【植物を使った空間設計・parkERs 】積水ハウス「SUMUFUMU TERRACE」2拠点をデザイン。立ちのぼる水が象徴的な、暮らしと植物が共生するバイオフィリックデザインに
- 「住宅展示場」から、「皆が気軽に集まれる場所」へ
従来、家を新築しようとする場合は、まず、住宅展示場に足を運び、実際に見て、体験し、話を聞くというスタイルが大半を占めていました。しかしながら、最近はインターネットの発達により、WEBサイトやSNSから自ら情報や知識を得て、ある程度の検討をしたのちに、相談に来る方が増加。そのため、積水ハウスから「誰もが気軽に立ち寄れ、住まいや暮らしについての相談をできる場所。そして積水ハウスからの情報を発信できる場所を作りたい」、という相談を受けました。
- 公園のここちよさを取り込んだ空間デザイン
・水の揺らぎで心地よい空間を
スムフム テラス新宿は高層ビルが立ち並ぶ東京・西新宿エリアに位置しています。一階のオープンラウンジ中央には社名である”積水”をイメージソースにした円形のフリンジカーテンを設置し、水柱を再現しました。ガラス張りのため、外を通る人の目を引く効果も兼ね備えています。
カーテンは開閉式で、商談などの他、セミナー開催など多目的利用に合わせて空間を仕切ることを可能にしました。
フリンジは、ウォーターエフェクトライトで水がゆらぐような視覚効果をもたらし、しなやかに揺れる繊細な紐と、おぼろげに変化する光のゆらぎを融合させました。
水柱の内側には、東京都八丈島で育ったシェフレラをシンボルツリーとして配置。カーテンから注ぐ木漏れ日の下では水音が流れ、聴覚的にも心地良さを誘います。
鉄平石の飛び石、洗い出しの左官、ココヤシ繊維の床材など、大地や植物が織りなすマテリアルで構成し、室内にいながらも、まるで公園の中で過ごしているように感じていただくことを目指しました。
※鉄平石・・・安山岩の一種で長野県諏訪地方で多く産出される平らな石
・木の特性をそのまま生かした、素材を感じるオリジナル什器
滞在時間中、商談などで、もっとも身近に過ごすであろうロングテーブルもオリジナルで製作。実際に手に触れ、植物の素材感を感じていただけるよう、希少なバストゥーンウォールナット材※１ にレジンを流し込んだテーブルは、木の特性をそのままいかしてデザインしました。
一方、ローテーブルには実用性の低いオリーブの切り株をレジンで整えることで、意匠性を高めながら機能性もプラス。足にはラインを入れて一手間加えた庵治石（あじいし）※２を合わせました。
※１ ブラックウォールナットとイングリッシュウォールナットを接ぎ木したもの（クラロウォールナット）に更に、イングリッシュウォールナットを接ぎ木したもののこと。 自然界に自生していない樹種の為、 流通量が極端に少なく、大変希少価値の高い一枚。
※２ 花崗岩の一種で、香川県高松市の庵治町・牟礼町で産出される石材。
・緑の中の心地よさを光や鳥のさえずりで演出
全体の地明かりは調光をかけ、時間の経過とともに変化をつけていくことで、一日の時の流れを感じつつ、壁や手元に映る葉陰の濃淡から自然の温もりが得られるように設定。また、中央エリアを囲むように、一階の四隅には自然光とのつながりを意識したフリーエリアを作り、鳥のさえずりとゆらゆらと揺れる葉の影が心地よさを演出します。
今回パーカーズのデザインを導入いただいたご担当者様の声
積水ハウス株式会社 東京西支店 北野 喜隆様
自然を感じながら心地よく打ち合わせができるスペースが斬新で、初めて来られる方は必ず喜んで頂いております。お客様自身もこのような空間で働きたいと仰られる方が多いです。環境共生というテーマの中で、居心地の良さと創造性が相まった空間に仕上がっており、社内の評価も非常に高いです。また、託児スペースなど実用的な面を兼ね備えている点も、お客様に喜んで頂いております。
従来の営業拠点とは異なり、オープンな施設で常にイベントを開催する事が出来るので、お客様にとって身近な存在になったと思います。
【SUMUFUMU TERRACE 立川】についてはこちら
緑と水とアートが彩る「幸せ住まい」を体感できる場所
https://www.park-ers.com/works/sumufumu-terrace-%e7%ab%8b%e5%b7%9d/
【施設概要】
名称：SUMUFUMU TERRACE 新宿
住所: 東京都新宿区西新宿3-6-11 西新宿KSビル 1階・2階
営業時間: 10:00～18:00
定休日: 毎週火曜日・水曜日
HP: https://www.sekisuihouse.co.jp/sumufumuterrace/shinjuku/
名称：SUMUFUMU TERRACE 立川
住所: 東京都立川市緑町3-1 GREEN SPRINGS S-2棟1階
営業時間: 10:00～18:00
定休日: 毎週火曜日・水曜日
HP: https://www.sekisuihouse.co.jp/sumufumuterrace/tachikawa/
- 自然だらけの地方にもバイオフィリックデザインは必要なのか
2022年6月3日（金）には、東京ビッグサイト 西展示棟で開催される「インテリア ライフスタイル展2022」の業界のトレンドを発信するセミナー LIFESTYLE SALON 2022に、parkERsの城本栄治（クリエイティブディレクター）と長田昇（オペレーションDiv.マネージャー兼いばらきフラワーパーク園長）が登壇します。
都心ではなく地方、室内ではなく屋外へとニーズが広がってきているバイオフィリックデザインの可能性についてお話します。
『インテリア ライフスタイル 2022』
トークショーイベント「LIFESTYLE SALON」
会場：東京ビッグサイト 西展示棟 アトリウム
テーマ「自然だらけの地方にもバイオフィリックデザインは必要なのか」
日程：2022年6月3日（金） 時間：11:00～12：00
参加方法：聴講無料、事前予約不要 ※会場へのご入場にはオンラインでの「来場事前登録」が必須です（無料）▼LIFESTYLE SALON 2022の詳細はこちら
http://files.mmfcservice.com/documents/ilt2022/lifestylesalon.pdf
■parkERs（パーカーズ）とは
パーカーズ（parkERs）は、2013年7月に設立された㈱パーク・コーポレーションの空間デザイン事業部。ブランド名の通り「日常に公園のここちよさ」を提案すべく、商業施設や住宅、公共施設などの空間プランニング・デザイン設計や施工、オリジナル家具の開発を行ってきました。事業の幅も年々広がっており、新築分譲マンション開発、オフィスデザインに止まらず、成田空港の植栽デザイン監修やバリューアップ計画の壁面緑化、ＪＲ新山口駅の壁面緑化、2019年には茨城県石岡市「茨城フラワーパーク」のリニューアルプロジェクトの魅力向上計画の策定を行い、石岡市産業文化事業団と共に指定管理業務共同事業体を設立。2021年4月のリニューアルオープン以降も「見る」から「感じる」フラワーパークとして「いばらきフラワーパーク」の企画・運営に携わっています。
ホームページ ：https://www.park-ers.com/
公式Instagram：https://www.instagram.com/parkers_official/
オンラインショップ：https://www.aoyamaflowermarket.com/ext/green.html
■会社概要
名称 ： 株式会社パーク・コーポレーション http://www.park-corp.jp
代表者 ： 代表取締役 井上 英明
本社 ： 〒107-0062 東京都港区南⻘⼭5-6-26 ⻘⼭246ビル7F
設立 ： 1988(昭和63)年12月24日
資本金 ： 2,000万円
ブランド： フラワーショップ / Aoyama Flower Market https://www.aoyamaflowermarket.com/category/SHOP/
フラワースクール / hana-kichi http://www.hana-kichi.jp
カフェ / Aoyama Flower Market TEA HOUSE http://www.afm-teahouse.com
空間デザイン / parkERs http://www.park-ers.com
B to B / Aoyama Flower Market ANNEX http://annex.aoyamaflowermarket.com/
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