ブラザー、ドラッカーの愛したタイプライターのカタログを展示
ブラザー工業株式会社(社長:小池 利和)が販売していた電子タイプライターを、マネジメントの神様ピーター・ドラッカー氏が長年にわたって愛用していたことが分かった。現在、ブラザーの展示館では期間限定でドラッカー氏の愛用したモデルのカタログが展示されている。
*Courtesy of the Drucker Institute at Claremont Graduate University. Photograph by Anne Fishbein.
■ドラッカー氏とブラザーのタイプライター
著書「マネジメント」で知られる20世紀を代表する経営学者ピーター・ドラッカー氏は、ワープロを使わず生涯タイプライターを愛用した。ドラッカー氏について書かれた書籍「DRUCKER A LIFE IN PICTURES」の中では、彼が長年愛用したブラザーのタイプライターが取り上げられている。彼の著書39冊のうち、最後の10冊は、ブラザーのタイプライター「Brother GX-6750」で書かれたものだった。来日したピーター・F・ドラッカー伊藤雅俊経営大学院の学長と会談したブラザー工業代表取締役社長の小池利和は、「ドラッカー氏がブラザーのタイプライターを愛用してくれていたことをうれしく思う。今後も多くの人から愛される製品を作り続けていきたい」と話した。
■カタログの展示
展示館「ブラザーコミュニケーションスペース」では、12月いっぱいまでドラッカー氏の愛用したモデルの当時のカタログを展示している。残念ながら同型同色のモデルは展示されていないが、それ以外の過去に発売されていた多くのタイプライターも見ることができる。
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