正月太りは気づいたときが戻しどき!?「食べ過ぎが続くと、リバウンドしやすい体になる可能性も」正月太りの実態を医師が解説

大正製薬株式会社

正月太り経験者の46.4%が、元の体重まで戻せていないことが明らかに

年末年始は、忘年会・新年会、帰省などにより、食事や飲酒の機会が増え、生活リズムも変化しやすい時期です。正月明けに体重やお腹まわりの変化を感じても、「そのうち自然に戻る」と考える方も多いのではないでしょうか。

大正製薬株式会社は、正月太りの経験、その後の体重管理行動、体重とお腹まわりの戻り方に関する実状を明らかにするため、お腹まわりが気になる40~59歳の男女1,277人を対象に「正月太りと体重管理に関する意識調査」を実施しました。本レターでは調査結果とともに、正月太りを長引かせないためのヒントを紹介します。

調査結果のポイント

① 正月太り経験者の46.4%が元の体重まで戻せていない
② 正月太り経験者の25.3%が「体重は戻ったが、お腹まわりは戻らなかった」と回答
③ 早めに対策した人ほど、元の体重まで戻った割合が高い傾向にあった

 

【医師が解説】

食べ過ぎが続くと、脂肪をためる“受け皿”が増える(リバウンドしやすい)可能性も?

 ヒトを対象とした研究では、食べ過ぎ(エネルギー過剰摂取)が一定期間以上続くと、脂肪細胞のサイズが増加することに加え、細胞数も増加する可能性が報告されています。また、成人では大幅に減量した場合でも、脂肪細胞のサイズは減少する一方、脂肪細胞数は変化しにくいことが報告されています。こうした知見から、食べ過ぎを長引かせず、体重や腹囲の変化に気づいた段階で、普段の健康管理を早めに再開することが大切です。

調査結果① 約5割が「正月太り」を経験

 過去3回の年末年始に正月太りを経験したかを聞いたところ、50.5%が少なくとも1回は正月太りを経験しており、31.9%は3回すべてで経験していたことが分かりました。さらに直近に経験した正月太りで1kg以上の体重増加があった人は86.8%に上り、年末年始の体重増加を多くの生活者が経験していることが分かりました。

調査結果② 正月太り経験者の46.4%は元の体重まで戻せていない

直近に経験した正月太りの体重増加について、「ある程度戻ったが,年末年始と同程度まで戻っていない」または「ほとんど・まったく戻っていない」と回答した人は46.4%であり、約半数の方が元に戻せていないという結果となりました。

また、元の体重に戻った人でも、「1週間以内」に戻った人は7.1%であったのに対して、「1か月超~3か月以内」「3か月以上」と、1か月超かかった人は46.6%でした。およそ半数の方が元の体重に戻るまでに1か月超を要していることから、正月太りは一時的な変化と思われがちですが、増えた体重をもとに戻すのは簡単なことではないようです。

調査結果③ 「体重は戻ったのに、お腹だけ戻らない」人が25.3%

直近に経験した正月太りで気になった変化を聞いたところ,「体重の増加」(59.2%)の次に「お腹の見た目」(51.0%)、「お腹まわり・腹囲の増加」(50.1%)、「洋服・ベルトのきつさ」(34.7%)が続き,お腹まわりの変化も多くの人に意識されていることがわかりました。

 さらに、正月太り後の体重とお腹まわりの戻り状況を確認したところ、「体重もお腹まわりも戻っていない」人が32.1%,「体重は戻ったが、お腹まわりは戻らなかった」人が25.3%でした。体重が元に戻った場合でもお腹まわりの変化は残りやすい傾向がうかがえます。

調査結果④ 正月太りは気づいた時が戻しどき!?

正月太りに気づいてから対策を始めるまでの期間ごとに、元の体重まで戻った人の割合をみると、気づいてから3日以内に対策を始めた人では64.0%が元の体重まで戻ったのに対し、1か月超~3か月以内に対策を始めた人では48.4%、対策しなかった人では22.9%にとどまりました。正月太りは早めに対策を始めた人ほど、元の体重まで戻った割合が高い傾向がうかがえます。

※本調査は生活者の自己申告による実態調査です。対策開始時期と体重回復の関連を示すものであり、因果関係を示すものではありません。

 

正月前に知っておきたい、「正月太り」をどう捉える?

今回の調査では、正月太りにより、体重の増加だけではなくお腹まわりの変化も気になった方が多くみられました。体重は、食事内容や水分量、排泄、活動量などの影響も受けて変動するため、正月明けに増えた体重の全てを「脂肪が増えた結果」と捉えることは適切ではありませんが、「洋服やベルトがきつくなる」などのお腹周りの変化は、体脂肪の蓄積が大きく関与している可能性もあります。

体重とお腹まわりの変化、体脂肪の関係について、宮崎先生にご解説いただきました。

専門家コメント(宮崎 滋 医師)

正月明けに体重が増えていると、「数日で体脂肪が一気に増えたのでは」と不安になるかもしれません。ただし、短期間の体重変化には水分量や食事内容、排泄などの影響も含まれるため、増加分の全てを体脂肪とみなすことはできません。まずは体重だけで判断せず、腹囲や食生活、活動量の変化も一緒に確認することが大切です。

その一方で、食べ過ぎが続いたときに体の中で何が起こっているかを示す、興味深いヒト研究があります。健康男性22名が、通常時のエネルギー必要量より40%多いエネルギーを8週間摂取した研究では、平均6.7kgの体重増加とともに、脂肪細胞のサイズ増加および細胞数の増加を示唆する所見が認められました*1。脂肪組織は、まず一つひとつの脂肪細胞を大きくする「肥大」によって余ったエネルギーを蓄えますが、過剰摂取が大きく、一定期間続く状況では、肥大だけでなく新たな脂肪細胞が生じる可能性も考えられます。

さらに、成人では大幅に減量した場合でも、脂肪細胞のサイズは減少するものの脂肪細胞数は変化しないという報告があります*2。これらを総合すると、脂肪細胞数が増えるほど、その後にエネルギーを蓄える“受け皿”が多い状態となり、体重を再び増やしやすくする(リバウンドしやすい)一因になる可能性は、医学的にも考えられます。

年末年始に食べ過ぎたとしても、正月明けに体重と腹囲を確認し、食事量、間食、飲酒、脂質の多い料理、活動量を振り返ることで、食べ過ぎを長引かせないことが重要です。体重や腹囲の変化に気づいたら、食事・運動・体重測定など、普段の健康管理を早めに再開することを心がけましょう。

*1 White U, et al. A higher proportion of small adipocytes is associated with increased visceral and ectopic lipid accumulation during weight gain in response to overfeeding in men. Int J Obes (Lond). 2022;46(8):1560-1563.

 *2 Spalding KL, et al. Dynamics of fat cell turnover in humans. Nature. 2008;453:783-787.

正月太りを長引かせないために

正月明けは、極端な食事制限ではなく、まず普段の生活リズムに戻すことが大切です。体重やお腹まわりを定期的に確認し、体重が増えていたりお腹まわりが気になったりした時には、食事量、脂質の多い料理や間食、飲酒量、活動量を無理のない範囲で見直しましょう。

 

まとめ

今回の調査では、正月太り経験者の46.4%が元の体重まで戻せておらず、体重が元に戻った場合でもお腹まわりの変化が残りやすい傾向が伺えました。また、正月太りに気づいて早めに対策を始めた人ほど、元の体重まで戻った割合が高く、早めの対策の重要性が垣間見えました。

正月太りは「そのうち戻る」と放置せず、体重やお腹まわりを確認しながら、食事・運動・生活リズムを早めに整えることが、長引かせない為の第1歩です。大正製薬はこれからも、皆さまの日々の健康管理に役立つ情報発信に努めてまいります。

 

【調査に関する概要】

調査名:正月太りと体重管理に関する意識調査

調査実施会社:大正製薬株式会社

調査方法:インターネット調査

調査日:2026年10月16日~10月20日

有効回答数:40~59歳の男女1,277人

※構成比は小数点第二位以下を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。
また、本文中の合計値がグラフ内の数値を足しあげたものと一致しない場合があります。

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会社概要

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URL
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業種
製造業
本社所在地
東京都豊島区高田3丁目24‐1
電話番号
03-3985-1111
代表者名
上原 茂
上場
未上場
資本金
-
設立
1912年10月