伝統工芸の建材・インテリア市場参入を支援。京都・伝統染織産業(西陣織・京友禅・丹後織物)の持続可能な発展へ。

~匠の技、ものづくりの過程を可視化したデジタルツインカタログで国内外に発信〜

野原グループ株式会社

建設産業をアップデートする野原ホールディングス株式会社(所在地:東京都新宿区、代表取締役社長:野原弘輔)は、京都府と西陣織・京友禅・丹後織物の3産地組合を構成員とする「シルクテキスタイル・グローバル推進コンソーシアム」(以下、コンソーシアム)と、3産地の匠の技・独自性・ものづくりのすばらしさを国内外に発信し産業の振興と持続可能な発展を実現するため、以下の通り、2022年3月から建材・インテリア市場に参入し新たな販路開拓を支援します。

■「THE KYOTO MEISTER COLLECTION」:生地見本(写真左下)と、デジタル技術で染織事業者のリアルに迫る充実の内容■「THE KYOTO MEISTER COLLECTION」:生地見本(写真左下)と、デジタル技術で染織事業者のリアルに迫る充実の内容

  • 伝統染織産業の建材・インテリア市場への参入

伝統産業は高齢の職人も多く、市場規模が年々縮小しています。コロナ禍による外出・イベント実施制限等でその傾向は加速しています。

建設産業における70年超の知見と実績・デジタル技術の利活用を強みとする弊社は、コンソーシアムと共に、建築・空間デザイン分野で伝統工芸品に触れることで生まれる経験価値を創造し、伝統産業の新たなものづくり・市場開拓の支援と持続可能な発展に貢献します。
1.市場参入基盤の整備と戦略的ブランディング
空間デザインに「京都の匠が生み出す伝統と革新のストーリー」という新ジャンルを創造するため、前述の弊社の強みを生かし、新たなサプライチェーンを構築(詳細は別紙)

2.伝統工芸品をデザインに取り入れた完全受注生産の建材・インテリア製品の市場投入(詳細は別紙)
3.デジタルと紙を融合させたハイブリッド形式匠の技・独自性・モノづくりを可視化
-デジタルツインカタログ「THE KYOTO MEISTER COLLECTION」(ザ キョウト マイスター コレクション)を300部限定で発行・無料配布、うち150部を建材・インテリア市場関係者に配布

※お願い※ 冊子版の配布は、無くなり次第終了します(お取り寄せ方法はページ最下段へ)。以下のWEB版での閲覧をお願いします。
-「THE KYOTO MEISTER COLLECTION」専用ウェブサイトの公開
https://meistercollection.kyoto/
4.世界最大の建材等のデジタルコンテンツプラットフォーム「bimobject.com」にデジタルデータを掲載
-「bimobject.com」を介して、260万人超の世界の建築家等に無料でデータ提供
-国内外で、住宅・ホテル・商業施設などでインテリアとして採用される可能性も
5.更なるパートナーメーカーの開拓とメーカーチャネルを活用した販売の仕組みを構築(2022年度)
▼デジタルツインカタログ「THE KYOTO MEISTER COLLECTION」(ザ キョウト マイスター コレクション)の紹介動画
 

 

  • 背景|野原グループは伝統産業の持続可能な発展を支援
野原グループのBIMobject Japanは、日本の優れたモノ・コトを世界に届ける新たな取組みの一つとして、2020年10月に京都府の伝統工芸品を「bimobject.com」に掲載しました。

掲載した伝統工芸品(9社、12製品)の一部は、掲載後約3ヶ月の製品データダウンロード数がインテリアアート・装飾カテゴリ全体のダウンロード数の20%を占めるなど、伝統工芸品への世界的な需要の高さが実証されるとともに、日本から海外へデジタルで訴求するこのプロジェクトは、京都の魅力を発信する新たなアプローチ手法となりました。

<伝統工芸の新たな販路開拓で伝統工芸産業の継続を支援>

■生地に、建材として必要な加工を施して試作したロールスクリーン■生地に、建材として必要な加工を施して試作したロールスクリーン

弊社は、70年超にわたり建設産業に携わっています。近年はデジタル技術を利活用した建設産業のアップデートに注力しています。
商業施設や文化施設では、コロナ禍を機に、経験価値が消費者の来訪の決め手として重要になってきていると言われています。

私たちは、伝統工芸品を建材・インテリアに取り入れることで、この経験価値創出へのヒントにもなるのではないか、「伝統工芸品の新たな魅力」を様々な業界にアプローチする契機になるのではないかと考えました。

「伝統工芸の建材・インテリア市場への参入」という新たな挑戦が、わが国が誇る伝統産業・文化の魅力を国内外に伝え、販路拡大や地域産業の振興につながると期待しています。
 
  • デジタルツインカタログ「THE KYOTO MEISTER COLLECTION」
<設計事務所・ディスプレイ企業のニーズを調査>
伝統染織製品の建材・インテリア市場への参入に際して、弊社は、設計事務所や取引先でもあるディスプレイ企業 にヒアリングを実施しました。業界の要望する製品・使用シーンから逆算し、使いやすく、伝統工芸品の新たな魅力を伝えるカタログが必要だと考えました。
<施主に提案しやすいデジタルツインカタログへ>
京都が世界に誇る伝統的価値と最新のテクノロジーが融合したデジタルツインカタログ「THE KYOTO MEISTER COLLECTION」の特長は、次の通りです。(詳細は別紙を参照)

■バーチャルクラフトツアーのイメージ■バーチャルクラフトツアーのイメージ

■ギガピクセルビューアー■ギガピクセルビューアー

  1. ストーリーテリングの重視(冊子では、QRコードから、匠の技・想い、制作過程を紹介するデジタルコンテンツへ)
    1)バーチャルクラフトツアー:米国Matterport 社の3D・VR技術を使用。京都の伝統染織技術を伝える工房の見学をWEBからバーチャル体験できます。
    2)事業者紹介ムービー:染織事業者の伝統技術や製品へのこだわりを知ることができます。
    3)ギガピクセルビューアー:超高解像度の画像で、糸や縫い目までも確認できます。
  2. 冊子版は、高級感のある厚紙に、国内最高品質の印刷技術を有する京都の(株)サンエムカラーの8K印刷
  3. 着脱可能なバインダー式を採用、生地見本も貼付されているので、提案に使いやすい

■THE KYOTO MEISTER COLLECTION(冊子)■THE KYOTO MEISTER COLLECTION(冊子)

 
  • 京都府 西脇 隆俊知事のコメント

■京都府 西脇 隆俊知事による定例記者会見の様子(2022年3月18日)■京都府 西脇 隆俊知事による定例記者会見の様子(2022年3月18日)

“ 京都府では「シルクテキスタイル・グローバル推進コンソーシアム」を設立し、府内の染織事業者の新たな分野への進出を支援しております。このうち「建材・インテリア市場」について、世界的な大きなマーケットがあり産地の技術が生かせる分野であることから、参入に向けて試作、製造から販売に至るサプライチェーンの構築に取り組み、この度、販売促進カタログ「THE(ザ) KYOTO(キョウト) MEISTER(マイスター) COLLECTION(コレクション)」を発行いたしました。
今後は、製品採用の鍵を握るデザイン会社や建築設計事務所への販売促進に活用し、京都の染織産地がシルクテキスタイルの世界的な産地となるよう取り組んでまいります。”
【京都府発表資料】https://www.pref.kyoto.jp/koho/kaiken/documents/22031802.pdf
  • シルクテキスタイル・グローバル推進コンソーシアムについて
京都がシルクテキスタイルの世界的な産地となることを目指して西陣織・京友禅・丹後織物の3産地組合と京都府により2021年4月に設立。京都の染織関係の事業者が行うインテリア分野やファッション等の新たな分野への進出に対する支援など、3産地が連携して染織産地の再構築に取り組んでいます。
<構成団体>西陣織工業組合、京友禅協同組合連合会、丹後織物工業組合、京都府
<事務局>京都府商工労働観光部染織・工芸課(075-414-4856)、西陣織工業組合
  • 野原ホールディングス株式会社 について
野原ホールディングスを中心とする野原グループは、「CHANGE THE GAME.クリエイティブに、面白く、建設業界をアップデートしていこう」のミッションのもと、これまで培ってきた知見をさらに磨き、未来につなげていくことで、より一層社会に貢献して参ります。
https://nohara-inc.co.jp

  • 資料
【リリースPDF】https://prtimes.jp/a/?f=d19866-20220321-576b7fe11cd180e83413fcaeba4d8aa8.pdf
【別紙】https://prtimes.jp/a/?f=d19866-20220321-c084cbde06c8242feefe6fd42150e959.pdf
  • 関連リンク
・WEB版「THE KYOTO MEISTER COLLECTION」
https://meistercollection.kyoto/
・THE KYOTO MEISTER COLLECTION」(冊子)のお取り寄せ方法(問合せ先)
https://meistercollection.kyoto/contact2/#contact-catalog
・THE KYOTO MEISTER COLLECTION 紹介動画

 

  • お客さまからの問合せ先 
野原ホールディングス株式会社
VDC事業開発部
e-mail:kyoto-meister-collection@vdc-solution.jp 
  • 参考
・ ディスプレイ業とは
展示会などのイベント会場や文化施設、オフィスや店舗、ホテルなど、さまざまな分野において、建物自体やインテリア、音響、映像等を用いて、心地よい空間をプロデュースする業界を言います。詳しくは、一社)日本ディスプレイ業団体連合会WEBをご覧ください。( http://www.display.or.jp/display
・デジタルコンテンツプラットフォーム「bimobject.com」とは
世界の建設資材や設備等のメーカー製品のBIMコンテンツ(製品のデジタルデータ)を始めとするあらゆる情報/データを掲載する世界最大のプラットフォームです。メーカーにとっては自社製品をグローバルに発信する場になっています。建築士にとってはメーカー監修のオブジェクトデータを無料で入手できる場となっています。日本国内の運営は、野原グループのBIMobject Japanが担っています。
https://www.bimobject.com/ja/product

以上

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

野原グループ株式会社

19フォロワー

RSS
URL
http://nohara-inc.co.jp/
業種
建設業
本社所在地
東京都新宿区新宿一丁目1番11号
電話番号
03-3357-2231
代表者名
野原 弘輔
上場
未上場
資本金
1億円
設立
1947年09月