みんながテレビにくぎづけになりそうな競技は「バスケットボール」?! 国際試合の視聴質データからパリ五輪注目競技を探る!
ご家庭に人体認識技術を搭載した機器を設置し、テレビスクリーンへの「注視」を測るREVISIO株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 郡谷康士、以下REVISIO)は、パリオリンピック採用競技である「サッカー」「バスケットボール」「バレーボール」について、最近の地上波放送の視聴質データを基に、人気の傾向を分析致しました。
視聴者が最もくぎづけになりそうな競技は「バスケットボール」?!
いよいよ2024年7月26日、フランスの首都パリで第33回夏季オリンピック競技大会の幕が上がります。パリでのオリンピック開催は1900年、1924年に続き3回目となり、実に100年ぶりの開催として世界中から熱い注目を集めています。
REVISIOでは、オリンピック目前の6~7月にかけて、地上波プライム帯(19時台~22時台)で放送されたオリンピック採用競技の国際試合を視聴質データで分析しました。
その結果、視聴者が最もくぎづけになっていた(個人全体で最も注目度が高かった)競技は「バスケットボール」であったことがわかりました。
この強化試合では、男子日本代表の2大スターである八村塁選手・渡邊雄太選手は不出場だったにも関わらず高い注目度を獲得しています。東京オリンピックで銀メダルを獲得した女子日本代表への期待も含め、日本のバスケットボール界全体への関心が高まっていることを示しているといえるでしょう。オリンピックの試合も高い注目度を獲得することが予想されます。
ここからは、競技ごとに放送された試合を視聴質データで振り返っていきます。
■バスケットボールの人気は女性がけん引
バスケットボールの視聴質データでは、7月上旬に行われた3つの国際強化試合において、いずれも個人全体注目度で民放キー局の同時間帯平均注目度(※)を超えるという結果が出ました。これはバスケットボールファンだけでなく、一般視聴者からも広く注目を集めていることの表れでしょう。特筆すべきは、7月5日の日本vs韓国戦での注目度です。個人全体が63.0%に達し、女性の注目度に至っては66.3%という今回の分析で最も高い水準となりました。視聴質データから見る限り、バスケットボールの人気は特に女性がけん引していると言えそうです。
パリオリンピックでの彼らの挑戦に、日本中が熱い視線を送ることになるでしょう。大会本番での熱い戦いと、日本代表の活躍が今から楽しみです。
※2024年上半期におけるプライム帯(19-22時台)の関東キー局の個人全体平均注目度は58.9%
■老若男女に支持されるバレーボール
こちらは、6月に行われたバレーボールネーションズリーグ福岡ラウンドのデータです。
特に注目度、視聴率共に高い結果を残したのは、6月13日の女子日本代表対カナダ戦でした。日本チームは立て続けに2セットを連取したものの、第3セットからカナダチームが一気に2セットを奪い返します。最終セットでは、2点差でカナダチームが勝利を掴むという息を飲む試合展開に。結果、視聴者はテレビにくぎづけとなり、個人全体の注目度は63.8%という高い数値を記録したものと思われます。これは今回の分析において個人全体で最も高い注目度で、バレーボールが幅広い層に支持されていることが読み取れます。
パリオリンピックでは、男子では石川祐希選手、女子では古賀紗理那選手らが中心となって戦います。彼らの活躍が、注目度にも大きな影響を及ぼすと予想されます。パリの舞台で、日本のバレーボール界が男女ともに新たな歴史を刻む瞬間を、ぜひ見てみたいですね。
■サッカーは男性人気が顕著
2026年FIFAワールドカップ北中米大会アジア2次予選では、サッカー日本代表は圧倒的な強さを見せつけ注目を集めました。6月6日の対ミャンマー戦は世帯視聴率9.6%、個人全体注目度58.7%を記録。6月11日の対シリア戦では個人全体注目度が62.4%まで上昇し、特に男性の注目度は64.8%と今回の分析で最も高い数値となりました。サッカーは男女の注目度の差が他競技より大きく、男性からの支持の高さが顕著であることがわかりました。
パリオリンピックのサッカー競技は、開会式に先駆けて2日前から熱戦の火蓋が切られます。男子16チーム、女子12チームが参加し、真夏のフランスで繰り広げられる激闘に、世界中のファンの視線が注がれることでしょう。
REVISIOの視聴質ブログでは、各競技の視聴質データをより詳しく分析するとともに、オリンピックの見どころや試合日程なども記載しています。ぜひご覧ください。
REVISIOでは、視聴者がテレビに目線をどれだけ向けたかという視聴データを、毎秒で、独自に取得しております。今後も注目のテレビ番組やCMの分析を行う予定ですので、どうぞお楽しみに。
■今回分析に利用した指標について
※注目度とは?
テレビの前にいる人(滞在者)のうち、テレビ画面に視線を向けていた人(注視者)の割合を表します。シーンに注目している度合いがわかります。
<本件に関する問い合わせ先>
REVISIO株式会社 広報担当 安武
東京都千代田区大手町1丁目6番1号大手町ビル
E-mail info@revisio.com
Tel(担当直通) 050-5897-4931
【REVISIO株式会社について】
REVISIO株式会社は2022/10/1より、TVISION INSIGHTS株式会社から社名を変更いたしました。
人体認識技術によってテレビ番組・CMの視聴態勢データを取得し、BtoB向け視聴分析サービスを提供しています。ご家庭のテレビに、REVISIOが独自に開発した人体認識技術を搭載した調査機器を設置し、調査参加者の視聴態勢を毎秒で自動的に取得。「誰がテレビの前にいて、ちゃんと見ているか」というREVISIO独自の注視データを広告主・広告会社・放送局など国内累計200社以上のクライアントにご活用いただいています。
現在、国内では関東エリアの2,000世帯・関西エリア600世帯、地上波/MX/BSの全番組の視聴データ、ならびにコネクテッドTVの注視データを提供しています。
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