
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