2024年6月版世界40カ国、主要OS・機種メーカーシェア状況について

アウンコンサルティング株式会社

2024年6月27日 12時00分

　グローバルマーケティング事業※1を展開しているアウンコンサルティング株式会社（東証スタンダード市場：2459、本社：東京都千代田区、代表取締役CEO：信太明、以下「アウンコンサルティング」）はこの度、世界40カ国※2における主要OSおよび機種メーカーのシェア状況についてまとめましたので、お知らせいたします。

※1 海外SEO (検索エンジン最適化)、および海外広告 (サービス概要： https://www.auncon.co.jp/service/)

※2 世界40カ国には国と地域を含みます。

調査サマリー

全世界におけるOS・機種メーカーシェアは以下の通りです※3。

＜OSシェア（全世界）＞

1位　Android：71.5%（＋0.6%）

2位　iOS：27.73%（-0.6%）

＜機種メーカーシェア（全世界）＞

1位　Apple：27.73%（-0.6%）

2位　Samsung：24.02%（-0.2%）

※（）内は前回2023年調査比

■世界のモバイルOSシェアに大きな動きはないものの、Androidが微増

　Androidのシェアが上昇した要因として、Galaxy S24（Samsung）シリーズが好調だった事など、様々な要因が考えられます。アメリカの調査会社IDCによると、2024年第1四半期において、Samsungの出荷台数が、Appleを上回ったとされていました※4。

　今後、COVID-19後の経済回復や5Gの更なる普及、次世代AIスマホといったテクノロジーの進化等を要因に、スマートフォン市場は更に成長する事が考えられます。

　以下のグラフは、2018年5月からの世界のモバイル機種メーカー別シェアの推移を表したグラフです※3。Appleは2023年1月にSamsungを抜いて以降、首位をキープしています。また、その他各メーカーについても前回調査（2023年8月時点）から市場シェアの数値や順位に大きな変化は見られませんでした。

Stat Counter (https://gs.statcounter.com/)にてアウンコンサルティングが作成

　世界のメーカー別シェアではAppleが牽引している一方で、今回の調査では以下のとおり、フランスやドイツおいてシェアのトップがAppleからSamsungに逆転しています※3。

【フランス】

・Samsung：32.04% (30.01%)

・Apple：28.21% (32.23%)

【ドイツ】

・Samsung：34.29% (33.89%)

・Apple：33.14% (37.65%)

※( )内は昨年調査時のシェアの割合

　ヨーロッパではSamsungのシェア率が若干ながらも上がっている傾向がみられます。

　海外向けのWebプロモーションでは、ターゲットとなる国で使用されている媒体やツール等への理解が必要不可欠です。また、年によって市場動向に変化が起こりやすいため、OSや機種シェア率の最新動向をキャッチし、スマートフォンの利用目的を読み取り、それに応じたプロモーションを行うことが重要です。

　特に、日本国内ではiOSのシェアが多いですが、世界ではAndroidが大半を占めているため、Webサイトにおけるレスポンシブ対応や、スマートフォンを活用した海外向けのサービスを提供する際には、iOSのみならず、Androidへの対応も必ず行うようにしましょう。

※3 OS・機種データ参考：Stat Counter, http://statcounter.com/
※4 2024年第1四半期スマートフォン出荷台数：IDC, Worldwide Smartphone Market Up 7.8% in the First Quarter of 2024 as Samsung Moves Back into the Top Position, According to IDC Tracker, 2024年4月15日, https://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prUS52032524