GreenSnap、累計2,000万件の投稿データをもとに植物の地理分布や開花時期等の可視化を実現
~植物ビッグデータ「PlantsDATA」を活用し「キンモクセイ」を調査。エリアや時期に応じた需要予測により、生産や仕入れ等への活用も期待~
PlantsDataではこれまで、季節性に影響を受けない品種のトレンド(投稿動向)や、瞬間的に話題になっている品種の検出等を可能としてきました。今回は、さらにこれらを位置で分解することで、投稿の盛り上がり、時間、位置の3つの要素で特定の植物の生態を可視化することができるようになりました。
「キンモクセイ」に関する調査
一例として、秋の植物「キンモクセイ」に焦点を当てた調査を実施しました。2022年のキンモクセイに関する投稿を抽出し、1週間ごとの投稿動向とその地理的分布を詳細に分析しました。
キンモクセイの開花期間は1週間弱とやや短めで、見頃は開花から2~3日です。分析結果から、2022年9月26日から10月10日の間に、特に関東地方でキンモクセイに関する投稿が増加したため、関東地方で見頃を迎えたと考えられます。その後関東地方での投稿が減少する中、10月17日からは関西地方で投稿が増え始めました。そして、10月下旬には全国的にキンモクセイに関する投稿がほぼ見られなくなりました。
なお、北海道と沖縄ではキンモクセイの投稿がほとんど確認できませんでした。これは、キンモクセイの分布が主に本州、四国、九州に集中しているためと考えられ、一般的に言われる分布情報とも一致しています。
また、2023年は2022年と比べて投稿が盛り上がるタイミングが2週間ほど遅くなっており、気候の違いによる開花時期の違いが見受けられます。
生産や仕入れ等の計画に活用
このように、エリアの違いや、年ごとの気候による開花時期の違いもデータから読み取ることができます。この度の調査では「キンモクセイ」に焦点を当てましたが、他にも様々な植物について調査が可能です。
さらに、これまでの「PlantsDATA」の成果と組み合わせることで、いつ、どのエリアで、どの品種のどの色が人気となるかについての予測が可能となり、エリアごとに生産や仕入れ等の計画に役立てることも期待できます。
GreenSnapでは今後も、このようにビッグデータをビジネスに活用するための取り組みを積極的に行ってまいります。
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https://greensnap.jp/company/news/release/plantsdata
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