サイバー攻撃時の事業継続に貢献するクラウド版「License Guard」の提供を開始 お客さまのサイバーハイジーンを支援し、セキュリティインシデント発生時の早期操業再開と事業継続をサポート
本サービスは、PC利用状況の把握、ソフトウェア辞書を利用したソフトウェアライセンス管理などのIT資産管理機能、およびぜい弱性ソフトウェアの自動判定など、オンプレミス版「License Guard」の機能をクラウド版として提供するものです。クラウド基盤には、日立システムズが提供する「Gateway for Business Cloud」のサービス群の中からMicrosoft Azureをベースとしたクラウド基盤サービス「おてがるCloudスターターパック」を採用します。「おてがるCloudスターターパック」はクラウドの構築から運用・セキュリティまでがパック化されており、パブリッククラウドを含めたハイブリッドな環境に対して運用・監視ノウハウが蓄積された「日立統合管制センター」を活用し、24時間365日の監視運用が可能です。
これにより、スピーディーな導入や安全性の高い運用を実現し、平時のお客さまのサイバーハイジーン*1および、セキュリティインシデント発生時の早期操業再開を支援します。
今後、日立システムズは、中堅から大規模企業向けに本サービスを拡販し、クラウド版「License Guard」と付帯サービスで2025年度末までに累計10億円の売り上げをめざします。
*1 平時から社内のIT資産やネットワーク環境などの状態を把握・管理し、サイバー攻撃を防ぐことができるセキュアな状態に保っておくこと。
■クラウド版「License Guard」について
「License Guard」は、PCやソフトウェア情報の把握を可能にし、全社的なIT資産管理を実現するシステムです。自社が導入するソフトウェアの導入状況やぜい弱性情報を正確にかつ効率的に把握できます。そのため、PCセキュリティのぜい弱性把握を支援するシステムとして、これまで中堅から大規模企業に導入され、法令順守や情報漏えい対策などに役立てられています。
今回のクラウド版「License Guard」は、社内ネットワークとは別のクラウド基盤上で稼働するため、社内ネットワークへのウイルス侵入などによるセキュリティインシデント発生時にも、ウイルスの影響を受けずに影響範囲分析をすることができます。これにより、迅速に社内ネットワーク内の隔離範囲を判断することができるため、隔離範囲以外による早期操業再開が可能になり、お客さまの事業継続を支援します。
■背景
働き方改革や各種の感染症対策を踏まえたテレワーク化の進展により、インターネット経由で社内システムなどを利用するユーザーは急速に増えました。一方で、標的型攻撃などによるセキュリティリスクも年々高まっており、ランサムウェアなどのウイルス被害によって事業を長期間停止せざるを得ない事例も発生しています。企業にとっては、PCを媒介とした社内ネットワークのぜい弱性対策が重要な経営課題となっており、これを放置することがウイルスによる攻撃を助長している要因にもなっています。
万一、社内ネットワークにウイルスが侵入した際に、被害を抑制する社内ネットワークの分散管理に加え、早期復旧に向けた平時からのぜい弱性対策や資産状況の可視化がより重要視されています。
■「端末ライフサイクルマネジメントサービス*2」との組み合わせ提供による業務効率化のご提案
ビジネス変革に向けて、企業の情報システム部門では企画業務にリソースを集中したいというニーズが高まっています。Windows11へのPC環境の刷新などにあわせて、煩雑なPCライフサイクル管理業務、ソフトウェアライセンス管理、ぜい弱性対策などの運用業務をアウトソーシングしたいという声が多くなってきています。
こうしたニーズに対し、日立システムズは「License Guard」とPC調達から日常の運用・保守、廃棄に至るまでトータルでサポートする「端末ライフサイクルマネジメントサービス」を組み合わせた提案により、お客さまの業務効率化を支援します。これにより、情報システム部門は、PCのぜい弱性対策の徹底のみならず、一連のPCライフサイクルを管理するという煩わしい運用業務をアウトソーシングでき、自社のDX推進などの業務にリソースを集中することができます。
*2端末ライフサイクルマネジメントサービスの詳細は https://www.hitachi-systems.com/solution/s0310/lcm/ をご覧ください。
■「License Guard」のWebページ
https://www.hitachi-systems.com/ind/license/
■日立システムズのマルチクラウドソリューション「Gateway for Business Cloud」について
日立システムズは、2024年中期経営計画においてクラウド市場拡大に合わせ、マルチクラウド環境に対応したマネージドサービスの提供による事業の拡大をめざしています。マルチクラウドの構築・運用を検討されるお客さまがこれまで以上にスムーズに、適切なサービスを選択することができるよう、マルチクラウド環境を効率よく構築・運用するために必要なサービス群をマルチクラウドソリューション「Gateway for Business Cloud」として体系化しました。
「Gateway for Business Cloud」は日立システムズが培ったマルチクラウド環境におけるノウハウに基づき、下記を特長としています。
特長(1) 体系化サービス活用によるクラウド迅速導入・運用
特長(2) 業種・業界ガイドラインに準拠したサービスパックによる品質向上
特長(3) データ分析に基づいた業務改善・クラウド利用価値の向上
また、お客さまに対して、業種・業界の特長に合わせた付加価値の高いサービスを提供するため、クラウドベンダーや各種サービスベンダーとの連携も図りながら「Gateway for Business Cloud」の強化を継続的に行っています。
詳細は https://www.hitachi-systems.com/ind/m-cloud/ をご覧ください。
■「おてがるCloudスターターパック」について
「おてがるCloudスターターパック」は、クラウドの構築から運用・セキュリティまでパックになった、すぐ活用できる安心のクラウド基盤サービスです。クラウド環境を効率よく構築・運用するために必要な各種サービスを体系化し、お客さまの課題を解決するマルチクラウドソリューションGateway for Business Cloudのサービスの1つとして提供しています。柔軟性・拡張性の高いクラウド基盤(Microsoft Azure)に、24時間365日の有人監視運用、セキュリティ、バックアップ、VPN回線などをパックにしており、クラウド専門知識がなくても分かりやすく、すぐにクラウドを活用できます。
詳細は https://www.hitachi-systems.com/solution/s0310/ocsp/index.html をご覧ください。
■日立システムズについて
日立システムズは、企業理念に掲げる「真に豊かな社会の実現に貢献する」ために、日立グループの社会イノベーション事業を支える一員としてサステナビリティ経営を推進しています。強みであるさまざまな業種の課題解決で培ってきたお客さまの業務知識やノウハウを持つ人財・サービスインフラを活用したデジタライゼーションサービスと、日立の先進的なデジタル技術を活用したLumadaやパートナーと連携した独自のサービスによりお客さまのデジタル変革を徹底的にサポート。社会課題を解決するだけでなく、社会価値、環境価値、経済価値の3つの価値向上に貢献し、人々のQuality of Lifeの向上とお客さまの価値向上を支援してまいります。
詳細は https://www.hitachi-systems.com/ をご覧ください。
■お客さまからのお問い合わせ先
株式会社日立システムズ お問い合わせWebフォーム
https://www.hitachi-systems.com/form/contactus.html
以上
*記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。
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