「睡眠用耳栓、本当にいびきは消える?」使用経験者200人調査——約8割が遮音効果を実感するも「完全には消えない」限界が浮き彫りに

約4割が「つけ心地の悪さ・効果不十分」により利用を断念。全体の約6割が、パートナーのいびきの「根本解決」を望む実態が判明

ムーンムーン株式会社

パートナーや家族のいびきによる睡眠不足は、多くの人にとって深刻な生活課題です。その手軽な対策として注目を集める「睡眠用耳栓」ですが、実際の遮音効果や使い心地のリアルはどうなのでしょうか。一般社団法人 いびき無呼吸改善協会は、パートナー・家族のいびき対策として睡眠用耳栓の使用経験がある男女200名を対象に、使用感や継続性に関する実態アンケート調査を実施しました。その結果、多くの人が一定の遮音効果を感じている一方で、「完全には消えない」という物理的限界や、「耳の痛み」「寝返りによる脱落」といった装着時の課題から、約4割が使用を断念しているというリアルな実態が明らかになりました。

調査背景

質の高い睡眠は、心身の健康と日々の活力を維持するために不可欠な要素です。しかし、身近なパートナーや家族がかく激しいいびきは、同室で眠る周囲の人の睡眠の質を著しく低下させ、深刻な睡眠負債やストレスを引き起こす原因となります。その対策として、手軽に導入できる「睡眠用耳栓」を選ぶ人が増えていますが、実際の遮音性や不快感の有無、長期的な継続率など、購入前に知りたい体系的なデータはこれまでほとんど見当たりませんでした。そこで今回は、いびきに悩む人々へ客観的なレビューデータを提供するとともに、「いびきは周囲の健康も脅かす」という視点から、適切な睡眠環境の構築と対策への啓発を行うため本調査を実施いたしました。

調査サマリー

  • 使い始めたきっかけ第1位は「家族のいびき」で33.5%。次いで外からの騒音対策(26.5%)、生活音全般の遮音目的(20.5%)と身近な騒音に悩む実態が浮き彫りに

  • いびき遮音効果は77.5%が「軽減されるが消えない」「多少和らぐ」と回答。「ほぼ気にならなくなった」と回答した完全遮音の割合は11.0%に留まる結果に

  • 不便な点・不満のトップは「耳が痛くなる・違和感がある」で22.4%。さらに「蒸れ・かゆみ(16.5%)」「寝返りでの脱落(13.5%)」と、形状やつけ心地に関する課題が上位を独占

  • 現在の継続状況は、約4割(39.5%)がすでに「使わなくなった(合わなかった・効果不十分)」と回答。装着感のストレスや遮音の限界から、離脱するユーザーが多数存在

  • 全体の約6割(59.5%)が、パートナーのいびき自体を「根本的に解決すべきだ」と実感。耳栓による対策はあくまで“応急処置”にすぎないと感じていることが判明

詳細データ

Q1:睡眠用耳栓を使い始めた当初のきっかけは何でしたか?

  • 家族のいびきが気になり眠れなかったため:33.5%

  • 外からの音(自動車の走行音など)の遮音目的:26.5%

  • 生活音(家電の稼働音など)全般の遮音目的:20.5%

  • リラックスし睡眠の質を上げるため:17.5%

  • SNSや口コミで話題になっていたため:0.5%

  • その他:1.5%

使い始める動機として「家族のいびき(33.5%)」が最多となり、最も身近で深刻な騒音トラブルになっていることが分かります。外の音や生活音への対策を合わせると、全体の約8割が特定の騒音ストレスをきっかけに耳栓を導入しています。

Q2:睡眠用耳栓の「いびき遮音効果」をどの程度実感しましたか?

  • かなり軽減されたが、完全には消えない:41.5%

  • 多少は和らぐ程度:36.0%

  • いびきがほぼ気にならなくなった:11.0%

  • あまり変わらなかった:9.5%

  • まったく効果がなかった:2.0%

→ 「かなり軽減されたが完全には消えない(41.5%)」と「多少は和らぐ程度(36.0%)」を合わせると、実に77.5%もの人が一定の遮音効果を認めています。しかし、「完全に気にならなくなった」という人は11.0%に留まり、耳栓だけではいびきを完全にシャットアウトするのは難しいという現実を示しています。

Q3:睡眠用耳栓を使って「困った・不便だった」点はありますか?

  • 耳が痛くなる・違和感がある:22.4%

  • 耳の中が蒸れる・かゆくなる:16.5%

  • 寝返りを打つと外れる:13.5%

  • 朝まで外れずにフィットするものが見つからない:11.7%

  • 目覚まし時計・アラームが聞こえなくなる不安:11.7%

  • その他:24.2%(衛生面が気になる(洗浄・交換の手間):11.1%、自分の心臓の音や呼吸音が気になる:6.1%、子どもの泣き声や緊急時の音が聞こえない不安:4.6% など)

長時間の装着に伴う「痛み・違和感(22.4%)」や「蒸れ・かゆみ(16.5%)」が上位を占めています。また、「寝返りで外れる」「フィットするものがない」といった物理的構造への不満や、「アラームが聞こえない不安(11.7%)」といった実用面でのストレスも並んでおり、導入へのハードルが多岐にわたることが分かります。

Q4:現在も睡眠用耳栓を継続して使っていますか?

  • 使わなくなった(合わなかった・効果不十分):39.5%

  • いびきがひどい日だけ使っている:24.0%

  • ほぼ毎晩使っている:20.5%

  • 使わなくなった(睡眠環境・いびきの方が改善した):12.5%

  • 別の対策に切り替えた:3.5%

最多回答は「使わなくなった(合わなかった・効果不十分)」の39.5%となりました。Q2、Q3で挙げられた「遮音の限界」や「つけ心地によるストレス」が、そのまま利用継続を断念する大きな要因として直結していると考えられます。「ほぼ毎晩使っている」人は約2割(20.5%)に留まりました。

Q5:睡眠用耳栓に月額いくらまでなら払えますか?

  • 月500円以内(使い捨て or 洗えるタイプ):42.0%

  • 使い捨てで1回あたり50円以下がいい:28.0%

  • 月500〜1,000円程度:15.5%

  • そもそも耳栓にお金をかけたくない:9.0%

  • 3,000円以上でも効果があれば払いたい:3.0%

  • 月1,000〜3,000円程度:2.5%

→ 「月500円以内(42.0%)」と「使い捨てで1回50円以下(28.0%)」が上位を占め、全体の7割がワンコイン、またはそれ以下の低コストでの対策を望んでいることが判明しました。耳栓への金銭的投資には消極的な層がマジョリティと言えます。

Q6:睡眠用耳栓を使う中で、「パートナーのいびき自体を根本的に解決すべきだ」と感じたことはありますか?

  • やや感じている:48.0%

  • 耳栓で十分対処できているので問題ない:23.0%

  • 自分が対策するしかない:15.5%

  • 強く感じている:11.5%

  • パートナーにへの切り出し方がわからない:2.0%

→ 「やや感じている(48.0%)」と「強く感じている(11.5%)」を合わせると、全体の59.5%が「いびき自体の根本解決が必要」であると回答しています。耳栓での対応には限界があり、いびきをかかれる側がこれ以上我慢を重ねるのではなく、発生源そのものを改善したいという切実なニーズが見て取れます。

調査結果のまとめ

今回の調査により、睡眠用耳栓はいびき対策の第一歩として非常に身近で手軽な選択肢である一方、多くの人が「完全な遮音には至らない」という物理的な限界を感じていることが明らかになりました。さらに、長時間の装着による耳の痛みや蒸れ、寝返りでの脱落といった身体的ストレスが主な原因となり、約4割の人が継続利用を断念しているという厳しい現実も浮き彫りになっています。

耳栓による防音は、一時的に不快な音を和らげる「応急処置」としては一定の価値を持ちますが、いびきをかかれる側の睡眠の質や健康を完全に守り抜くことは容易ではありません。パートナーや家族のいびき問題の本質的な解決には、我慢して耳栓をつけ続けることだけでなく、いびきをかく本人への寝姿勢改善のアプローチや専門医療機関への受診など、家族全体で「根本解決」に向けて動き出すことが求められています。

一般社団法人 いびき無呼吸改善協会のコメント

パートナーのいびき対策として「睡眠用耳栓」は最もポピュラーな防衛策の1つですが、今回の調査結果は、多くのユーザーが「遮音性の限界」と「装着時の身体的ストレス」という2つの大きな壁に直面していることをリアルに物語っています。いびきの重低音や振動は骨伝導でも伝わるため、耳栓だけで音を完全にゼロにすることは物理的に困難です。また、長時間耳を圧迫することによる痛みや衛生面の懸念から、4割近くの方が利用を諦めてしまっている点は、製品の進化だけでは補いきれない構造的な課題です。

重要なのは、耳栓を“完全な解決策”と捉えるのではなく、自身の睡眠を守るための「一時的な防衛ツール」と正しく位置づけることです。そして、いびきをかく本人にもその音が周囲の睡眠や健康にいかに強い影響を与えているかを理解してもらい、横向き寝の徹底や、必要に応じた専門医(睡眠外来等)への受診など、夫婦・家族で根本的な解決に向けて話し合うきっかけにすること。これこそが、お互いの健康的な睡眠を守るための最も本質的なアプローチとなります。

調査概要

調査主体:一般社団法人 いびき無呼吸改善協会

調査期間:2026年5月23日~2026年5月25日

調査対象:睡眠用耳栓を使用した経験がある男女

調査方法:インターネットによるアンケート調査

有効回答数:200名

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業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
熊本県熊本市中央区神水1-24-6 建神ビル8F
電話番号
096-288-9069
代表者名
竹田浩一
上場
未上場
資本金
-
設立
2011年07月