ウェルネスツーリズムの分野で日立システムズ、インテグリティ・ヘルスケア、ANA X、サワイグループホールディングスが日本ウェルビーイングコンソーシアムを設立

ウェルビーイングの推進を目的に健康、医療サポート~健康経営の支援と地域創生をテーマに提案を開始~

株式会社日立システムズ

 株式会社日立システムズ(代表取締役 取締役社長:柴原 節男、本社:東京都品川区/以下、日立システムズ)、株式会社インテグリティ・ヘルスケア(代表取締役会長:武藤 真祐、代表取締役社長:園田 愛、本社:東京都中央区/以下、インテグリティ・ヘルスケア)、ANA X株式会社(代表取締役社長:轟木 一博、本社:東京都中央区/以下、ANA X)、サワイグループホールディングス株式会社(代表取締役社長:澤井 光郎、本社:大阪市淀川区/以下、サワイグループホールディングス)は、日本ウェルビーイングコンソーシアムを設立します。
 これにより、住民が健康なまちづくり、従業員が健康な企業づくり、 医療サポート、  ウェルネスツーリズムを推進し、自治体、健康保険組合、企業等に提案をしていきます。

日本ウェルビーイングコンソーシアム概要図日本ウェルビーイングコンソーシアム概要図

■各社のアプリケーションについて

※すべてのアプリケーションを導入いただく必要はありません。用途によって選択した組み合わせでウェルビーイングを実現します。


■背景

 わが国では、平均寿命と健康寿命のギャップにより、国が負担する医療費の増大などが課題になっています。こうした状況を受け、政府は、国民一人ひとりの健康寿命を延伸させるため、予防、健診・検査、診断、治療といった医療提供のサイクルで切れ目のない連携体制を整備し、一次・二次・三次予防の網を張り巡らせようと取り組んでいます。

 しかし、現状では、各サイクルに対する個別サービスは存在するものの、複数のサイクルをまたいだサービスや、保険者、健診・医療機関など複数の事業者に対応するサービス、また、それらから得た医療情報を一元的に管理し、包括的に提供できるサービスは限られている状況です。


■日本ウェルビーイングコンソーシアムの概要

 日立システムズは、要配慮個人情報である医療情報を安心安全に運用できる3省2ガイドラインに対応したアマゾン ウェブ サービス(AWS)が提供するクラウドサービスのプラットフォームとPHR*1情報を格納できるPHR基盤を提供しています。

 このプラットフォーム上で、PHR管理システム「Smart One Health」(インテグリティ・ヘルスケア)、PHR管理アプリケーション「SaluDi*2」(サワイグループホールディングス)、モバイルアプリケーションサービス「ANA Pocket*3」(ANA X)、「健康支援サービス(健康経営)」および「健康支援サービス(MIRAMED)*4」(日立システムズ)のサービスを提供します。

 日本ウェルビーイングコンソーシアムでは、PHR基盤と各社のアプリ―ケーションを組み合わせ、ポイントなどのインセンティブなども取り入れた形で自治体、健康保険組合、企業に対して健康経営や健康増進など、QoL向上のための行動変容をテーマにしたウェルビーイングの支援を実施していきます。まずはファーストステップとして、健康なまちづくり、観光の誘致、また移動先でのヘルスケアサービスの提案をしてまいります。

*1 PHR(Personal Health Record):個人の健康診断結果、服薬履歴、日常生活でのバイタルデータ等の保健医療情報。

*2 SaluDiは、情報を備えた常備薬=「情備薬」として、いつもあなたの傍に常備して欲しいとの思いを込めて開発・提供しております。

*3 ANA Pocketは、航空移動だけでなく、徒歩・自転車・電車・モノレール・新幹線・自動車・フェリー等のすべての移動に対してポイント・ANAマイルが貯まるモバイルアプリケーションサービスです。

*4 「MIRAMED®」は、東京大学COIが開発した『AIを活用して将来の生活習慣関連疾患のリスクを「見える化」し、動機付けを促す各種機能により対象者の行動変容と健康増進をサポートする健康支援サービス』です。2021年11月に日立システムズより、遠隔特定保健指導のサービス提供が可能となりました。


■今後の計画

 日本ウェルビーイングコンソーシアムは賛同いただける企業、団体、アカデミアとの連携先を増やし、ウェルビーイングで実現できる範囲を拡げていきます。本取り組みで得られるデータの分析により、各サービスの機能のアップデートを行い、エビデンスに基づいた「健康~未病~特定保健指導~受診勧奨までのワンストップサービス」の提供を強化していきます。また、日本のどこに居ても日々のバイタルデータを医師・薬剤師に共有しながら医療サービスが受けられる体制を築き上げていきます。

 日本ウェルビーイングコンソーシアムでは、医薬・ヘルスケアプラットフォーム上にパートナーとの連携を含めた各種サービスを組み合わせることでエコシステムを構築し、Snowflakeとの協業によるデータ分析サービスなども活用することでウェルビーイングにつながるサービス範囲の拡大をめざしています。今後、賛同いただける企業、団体、アカデミアなどの連携先を拡大していきます。


■関連するニュースリリース・お知らせについて

東大COIが開発したAIエンジンを活用し、「医療DX」で生活習慣関連疾患対策 特定保健指導を支援する「健康支援サービス(MIRAMED)」を提供開始

https://www.hitachi-systems.com/news/2021/20211101.html


医薬・ヘルスケア領域における中期事業戦略を発表

https://www.hitachi-systems.com/news/2021/20210818.html


日立システムズとインテグリティ・ヘルスケアが医薬・ヘルスケア分野で提携

https://www.hitachi-systems.com/news/2021/20210426.html


インテグリティ・ヘルスケア社とのPHR事業協業開始のお知らせ

https://www.sawaigroup.holdings/release/detail/5


■アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 パブリックセクター パートナーアライアンス執行役員 大場 章弘 様のコメント

 私たちアマゾン ウェブ サービス(AWS*5)は株式会社日立システムズ、株式会社インテグリティ・ヘルスケア、ANA X株式会社、サワイグループホールディングス株式会社の4社による日本ウェルビーイングコンソーシアム設立を歓迎いたします。3省2ガイドラインに準拠した堅ろうなヘルスケアプラットフォームとして、各社のアプリケーションやソリューションの利活用データとPHR情報をAWS上でデータ連携することで、医療DXを実現し、健康経営の支援と地域創生に共に貢献できることを大変うれしく思っております。

*5 AWSは、2006年に他社に先駆けてサービスを開始して以来、世界で最も包括的かつ幅広く採用されたクラウドサービス。コンピューティング、ストレージ、データベース、ネットワーク、分析、機械学習および人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)、モバイル、セキュリティ、ハイブリッド、仮想現実(VR)および拡張現実(AR)、メディア、ならびにアプリケーション開発、展開および管理に関する200種類以上のフル機能のサービスを提供しています。


■Snowflake株式会社 執行役員 パートナー営業本部長 渡辺 浩志 様のコメント

 Snowflake*6は株式会社日立システムズ、株式会社インテグリティ・ヘルスケア、ANA X株式会社、サワイグループホールディングス株式会社の4社による日本ウェルビーイングコンソーシアム設立を歓迎いたします。

 Snowflakeは、日本ウェルビーイングコンソーシアムの取り組みに賛同する企業、アカデミア、団体のデータを安全に共有し統合・分析可能なデータ共有のプラットフォームを提供することで、住民が健康なまちづくり、従業員が健康な企業づくり、医療サポート、ウェルネスツーリズムの推進を支援してまいります。

*6 Snowflakeは、Snowflakeのデータクラウドを用い、あらゆる組織が自らのデータを活用できるようにします。顧客企業はデータクラウドを利用してサイロ化されたデータを統合し、データを検索して安全に共有しながら、さまざまな分析ワークロードを実行しています。データやユーザーがどこに存在するかに関係なく、Snowflakeは複数のクラウドと地域にまたがり単一のデータ体験を提供します。


■日立システムズについて

 株式会社日立システムズは、幅広い規模・業種システムの構築と、データセンター、ネットワークやセキュリティの運用・監視センター、コンタクトセンター、全国約300か所のサービス拠点などの多彩なサービスインフラを生かしたシステム運用・監視・保守が強みのITサービス企業です。多彩な「人財」と先進の情報技術を組み合わせた独自のサービスによってお客さまのデジタライゼーションに貢献し、新たな価値創造に共に取り組み、お客さまからすべてを任せていただけるグローバルサービスカンパニーをめざします。

 詳細は https://www.hitachi-systems.com/ をご覧ください。


■インテグリティ・ヘルスケアについて

 株式会社インテグリティ・ヘルスケアは、人とテクノロジーの融合で、医療の未来をつくることを目指したメディカルテック企業です。「2030年までに、個別化された医療と情報が適切に届き、人々が主体的に考え、行動を起こしていく世界を作る」をミッションに掲げ、ICTの先端技術と医療ノウハウを組み合わせ、医師と患者の双方向のコミュニケーションを深めながら一層の診療の質の向上に寄与する疾患管理システムYaDoc、オンライン診療システムYaDoc Quick、PHR管理システムSmart One Healthの開発・提供、DCT(Decentralized Clinical Trial:分散型臨床試験)事業に取り組んでいます。

 詳細は https://www.integrity-healthcare.co.jp をご覧ください。


■ANA Xについて

 ANA X株式会社は、ANAグループのプラットフォーム事業会社です。

航空・旅行事業をはじめ、ANAカードに代表されるライフサービス事業を通じて培った顧客基盤を土台に、お客様の人生を豊かにするサービスを創造し、人の移動を通じて地域・社会課題の解決にも貢献していくことを目指して取り組んでいます。

 日常でもマイルを貯めて使える機会を拡げるために、ANAグループの各種サービスの入り口となるゲートアプリ「ANAマイレージクラブアプリ」、インターネットショッピングモール「ANA Mall」、モバイルペイメントサービス「ANA Pay」、日々の移動でポイントが貯まるモバイルアプリサービス「ANA Pocket」などの商品・サービスを展開しています。

 詳細は https://www.ana-x.co.jp/ をご覧ください。


■サワイグループホールディングスについて

 サワイグループホールディングス株式会社は、「なによりも健やかな暮らしのために」という企業理念のもと、社会と共に持続的に発展するヘルスケア企業グループをめざしています。より多くの人々が社会の中で安心して活き活きと暮らせる世界を創るため、中核事業であるジェネリック医薬品の製造・販売のほか、新規事業を通じて健康寿命の延伸にも貢献してまいります。

 詳細は https://www.sawaigroup.holdings/ をご覧ください。


■お客さまからのお問い合わせ先

株式会社日立システムズ お問い合わせWebフォーム

https://www.hitachi-systems.com/form/contactus.html


以上

*記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。

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会社概要

株式会社日立システムズ

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URL
https://www.hitachi-systems.com
業種
情報通信
本社所在地
東京都品川区大崎1-2-1
電話番号
03-5435-7777
代表者名
柴原 節男
上場
未上場
資本金
191億6200万円
設立
1962年10月