【座談会レポート】障害者雇用の好事例を発表!

職域開拓やモチベーション向上に繋がった施策とは?

株式会社スタートライン

障害者雇用支援を通じて“誰もが自分らしく生きる社会“を目指す株式会社スタートライン (本社:東京都三鷹市、代表取締役:西村賢治)は、障害者雇用支援サービスサポート付きサテライトオフィス INCLU(インクル)をご利用いただく企業様同士が交流する座談会を開催しました。INCLUを利用する中で発生した障害者雇用における好事例を発表することで、他企業にも好事例が生まれる循環を作ることを狙いとしています。INCLUをご利用いただく複数の企業様の中から、24社の企業様が参加し登壇企業の事例発表をお聞きいただきました。今回はその中から2事例をピックアップしてご紹介します。

INCLUとは?

INCLUは、職域開拓や採用、適性判断やチームビルディング、定着や能力開発に関する相談までトータルで支援します。ハード面の環境だけでなく、障害者雇用支援の専門的な知識を有した当社社員が常駐しているため、様々な障害種別の方が安心してバリアフリーな就業をすることができます。

サービス体系図

発表事例①

・企業概要

事業内容:不動産関連

従業員数:2,000名

社内イントラネットを活用した職域開拓

■課題

INCLUの稼働が軌道に乗ってきたこともあり、体制を強化するため追加採用を検討していた。既存スタッフのスキルが上がってきたことで、これまで切り出していた業務とのミスマッチも生じてきており、職域拡大の必要性があった。

■取り組み

社内イントラネットを活用して以下の2点の紹介を行うことで職域開拓に繋げた。

  1. INCLUの取り組みを紹介
    社内イントラネットに、INCLUとはなにか、どのような仕事に取り組んでいるのかといった情報を掲載し、社員がいつでも閲覧できる状態に

  2. 業務の依頼方法

    INCLUに興味を持った社員が、実際に業務を依頼するためのフローを掲載することで、気軽に業務依頼の相談が入るようになった

イメージ画像:社内イントラネットに掲載したINCLU情報
イメージ画像:具体的な業務依頼の方法を掲載

■成果

社内イントラネットを活用して全社員に情報を開示したことで、新しく「不動産情報サイトに関わる入力業務」の依頼を受けることができた。このように依頼を受けたことをイントラネットに掲載、このサイクルを繰り返すことで社内の信頼を得ることができ、今では10部署以上から業務依頼を受けている。また、この取り組みが評価され、グループ会社のアワード受賞した。

発表事例②

・企業概要

事業内容:給食サービスや子育て支援関連

従業員数:約13,000名

INCLUから本社へ異動

■背景

各部門からINCLUに切り出している業務について、一連の流れを管理する人材の育成をしたいと考えていた。INCLUで活躍する人材にそのポジションを担ってもらいたかったが、そのためにはINCLUから本社に異動する必要があった。

■取り組み

INCLUから本社に異動するにあたり徐々に環境に慣れてもらうため以下の取り組みを行った。

  1. プレ出社
    環境の変化によるストレスを軽減するため、プレ出社を行うことで徐々に本社に馴染んでもらった

  2. 配慮事項の周知
    本人の同意を得た上で、本社で関わる社員の方々に配慮事項を周知。定期的に1on1を実施し、不安感などを軽減することを意識した

  3. 相談体制
    業務ごとにチャットルームを作り、すぐに相談できる体制を構築した

■成果

INCLUから本社へのキャリアパスという一つのロールモデルができたため、INCLUでスキルアップして活躍する人材が、新たなキャリアを描くことができるようになった。

INCLUから本社へ異動というロールモデルを作った

アンケート結果(一部抜粋)

・他社の取り組み事例の共有を受け、当社でも抱えていた課題に対するアプローチ方法の参考になった

・社内事例が限られがちな障害者雇用において、他社事例を聴講する事で、取れる選択肢の施策が広がりました

・実際にスタートライン様を利用されている他の企業様の生の声をインタビュー形式で聞くことができ、とても参考になりました

・雇用された方が安定して業務ができるように、仕組みから変える取り組みをされていたことが参考になりました。短期的に取り入れられるものばかりではないですが、常に自社の制度や仕組みも見直していくことを前提に障害者雇用に向き合いたいと思いました


この度はINCLU座談会にご参加いただいた企業の皆様、誠にありがとうございました。障害者雇用に取り組む企業の担当者にとって、対人支援という仕事に「正解」はないからこそ、他社の取り組みに興味関心を寄せていただいていると感じました。今後も、障害者雇用の現場で得られた知見を関係者の間だけで留めることなく、その会社全体の雇用ノウハウとしていただけるよう、ご利用企業様との積極的な関わりを継続してまいります。

■株式会社スタートラインとは:https://start-line.jp/

ABA(応用行動分析)と第三世代の認知行動療法に基づいた効果的で専門的な支援で、障害者雇用の新しい「場」づくりから定着支援までワンストップで実現する会社です。
「自分をおもいやり、人をおもいやり、その先をおもいやる。」の企業理念のもと、2009年創業以来、障害者雇用支援の領域において障害者の「採用」と「定着」に重きを置き、障害者雇用支援サービスサポート付きサテライトオフィス「INCLU」を運営。障害者雇用に関する総合コンサルティングを軸に、屋内農園型障害者雇用支援サービス「IBUKI」、ロースタリー型障害者雇用支援サービス 「BYSN」、企業/障害当事者向けカスタマイズ研修、在宅雇用支援、障害者採用支援などサービスメニューを拡充しています。一つでも多くの選択肢をつくり、多様な人々の可能性を拡張することで、誰もが自分らしく生きる社会を目指しています。

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ビジネスカテゴリ
経営・コンサルティング
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会社概要

株式会社スタートライン

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URL
https://start-line.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都三鷹市上連雀1-12-17 三鷹ビジネスパーク1号館3F
電話番号
050-5893-8926
代表者名
西村賢治
上場
未上場
資本金
2億9996万円
設立
2009年12月