【LIPS labo】クチコミ傾向から深掘り!動向が見えてきた下半期のトレンドを再チェック【2023年8月1号】

株式会社AppBrew

LIPSユーザーの美容事情や、ビューティートレンドをピックアップする『LIPS labo』。今回は「2023年下半期のコスメ・メイクトレンド」をご紹介。

「LIPSベストコスメ2023 上半期」ウェビナーにおいて、予想をしていた2023年下半期のトレンド。秋冬の新作情報が解禁されはじめ、秋冬アイテムに関するユーザー投稿も増えてきた今、そんなクチコミの傾向などから下半期のトレンドをさらに深掘りします。また、ウェビナーでは紹介しきれなかった「ボディ」や「パーツケア」についても本記事で考察していきます。

  • 1、今のトレンドセッターはやっぱり韓国!

LIPSでは、6月に開催した「LIPSベストコスメ2023 上半期」のウェビナーにおいて、2023年下半期のトレンド予想をいち早く発表。( https://note.com/lips_labo/n/n488df83a440e
そこから続々と秋冬の新作情報が解禁され、7月上旬から商品も発売されはじめ、ユーザーの投稿にもトレンド予想に近いものが傾向として見え始めてきています。


まず、今の美容トレンドを語る上で外せないのが「韓国」
「2023年7月号のLIPS labo」( https://note.com/lips_labo/n/n940a59a9eed7 )でも、「韓国コスメ」の人気の高さについてご紹介をしています。


なぜ、韓国がトレンドを牽引していると言えるのでしょうか。
例えば、2022年後半〜2023年上半期に流行となった「純欲メイク」、次いで話題になった「白湯メイク」、「甜妹メイク」は、もともと中国で生まれたトレンドでした。

それらのメイク法は、一度中国から韓国に渡り、韓国アイドルや女優・インフルエンサーが、より真似しやすい形でメイクすることで話題となり、その後、日本でもそのメイク法が話題になるという傾向があったように思います。

その他にも2023年上半期には10代の学生を中心に、韓国の女子高生をイメージした「韓国JK風メイク」が各SNSで話題になるなど、美容大国・韓国からやってくるビューティートピックは、日本でのトレンドに大きな影響を与えることがわかります。

メイク関連については、まだまだ韓国発のトピックがトレンドを牽引すると予想され、今後メイク以外のカテゴリにもどう影響を及ぼすかは注視していきたいところです。


  • 2、【ポイントメイク&ベースメイク】のトレンドはどうなる?

①【ポイントメイク】注目の2大トレンドカラーは、肌なじみがポイント

まずポイントメイクで注目したいのは、「ベージュ」をはじめとするヌーディーなカラー。


この数年韓国コスメを中心に淡いカラーがブームとなっていますが、各ブランドの2023年の秋冬コレクションを見ても、ベージュ系のヌーディーカラーを中心としたアイシャドウパレットや、アイペンシルが非常に多く出ているのが目立ちます。ひとくちに「ベージュ」といっても、色の濃さや質感の違いなどでバリエーションが豊富なことも、今の傾向。


また、ひと昔前までは、アイホール上で濃淡をつけるグラデーションメイクが目元メイクの定番でしたが、今は淡めのカラーの単色でメイクを仕上げる方法がトレンドとなっていることからも、引き続きベージュ系の肌なじみの良いカラーの人気が続く予想。


もう1つ注目したいのは、「NEO スモーキーカラー」。


既に、韓国のアイドルや芸能人の間でも「スモーキーアイ」は流行となっています。
「スモーキー」というと昔流行っていた、エッジの効いたモードメイクのような印象が浮かびますが、これからトレンドとなりそうな「スモーキーアイは」あくまでも"肌なじみが良い"ということが前提。
その他にも今年らしい特徴と言えるのは


・グレーがかったくすみカラー

・透明感があること

・発色が濃すぎない


上記の点からも、顔立ちや年代を問わずに楽しめるメイクとして話題になりそうな予感。
今季発売されたばかりの、『RMK シンクロマティック アイシャドウパレット』( https://lipscosme.com/products/557428 )は、まさに日常使いもできて今年流のスモーキーアイが作れるパレットです。


季節が深まり、単色だと少し物足りなく感じる時にメイクにも深みを出してくれるのではないでしょうか。


②【ベースメイク】作り込みすぎない「エフォートレス肌」

2023年下半期のトレンドとなるベースメイクは、ウェビナーでもご紹介をした「エフォートレス肌」


全顔メイクが戻ってきた2023年上半期、顔を出すことからしっかりと隠すメイクが流行るかと思いきや、ベースメイクのトレンドは「素肌感」でした。肌悩みはカバーしつつも、作り込んでいる感じが見えにくいナチュラルな仕上がりが求められています。

そんな「エフォートレス肌」を作る上で欠かせないのが、「化粧下地」です。
ファンデーションも素肌感のある薄づきのものが選ばれる傾向であることから、下地だけである程度キレイな肌が叶うことが求められています。

さらに、下地はバイブリット化が進んでいるのも注目したいポイント。
例えば、辻希美さんがプロデュースをしている『illuN (イリュン)コラーゲンモイスチャースキンベース』( https://lipscosme.com/products/534632 )は、スキンケア感覚で使用できながら、毛穴のカバーやトーンアップなどメイクアップ効果も十分な欲張りなアイテム。
他にも、韓国コスメの『feelxo(ピルソ )グラシアエアフィットトーンアップサンアンプル』( https://lipscosme.com/products/551242 )は、珍しいアンプルタイプの下地で軽いつけ心地な上に高い紫外線カット機能もあり、自然な明るい肌に仕上がると最近クチコミで話題となっています。


メイクをする頻度が増えていることから、「つけ心地の良さ」もアイテム選びの際に重視されるのではないでしょうか。


  • 3、【スキンケア】肌悩みに合わせた成分導入が常識に

コロナ禍で関心が高まった、「スキンケア」のカテゴリ。
最近は、"成分"の認識が一般層にも広まり、注目の成分が配合されているアイテムのクチコミ投稿も増加傾向に。


特に、コロナ禍から一気に注目をされた「レチノール」の根強い人気の高さに注目。

流行し始めた頃は、美容クリニック専売品などを中心に展開されていましたが、今は『innisfree レチノール シカ リペア セラム』( https://lipscosme.com/products/484318 )のような敏感肌にも使いやすいアイテムが増え、世代や肌タイプ問わずにデイリー使いする成分という認識に変化しています。

そんな関心が高まる「スキンケア」ですが、最近はマスクを外す機会が増えたことにより、今まで隠れていた口元やフェイスライン、マスク擦れによる肌のダメージなど気になる肌悩みに変化が現れている様子がクチコミやSNSからも見受けられます。


特に最近の投稿を見ると、ビタミンCはたるみ毛穴やシミ対策に、レチノールはハリ感アップなど、エイジングケアを目的として使用している方が増えており、20代前半などの若い世代の方も将来の投資としてエイジングケアを導入し始めている様子が目立つようになりました。


コロナ禍を経て、しっかりと自分の肌悩みにアプローチができるスキンケアが求められるようになった中、これからはエイジングケア訴求アイテムのターゲット層拡大も期待できるのではないでしょうか。


  • 4、【ヘアケア】注目は頭皮ケア!アイテムが拡充され、ヘアケアの投資額は上昇傾向へ

LIPSでは、シャンプー&コンディショナー市場変化について、注目をしてきました。


ドラッグストアでも、いわゆる1500円台シャンプーが棚の大半を占めていたりと、基本的なホームヘアケアの投資額が上がっていることが感じ取れます。
特に昨年ごろから、シャンプーとトリートメントの間に使うウォーター状の「先行トリートメント」が話題となっていた事が記憶に新しいのではないでしょうか。


そして、2023年今もなお新しいヘアケアアイテムが美容関心層を中心に話題を集めています。
その中でも"頭皮ケア" アイテムの注目度が高まっていると考えています。後のボディケアにも通じますが、対面での人との接触がグンと増えている今、「頭皮のニオイケア」をしたいというニーズが高まっている様子をSNS等を通じても鑑みることができます。


例えば、『SABON ヘッドスクラブ』( https://lipscosme.com/products/370375 )などの頭皮スクラブに関するSNSの投稿は非常に数値が伸びており、関心が高まっていることが分かります。


また、市販では目新しい頭皮を洗う先行シャンプー『season free 365 リペア プレシャンプー』( https://lipscosme.com/products/547293 )や、この10月発売予定の頭皮美容液『ケラスターゼ スカルプ NS セラム』( https://lipscosme.com/products/558071 )といった頭皮ケアに特化したアイテムが登場しています。
ヘアケアにおいても、より丁寧なパーツごとのケアを取り入れることが習慣となりそうです。


  • 5、【ボディ・インナーケア】マスク着用緩和により、ケアしたい部分が変化

ボディケアのトレンドとして注目したいワードは「ニオイケア」です。
これは、昨年度から大きく変化した部分のひとつ。


マスクを外した状態で人との対面の接触が増えたことで、より気になるポイントだと考えられます。
特に今年は猛暑日が多く夏の期間が長いと言われていることからも、ニオイに敏感になりやすいのかもしれません。SNSでも、ロールオンタイプの制汗剤や足のニオイケアアイテムの投稿が非常に人気となっています。


もうひとつ、マスクを外したことで気になるパーツが「クチ」です。
コロナ禍でマスクをするようになり、自分の口臭が気になりマウスケアに力を入れる人が増え、舌磨き専用のアイテムが人気となるなど意識が高まってました。


LIPS内の投稿は、2022年3-6月と比べ2023年の3-6月の「#マウスケア」の投稿が約6倍にも増えており、マスクを外すようになった今さらにマウスケアへの関心が高まっていると分かります。


また、口元を出すようになったことで「ホワイトニング」への注目が高まっていることもクチコミやSNSで目立ちます。特に、ホワイトニンググッズやホームホワイトニングといった自宅でできる手に取りやすいアイテムが注目株です。


  • 6、2023年下半期のコスメトレンドも見逃せない!

全顔メイクが戻って初の秋冬シーズンを迎える今年、お出かけや人に会う機会も増えて「トレンド」をより一層注視する人が増えるのではないでしょうか。


メイクやコスメは、引き続き韓国発信のトレンドが日本でも広がると予想。
また、昔トレンドとなった「スモーキーアイ」は、新しく今のトレンド感に合った形で再流行する見込みです。
また、コロナ禍で伸びたスキンケアやヘア・ボディケアは、これからますます新しいアイテムや成分が増え、投資する人が増えることに期待できるでしょう。


※こちらの内容は、『LIPS labo』のnoteからもご覧いただけます。
https://note.com/lips_labo/n/n9ffe2e97db09

(過去の調査についても、ぜひ合わせてご覧ください)


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本調査分析を転載ご利用いただく場合は、出典元として下記のような記載お願いいたします。
例:「『LIPS』による調査」「『LIPS』調べ」など

  • LIPSについて

2017年1月にサービスをローンチし、2021年には「コスメ・メイクのクチコミ検索アプリダウンロード数No.1」(出典:App Annie 日本国内 iOS & Android、合計:2021年1月〜12月)を記録。2022年10月には「なりたい自分を、もっと自由に。」のコンセプトを体現するロゴへリデザイン。性別・世代を問わず、メイクや美容を通じて個々人の「幸せ」や「なりたい姿」を自由に追求できるプラットフォームに。さらに2023年1月には累計1,000万ダウンロードを突破。メイクやスキンケアに関する商品レビューやユーザー間コミュニケーション、人気ランキング、新商品情報やプレゼント企画など様々な機能やコンテンツを無料で提供しております。

  • 会社概要

 社名:株式会社AppBrew
 所在地:東京都文京区本郷1丁目11-6 東接本郷ビル4階
 代表取締役:深澤雄太
 事業内容:美容プラットフォームアプリ「LIPS」の企画・開発・運用
 LIPS(iOS):https://apple.co/2Q4XoTL 
 LIPS(Android):http://bit.ly/2zfUGAT 
 LIPS(WEB):https://lipscosme.com/ 

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業種
情報通信
本社所在地
東京都文京区本郷1丁目11-6 東接本郷ビル 4F
電話番号
03-3868-3329
代表者名
深澤雄太
上場
未上場
資本金
16億1000万円
設立
2016年02月