遠隔医療システム「Teladoc HEALTH」国内29都道府県で導入・活用
日本での発売開始から3周年。医療従事者の負担軽減や患者さんの医療アクセス向上などに貢献
PHCホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区)傘下の ウィーメックス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:高橋 秀明、以下「ウィーメックス」)が提供するリアルタイム遠隔医療システム「Teladoc HEALTH」(※1)は、日本で発売を開始してから3周年を迎えました。この3年間で日本全国の医療現場で導入が進み、医療従事者の負担軽減や患者さんの医療アクセス向上などに貢献し、持続可能な医療体制の構築を支援してまいりました。
#3年間での導入・活用実績
日本での発売開始から3年間で29都道府県に導入が広がりました(2025年2月28日時点)。公益社団法人日本臓器移植ネットワーク(※2)が実施する「臓器提供支援体制構築事業」(※3)においては、拠点施設のうち8施設にて導入され、国内約60か所にて「Teladoc HEALTH」を活用した遠隔での臓器提供支援体制が構築されています。
「Teladoc HEALTH」は、医療従事者間での遠隔医療で幅広く活用されています。特に、離れた場所にいる医師同士での遠隔コンサルテーションや遠隔カンファレンス(D to D)、遠隔地の医師が患者さんのそばにいる看護師を介して実施するオンライン診療(D to P with N)等の場面で活用されており、2025年1月には3年間の累計セッション回数が12,000回を超えました。
当初、へき地医療や周産期・新生児医療、COVID-19感染症対策での活用が中心でしたが、現在では、透析医療、臓器提供体制構築支援、妊婦検診、災害・緊急対応といった多様な医療分野での活用に加えて、次世代を担う医療従事者の育成現場での活用も広がっています。また、医療MaaS車両への搭載や、オンライン診療用ブースへの設置など、他企業との協業を通じて、地方の医療DXを支援しています。

#「Teladoc HEALTH」発売3周年記念 特設サイトの開設
今回、日本での発売3周年を記念して「Teladoc HEALTH」の特設サイトを開設しました。「Teladoc HEALTH」を導入いただいた医療機関様へのインタビュー動画や、「Teladoc HEALTH」の様々な導入・活用事例を掲載していますので、ぜひご覧ください。
「Teladoc HEALTH」発売3周年記念 特設サイト
https://www.phchd.com/jp/bx/telehealth/3rd-anniversary
#ユーザーの声
「Teladoc HEALTH」を導入・ご活用いただいている4名の先生よりコメントを頂きました。
原田 昌範先生(山口県立総合医療センター へき地医療支援部 診療部長)
『厚生労働省の実証事業による視察で米国のへき地で「Teladoc HEALTH」に出会いました。山口県の離島やへき地でも「Teladoc HEALTH」を活用し、実証を行い、一定の評価を得て、診療報酬の改定につながりました。山口県では柳井市、萩市、岩国市、山口市のへき地診療所に実装され、「D to P with N」の形式で、へき地医療の確保に貢献しています。』
藤谷 茂樹先生(学校法人聖マリアンナ医科大学 救急医学 主任教授)
『ICUや救急外来の遠隔支援や、臓器提供支援体制構築において、「Teladoc HEALTH」を導入しました。「Teladoc HEALTH」により、時間、距離の制約を超えた相互連携が可能となり、離れた場所へ専門的な医療提供や、人材育成に活用できると感じています。現在の医師の働き方改革においても、モバイル性が高く、非常に効率的なツールです。』
前野 泰樹先生(社会医療法人雪の聖母会 聖マリア病院 こども医療センター センター長 / 副院長)
『当院では、地域の産科クリニックとの連携に「Teladoc HEALTH」を導入しています。定期的な連絡会で顔の見える関係性を築くことで、出生後の新生児搬送の適応などの相談を、動画を通じて気軽に行える協力体制を強化できています。特に新生児仮死などの緊急時には即座に通信し、児の状態を直接判断しながら蘇生をアシストするなど、地域の周産期医療を支え、安全・安心な医療提供を実現するための重要なツールとなっています。』
宮田 昌史先生(藤田医科大学 医学部小児科学 臨床教授)
『「Teladoc HEALTH」の導入後、周産期・新生児医療の地域連携での協力体制が強化でき、スムーズなコミュニケーションを促進するツールであると実感しています。迅速な対応が求められる現場で大きな助けとなっており、今後さらに活用する場面が増えることを期待しています。』
ウィーメックス株式会社 代表取締役社長の高橋 秀明は『当社は50年以上にわたり、デジタル・テクノロジーの力で医療業界に関わる業務の効率化に取り組んでまいりました。新規事業として始めたリアルタイム遠隔医療システム「Teladoc HEALTH」の提供を通じて、人員不足や業務改善等、医療現場・医療従事者が抱える課題の解決を推進し、また、その先にいる患者さんの健康に貢献してまいります。』と述べています。
#リアルタイム遠隔医療システム「Teladoc HEALTH」について
専門医の少ない医療機関と遠隔地の専門医をオンラインで繋げる、リモート操作可能なリアルタイム遠隔医療システムです。高性能・高倍率のカメラを遠隔地の医師が操作できるため、現場にいるかのように情報を取得できます。また、超音波診断装置などの周辺医療機器と接続し、検査情報をリアルタイムで確認することで、患者さんの容体を短時間で把握することができます。
「Teladoc HEALTH」を介して遠隔地の医師が支援することで、治療方針の決定や処置開始時間の短縮に繋がると共に、専門的なサポート体制による現場の負担軽減や、リモートワークによる働き方改善への評価を頂いています。

(※1)リアルタイム遠隔医療システム「Teladoc HEALTH」ブランドサイト
https://www.phchd.com/jp/bx/telehealth
(※2)公益社団法人 日本臓器移植ネットワーク
(※3)出典:「臓器提供施設連携体制構築事業について」(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/ishoku/renkeitaisei_00006.html
<ウィーメックス株式会社について>
ウィーメックス株式会社は、グローバルヘルスケア企業として事業を展開するPHCホールディングス株式会社(証券コード6523 東証プライム)の日本における事業子会社です。企画・開発から販売までワンストップでサービスを提供する新体制として、2023年4月より新会社として事業を開始しました。「メディコム」ブランドの医事コンピューターや電子カルテシステムの他に、薬局経営のサポートや特定保健指導の支援、遠隔医療システムなどを提供しています。また、2023年10月に富士フイルムヘルスケアシステムズ株式会社より電子カルテ・レセプト関連事業を取得し、ウィーメックスヘルスケアシステムズ株式会社が誕生。国内の「医療DX」を推進するヘルスケア IT製品・サービスを通じて、患者さんへの医療サービス向上と医療従事者の業務効率化に取り組んでいます。
□所在地 :東京都渋谷区渋谷3-25-18 NBF渋谷ガーデンフロント14F
□代表者名 :代表取締役社長 高橋 秀明
<PHCホールディングス株式会社(PHCグループ)について>
PHCホールディングス株式会社(証券コード 6523 東証プライム)は、健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し、豊かな社会づくりに貢献することを経営理念に掲げるグローバルヘルスケア企業です。傘下にPHC株式会社やアセンシア ダイアベティスケアホールディングス、エプレディアホールディングス、株式会社LSIメディエンス、ウィーメックス株式会社、メディフォード株式会社などを置き、糖尿病マネジメント、ヘルスケアソリューション、診断・ライフサイエンスの事業領域において、開発、製造、販売、サービスを行っています。2023年度のグループ連結売上収益は3,539億円、世界125以上の国と地域のお客様に製品・サービスをお使いいただいています。PHCグループはPHCホールディングス株式会社とその事業子会社の総称です。
お問合せ先
ウィーメックス株式会社
E-mail:tky-mc_pr_alignment@ml.wemex.com
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