ゼットスケーラー、エージェント時代の企業の保護に向け、 AIセキュリティへの戦略的投資を強化
Symmetry Systemsの買収およびグローバルなシステム インテグレーターとの「Project AI-Guardian」の立ち上げにより、ゼットスケーラーのAIセキュリティ プラットフォームを拡張し、AIエージェント間の通信を管理することで、エンタープライズAIの導入を安全裏に加速します
※本資料は、米カリフォルニア州にて2026年5月19日と、5月21日(現地時間)に発表した2件のプレス リリースの日本語抄訳版です。
AI時代のサイバーセキュリティ プラットフォームを提供するZscaler, Inc.(NASDAQ: ZS、以下ゼットスケーラー)は本日、AIエージェント活用時代の企業に向けた、AIセキュリティ機能を大幅に拡張する2つの戦略的投資を発表しました。まず、ゼットスケーラーは、AIセキュリティにおけるアイデンティティ マッピングとデータ アクセスのパイオニアであるSymmetry Systems, Inc.の買収意向を明らかにしました。同社は、ゼロトラストとアクセスグラフ技術を組み合わせ、AIエージェント間の通信をマッピングすることでその安全性を確保しています。次に、ゼットスケーラーは「Project AI-Guardian」を始動しました。これは、Cognizant、EY、HCLTech、Infosys、TCS、Wiproを含む主要なグローバル システム インテグレーター(GSI)パートナーとの戦略的提携を拡大するもので、企業がAI主導の複雑な環境を乗り切るための支援を行います。
企業におけるAIの導入が加速していますが、人間であるユーザー向けに構築された従来のセキュリティ モデルでは自律型エージェントの使用が想定されていません。一方でAIエージェントは、一時的なIDと継承された権限を使用し、複数のシステムをまたいで自律的に動作するものであり、その数は指数関数的に増加しています。その結果、どのデータに、なぜ、誰の代理としてアクセスしているのかという点において、重大な死角が生じています。ユーザー向けに有効だったポリシーは、非人間であるアプリケーションやデータ、そして互いに通信し合う数百万の自律型エージェントには適用できません。同時に、AIエージェントや自律型ワークロードによって組織が「エージェント主導の世界」へと加速するにつれ、攻撃対象領域も指数関数的に拡大し、既存の制御範囲をはるかに超えて広がる間接的なプロンプト注入経路や権限チェーンが生じます。ゼットスケーラーの2つの発表は、この課題の両面、すなわち企業がAIを安全かつ大規模に展開するために必要な技術基盤と実装の専門知識の両方に対応するものです。
Symmetry Systemsの買収により、ゼットスケーラーはアクセスグラフ技術を取得します。これは、SaaSアプリケーション、パブリック クラウド サービス、データ ストア、AIシステムすべてを網羅する全社的なアクセス ログを取り込み、AIを活用して相関分析を行い、どのIDがどのデータにどのようにアクセスしているかを可視化するものです。これをZscaler Zero Trust Exchange™と組み合わせることで、AIエージェントを安心して展開することが可能になり、AI向けの最小権限ポリシーを構築すること、完全なデータ リネージを追跡すること、異常を即座に検知・封じ込めること、そしてエージェントやIDが侵害された場合の被害範囲を算出することなど、新たな機能が実現します。一般的なクロージング条件を満たすことを前提として、本取引は近日中に完了する見込みです。
「Project AI-Guardian」を通じて、GSIのパートナー各社は、ゼットスケーラーのAI Protectポートフォリオ(AI Asset Management、Secure Access to AI、Secure AI Infrastructure and Appsを含む)を活用し、専門的なAIディスカバリーおよびリスク軽減機能を構築します。これにより、組織がシャドーAIを発見し、データやIDがAI資産とどのように関連しているかを把握してAIリネージを提供し、サプライ チェーン リスク、セキュリティ ポスチャーにおけるリスク、機密データ リスクなどの関連するAIリスクを特定できるよう支援します。
ゼットスケーラーの会長兼CEOであるジェイ・チャウドリー(Jay Chaudhry)は次のように述べています。「企業におけるAI導入が急速に進む一方で、ユーザーやディレクトリを中心に構築された従来のアクセス管理手法では、数百万ものAIエージェントに対応することはできません。Symmetry Systemsの買収により、私たちは企業全体であらゆるID、アプリケーション、データ ソースがどのように接続しているかをマッピングする『アクセスグラフ』を取得します。私たちのZero Trust Exchangeにおいてこの基盤レベルの可視性を活用することで、エージェント間およびエージェントとアプリケーション間の通信の大規模な管理が可能になり、ユーザーがAIを安全に導入するために必要な、実用的な制御機能が提供できます」
Symmetry SystemsのCEOであるモヒット・ティワリ(Mohit Tiwari)は次のように述べています。「Symmetry Systemsの使命は、顧客から真に支持される高度なセキュリティ研究を推進することです。ゼットスケーラーは、その両面において私たちにとって大きな刺激となる存在です。AI時代を主導するセキュリティ プラットフォームは、ゼロトラスト ネットワーク全体にわたり、アイデンティティ間でどのように情報が流通するかを統制するものになると私たちは考えています。AIによって、アプリケーション、エンドポイント、従来型ネットワーク境界の仲介的役割が薄れていく中、アイデンティティとデータは、エンタープライズ セキュリティにおける新たなコントロール プレーンになりつつあります。このような世界では、エンドポイント、アプリケーション、あるいは境界型ネットワークを中心に設計された従来のセキュリティモデルは、抽象化レイヤーとして適切ではなくなりつつあります。Symmetry Systemsとゼットスケーラーは一体となり、AI時代に向けた情報フロー ネットワークの構築を進めていきます」
また、グローバル システム インテグレーターとの提携についてチャウドリーは次のように付け加えます。「GSIパートナーは、ゼロトラスト主導のデジタル トランスフォーメーションを推進する上で極めて重要な役割を果たしており、世界最大級の企業に対して大幅なコスト削減と優れたユーザー体験を提供してきました。Project AI-Guardianを通じて、パートナー各社がゼロトラストの枠組みをAIエージェントを含むAI資産にまで拡張できるよう支援し、AIの導入がセキュリティを犠牲にすることのないよう保証します」
詳細はこちら:Symmetry Systemsの買収についてはこちら、Project AI-Guardianについてはこちらをご覧ください。
Zscalerについて
Zscaler(NASDAQ: ZS)は、ゼロトラスト セキュリティの先駆者であり、世界的なリーダーです。世界中の大企業や重要インフラ機関、政府機関がZscalerを採用し、ユーザー、拠点、アプリケーション、データ、デバイスを保護しつつ、デジタル トランスフォーメーションを加速させています。Zscaler Zero Trust Exchange™プラットフォームは世界160以上のデータ センターに分散され、高度なAIを活用して、毎日数十億件のサイバー脅威やポリシー違反を防ぎ、コストや複雑さを軽減しながら、現代企業の生産性向上を支援します。
【ご参考】
Project AI-Guardianパートナー各社コメント
Cognizant:サイバーセキュリティ サービスライン グローバル責任者 ヴィシャル・サルヴィ(Vishal Salvi)氏
「企業がAIやエージェント型システムの導入を拡大する中、最先端のAIモデルによって、従来のセキュリティ対策では追いつけない新たなリスクが顕在化しています。CognizantのSecure AI Servicesを通じて、エージェント開発ライフサイクルの主要な段階からAIガバナンスに至るまで、お客様がAI導入に対する信頼性を高めるお手伝いをしています。ゼットスケーラーとのパートナーシップを通じ、当社の能力と『Zero Trust Everywhere』アプローチおよびAI資産管理機能を組み合わせることで、その保護範囲を拡大します。これにより、AIを競争力の源泉に変えたいと考えているお客様に可視性とレジリエンスを提供します」
EY:グローバルおよび米国サイバー担当最高技術責任者 ダン・メレン(Dan Mellen)氏
「AIはすでに現実のものとなっており、先進的な組織は対応策をすでに打っています。ガバナンスとセキュリティは、ユーザー、データ、ネットワーク、アプリケーションのすべてにおいて必須です。ゼットスケーラーの『Zero Trust Everywhere』戦略とAI資産管理機能を活用することで、EYのチームは、お客様のAI利用状況の可視化を加速するとともに、AI活用を責任ある形で拡大できるよう支援します」
HCLTech:サイバーセキュリティ担当エグゼクティブ バイス プレジデント兼グローバル ヘッド アミット・ジェイン(Amit Jain)氏
「企業における大規模なAI導入が加速する中、サイバーセキュリティ チームはビジネス部門と緊密に連携し、信頼性とレジリエンスを備えたAIエコシステムを構築しなければなりません。HCLTechのAIセキュリティおよびガバナンス向けTRiBEフレームワークは、ゼットスケーラーとのパートナーシップを活用し、AIの利用状況に対するエンドツーエンドの可視性を提供するとともに、データ、ID、ワークロード全体にポリシー主導のガードレールを組み込みます。これにより、お客様はAIリスクを先回りして管理しながら、セキュリティと業務継続性の強化を図り、より高い確信をもってAIガバナンスを推進できるようになります」
Infosys:クラウド インフラストラクチャー セキュリティ担当エグゼクティブ バイス プレジデント ウマシャンカル・ラクシュミパティ(Umashankar Lakshmipathy)氏
「AI導入が急速に進む中、セキュリティは単なるツール管理から、大規模なリスク ガバナンスへとその役割を移しつつあります。Infosys CyberNextプラットフォームにゼットスケーラーのAI資産管理機能および『Zero Trust Everywhere』アプローチを導入することで、企業はAIの検出、リスク ガバナンス、継続的な制御適用を統合的に実現できるようになります。これにより、AIセキュリティを断片的な対応から、測定・管理可能な運用へと進化させ、リスクを増大させることなくAI活用の価値を引き出せるようになります」
TCS:サイバーセキュリティ ビジネス グループ担当バイス プレジデント兼グローバル ヘッド ガネーサ・スブラマニアン・ヴァイクンタム(Ganesa Subramanian Vaikuntam)氏
「企業がAIの導入を加速させる中、攻撃対象領域の拡大とエージェント型エコシステムの出現により、セキュリティとガバナンスに対する根本的に新しいアプローチが求められています。ゼットスケーラーのAIセキュリティ機能と、TCSの高度なサイバーセキュリティ コンサルティング能力および実装の専門知識を組み合わせることで、お客様が進化するリスクをプロアクティブに軽減しつつ、自信を持ってAIの可能性を活用できるよう支援します」
Wipro:クラウド インフラストラクチャー セキュリティ サービス部門 グローバル ビジネス ヘッド サティシュ・ヤダヴァリ(Satish Yadavalli)氏
「AIはSaaS、クラウド、プライベート アプリケーションのワークフロー全体に急速に浸透しており、多くの場合、使用されるデータフローの機密性に対する組織の可視化が追いついていません。ゼットスケーラーの『Zero Trust Everywhere』戦略およびAI資産管理機能を、AIを活用したプラットフォーム、ソリューション、変革的サービス群であるWipro Intelligence™スイートの一部である『Wipro CyberTransformSM』と組み合わせることで、お客様がAIの利用状況をエンドツーエンドで把握し、企業のリスク エクスポージャーを定量化し、ユーザーとデータを保護する実用的なガードレールを導入しつつ、リスクを抑え価値を最大化できるよう支援します」
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