IFS、最新調査レポートを発表―製造業の成長の鍵は「モノ」から「コト(サービス)」へのシフト

アクセンチュア社と共同実施「The State of Service 2025: Manufacturing Transformation Report(サービスの実態2025:製造業の変革)」公開

IFSジャパン株式会社

2025年10月16日、英国ロンドン発 – 産業用AIソフトウェアのリーディングプロバイダーであるIFSは本日、

産業用AIをはじめとするトレンドが製造業をどのように再構築しているかを示すグローバル調査結果を発表しました。

 

アクセンチュア社と共同で実施した本調査レポート「The State of Service 2025: Manufacturing Transformation Report(サービスの実態2025:製造業の変革)」によると、サービスはもはやサポート機能ではなく戦略的な収益エンジンであり、回答者の39%が「サービタイゼーション(サービス化)」を長期的成長の中心に据えていると回答しています。


本レポートは、製造業界の上級幹部800名からのインサイトに基づき、産業用AI、サービタイゼーション、そしてサステナビリティが、製造業の競争の仕方、業務運営、価値提供のあり方を変革していることを示しています。こうした新たな機会を最大限に活かすために、製造業は今すぐ行動を起こす必要があります。

 

調査によると、技術の進歩とお客様の期待の変化により、製造業は大きな過渡期にあります。回答者の63%が将来の成長のためにクラウドやAIなどの最新技術を優先事項に挙げる一方、AIの導入には顕著なギャップが見られます。サービス提供にAIを利用している企業は96%にのぼるものの、そのうち4分の3近くが、事業全体へのスケールアップには至っていません。サービスが中核的な成長ドライバーとなる中、競争力を維持するためにはAIの統合とモダナイゼーションの加速が不可欠です。

 

IFS のCEOであるマーク・モファット は次のように述べています。

「製造業は今、決定的な変革の時を迎えています。サービスはサポート機能から中核的な収益エンジンへと進化し、実に94%もの製造業者が新しいサービスモデルがすでに事業に影響を与えていると報告しています。産業用AIとサステナビリティは、よりスマートで、より迅速、かつパーソナライズされたサービスを提供する上で中心的な役割を担っています。」

 

アクセンチュア・ EMEAインテリジェント・アセット・マネジメント・リード:ゲルト・ミュラー は次のように述べています。

「今日の製造業においては、あらゆるお客様との接点でインテリジェンスを活用し、より迅速なイノベーション、よりスマートな最適化、そして高度なサービスの提供が求められます。サービスはもはやサポート機能ではなく、競争優位性を生み出す最前線なのです。産業用AIが急速に成熟する中、製造業者はこれまで以上にお客様のニーズを予測し、体験をパーソナライズし、サービスの価値を拡大することが可能になります。」

 

主な調査結果

  • 産業用AIの試験導入から本格展開へ

    AIを完全に本格展開している製造業者は28%にとどまります。データ品質のガバナンス、サイバーセキュリティ、既存システムとの統合などが障壁となっています。

  • サービス主導の未来に向けた人材の再教育

    98%の製造業者が労働力不足を報告しており、社内の能力開発への圧力が高まっています。

    これに対し、企業は社内研修、eラーニング、大学との連携、部分的な自動化といった戦略を

    実行しています。

  • サステナビリティとサーキュラーエコノミー(循環型経済)

    サステナビリティは、97%の製造業者にとって戦略的な優先事項です。79%がサービス活動から

    の排出量を追跡しており、再生部品の利用や予知保全などを通じて、サーキュラーエコノミーの

    実践を事業に組み込んでいます。

  • プレッシャー下におけるレジリエンス(強靭性)

    過去1年間で回答者の95%がサプライチェーンの混乱から影響を受けたと回答。

    しかし、自社の回復力に「非常に自信がある」と回答したのはわずか32%でした。

本レポートは、製造業者がサービスの近代化を急ぐ一方で、まだ大きな成長の余地があることを明確に示しています。AIを本格展開し、新しいサービスモデルを事業に組み込み、労働力とサステナビリティの課題に対処することに成功した企業が、次世代の産業競争力を定義していくことになります。

 

貴社の状況との比較や、調査結果の全容については、レポート全文(英語)をご確認ください。

 

IFSについて

IFSは、産業用AIおよびエンタープライズソフトウェアの分野で世界をリードするプロバイダーであり、製造、資産管理、サービス運用を通じて、地球を支え、守るハードコアなビジネスを支援しています。IFSのテクノロジーは、製品を製造し、複雑な資産を保守し、サービス重視の業務を管理する企業が、産業AI™の変革力を活用し、生産性、効率性、持続可能性を向上させることを可能にします。

IFS Cloudは、AIを活用した完全にコンポーザブルなプラットフォームであり、お客様の特定の要件やビジネスの進化に柔軟に対応できるよう設計されています。ERP、EAM(企業資産管理)、SCM(サプライチェーン管理)、FSM(フィールドサービス管理)などのニーズを包括的にカバーします。IFSのテクノロジーは、AI、機械学習、リアルタイムデータ、アナリティクスを活用して、お客様が十分な情報に基づいて戦略的な意思決定を行い、「サービスの瞬間 (Moment of Service™) 」を実現できるように支援します。

 

IFSは1983年に、最初のお客様の敷地の外にテントを張った5人の大学の友人によって設立されました。彼らは、年中無休で対応し、お客様のニーズを第一に考えていました。それ以来、IFSは80カ国で7,000人以上の従業員を抱えるグローバルリーダーに成長しました。機敏性、顧客中心主義、信頼という基本的な価値に基づいて、IFSは価値を提供し、戦略的変革を支援することで世界的に認められています。当社は、この分野で最も推奨されるサプライヤーです。その理由については、ifs.com/jaをご覧ください。

※本プレスリリースは、2025年10月16日に英国で発表されたニュースリリースの抄訳版です。

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会社概要

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URL
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業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区大手町1‐2-1 Otemachi Oneタワー 27階
電話番号
03-5456-5480
代表者名
大熊 裕幸
上場
未上場
資本金
-
設立
1997年01月