大阪母子医療センターと群馬県立小児医療センターにアート介在療法「ビーズ・オブ・カレッジ(アメリカ発の心のケアプログラム)を新規導入しました。
認定NPO法人シャイン・オン・キッズが展開するビーズ・オブ・カレッジプログラム導入施設は、国内30箇所に!
小児がんや重い病気の子どもたちを支援する認定NPO法人シャイン・オン・キッズ(理事長キンバリ・フォーサイス https://ja.sokids.org/)は、地方独立行政法人大阪府立病院機構 大阪母子医療センター(https://www.wch.opho.jp/) と群馬県立小児医療センター(https://cmc.pref.gunma.jp/) の2病院にアート介在療法であるビーズ・オブ・カレッジ・プログラムを導入しました。
ビーズ・オブ・カレッジは、入院中の患児とその家族に対して治療ごとに意味のあるビーズをつないでいく「アート介在療法」のひとつです。アメリカで開発され、海外では多くの病院で標準治療となっています。認定NPO法人シャイン・オン・キッズはビーズ・オブ・カレッジを展開できる組織として認証を受けた、日本で唯一の組織です。
子どもたちは治療の過程を色とりどりのガラスビーズで記録していきます。例えば、輸血したときは赤いビーズ、髪が抜け始めたときは顔のビーズなど、処置や治療ごとに決められたビーズを、ビーズ大使である医療スタッフと会話をしながら子どもが自ら繋いでいきます。
ビーズを繋ぐことを通して、自分が乗り越えてきた治療を振り返り、勇気や希望を実感し、自分の人生に自信を持ち、自己肯定感を高めます。自分に起きていることを可視化することで、客観的にとらえ周囲の人にも説明ができるようになります。
日本国内でのビーズ・オブ・カレッジ プログラムは、大阪母子医療センターと群馬県立小児医療センターに導入されたことにより、30施設で展開することとなります。
※群馬県立小児医療センターでは、2023年に丸紅基金の助成により10代のお子さんたちを対象に「心疾患自立支援プログラム」を導入、10名の患児がビーズプログラムをトライアルし、今回の正式導入に至りました。
ビーズオブカレッジ実施施設 *2025年1月現在
札幌医科大学附属病院/茨城県立こども病院/筑波大学附属病院 小児総合医療センター/埼玉県立小児医療センター/千葉大学医学部附属病院/成田赤十字病院/医療法人社団千秋双葉会 いなげ未来クリニック/慶應義塾大学病院/国立がん研究センター中央病院/東京医科歯科大学病院/東京慈恵会医科大学附属病院/東京都立小児総合医療センター/横浜市立大学附属病院/群馬県立小児医療センター/静岡県立こども病院/中京病院/公益財団法人田附興風会 医学研究所北野病院/大阪市立総合医療センター/公益社団法人こどものホスピスプロジェクト TSURUMIこどもホスピス/大阪赤十字病院/大阪母子医療センター/神戸大学医学部附属病院/チャイルド・ケモ・ハウス/兵庫県立こども病院/訪問看護ステーションつな樹/島根大学医学部附属病院/高知医療センター/愛媛大学医学部附属病院/九州がんセンター/沖縄県立南部病院・こども医療センター
◆シャイン・オン!キッズとは
小児がんや重い病気の子どもたちとそのご家族を心のケアのプログラムで支援。ファシリティドッグ・プログラム(動物介在療法)、ビーズ・オブ・カレッジ プログラム(アート介在療法)、シャイン・オン!コミュニティ(小児がん経験者の社会貢献活動サポートやキャリア支援)、シャイン・オン!コネクションズ(オンラインで心のケアや学習支援アクティビティを提供)などを運営。2006年設立、2025年1月現在全国32病院にて活動中。 http://sokids.org/ja/
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