インドネシア・フィリピンで日本に対する好感度100% 好きな理由は「四季の風景」「日本食」
アウンコンサルティング、世界14の国と地域を対象にした2024年親日度調査結果を発表
グローバルマーケティング事業(※)を展開しているアウンコンサルティング株式会社(東証スタンダード市場:2459、本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:信太明、以下「アウンコンサルティング」)はこの度、世界14の国と地域を対象に親日度や訪日意欲に関する調査を実施しましたので、その結果をお知らせいたします。
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【調査概要 】
<第12回アウンコンサルティング親日度調査> 世界14の国と地域における日本への好感度、訪日意欲、訪日計画時の情報源について
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対象の国と地域(N数):韓国(109)・中国(106)・台湾(108)・香港(108)・タイ(107)・シンガポール(107)・マレーシア(108)・インドネシア(107)・フィリピン(109)・ベトナム(107)・インド(113)・オーストラリア(107)・アメリカ(107)・イギリス(108)
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調査期間:2024年5月27日~2024年5月31日
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対象:対象の国・地域の20歳以上の男女
【調査サマリー】
1. 日本への好感度が最も高いのは同率1位でインドネシア・フィリピン、中国では「嫌い」「大嫌い」の合計回答が昨年比約2倍に
日本について「大好き」「好き」の合計値が最も高いのは同率1位でインドネシア・フィリピンで、中でもフィリピンは「大好き」の回答率が77.1%と調査国の中で最も高い結果となりました。フィリピンの好感度が高い理由として、これまで日本がフィリピンのインフラ(高速道路、空港、鉄道、港、道路など)支援を行ってきたこと、フィリピンの最大貿易国の一つであること(2022年の輸出相手国はアメリカに次ぎ2位、輸入相手国は中国・インドネシアに次ぎ3位*1)等があげられます。
一方で、「嫌い」「大嫌い」の合計値が最も高いのは中国(合計47.2%)、「大嫌い」の回答率が最も高いのは韓国(10.1%)となりました。 中国は前回2023年の調査から「嫌い」「大嫌い」の合計値が約2倍に増加しており、東京電力福島第一原子力発電所の処理水放出の影響により、日本への好感度が低下したと考えられます。
■日本が好きな理由は、「四季の風景」「日本食」
日本について「大好き」「好き」と回答した方の理由は以下のとおりです (複数回答) 。
※5%以上を緑、15%以上を黄色、20%以上を赤く色づけ
全体的に「四季の風景」「日本食」の数値が高く、アメリカ・イギリス・オーストラリアでは「歴史/文化」の評価も高いことが分かりました。昨今では、買い物よりも体験を重視する傾向が強まっており、日本の古き良き文化を感じられる体験型へのコト消費へ繋げられるようなアプローチが重要となっています。
2. 日本を訪れる際に最も行きたいのは「東京」、アジア圏では「大阪」「北海道」も高い人気
訪日都市に関する調査では以下の結果となりました(複数回答)。
韓国を除き、13カ国・地域で「東京」が最も多い結果となりました。背景には、日本国内における新型コロナウイルス関連規制の緩和に加え、東京は日本の文化や食べ物、買い物が楽しめるだけでなく、衛生的で交通の便や治安が良いこと、さらに新宿御苑など都会の中心にありながら伝統的な日本庭園で四季折々の自然を楽しめることなどが考えられます。また、オタクの聖地として海外からも絶大な支持を受けている秋葉原や、日本の「カワイイ」を満喫できる原宿など、日本が世界に誇る様々なカルチャーを体験できるため、外国人観光客にとって一層魅力的な旅行先となっていることも考えられます。
また特にアジア圏では、「東京」に次いで「大阪」「北海道」が高い人気となっており、中でも中国、台湾、タイ、シンガポール、マレーシアの5カ国では回答者の50%以上が「北海道」を選択しています。1年中温暖な気候で冬らしい冬を感じられないアジア圏の方にとって、北海道の雪景色や自然豊かな大地でとれる食材は魅力的に感じる要因であると考えられます。先述の日本の高い好感度に対する理由として、「四季の風景」「日本食」の選択率が高かったことからも、「北海道」の人気の理由が窺い知れます。
3. 日本旅行で不安なことは、「店員との会話が通じない」「地震等の災害」
訪日時の不安なことについては以下のとおりです(複数回答)。
※5%以上を緑、10%以上を黄色、15%以上を赤く色づけ
全体的に「店員との会話が通じない」「地震等の災害」の回答率が高い結果となりました。特に、「地震等の災害」を選択する割合は、昨年の調査結果と比べて若干ながらも増加している国が多く、令和6年能登半島地震の発生が海外でも報じられたことが要因の一つとも考えられます。
4. 日本の観光地を探す際の情報源は、「Google Map」「検索エンジン」
観光地を探す際の情報収集方法は以下のとおりです(複数回答)。
※5%以上を緑、10%以上を黄色、15%以上を赤く色づけ
全ての国・地域において、「Google Map」の回答率が最も高く、次いで「検索エンジン」が多くの国で選択される結果となりました。近年では若い世代を中心に、検索エンジンよりもSNS上で検索して情報収集をする人が増えているものの、「Google Map」は旅行系アプリの中でもっともダウンロードされており*2、世界中のユーザーが慣れ親しんだ観光には欠かせないアプリとなっています。
調査結果全体は、アウンコンサルティングのWebサイトをご覧ください。
【参考資料】
《2023年6月13日発表の第11回アウンコンサルティング親日度調査》
https://www.auncon.co.jp/press/release/2023-06-13/
プレスリリース本文中に出てくる各社サービス名称は、各社の登録商標または商標です。
本プレスリリースをご掲載される場合、『アウンコンサルティング調べ』とご記載の上、弊社までご連絡をお願いいたします。
【出典】
*1. JETRO,「フィリピンの貿易と投資(世界貿易投資動向シリーズ)」2023年11月24日, https://www.jetro.go.jp/world/asia/ph/gtir.html (2024年6月10日)
*2. Statista, 「Number of aggregated downloads of selected leading travel apps worldwide in 2023」May 13, 2024, https://www.statista.com/statistics/1229187/most-downloaded-travel-apps-globally/ (2024年6月10日)
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