ジラール・ペルゴよりエナメルダイヤルが美しい「ロレアートインフィニットグレー」が登場！

ジラール・ペルゴ

2025年6月23日 17時07分

スイスのマニュファクチュールブランドジラール・ペルゴは、「ロレアートインフィニットグレー」を発表します。ロレアートは、1975年の発売以来、一目でそれと分かるデザイン、自社製ムーブメント、洗練された仕上げで高級時計のアイコンとなってきました。この新作は、時代を超越し、卓越した時計製造のシンボルに敬意を表し、ジラール・ペルゴは、代々受け継がれてきたサヴォアフェールの息を呑むようなグレーのグラン・フーエナメルダイヤルを備えています。

時を越えるダイヤル

新作の中心となるのは高度な技術を要するグラン・フーエナメルによる比類ない深みと輝きを放つダイヤルで、洗練された青みがかったその美しい色合いを体現しています。自社の職人によるこの技法に、ジラール・ペルゴの最上級のクラフツマンシップへの取り組み姿勢がはっきりと現れています。

エナメルは、粉末状にしたシリカ、鉛丹、カリ、ソーダを正確な比率で混合したもので、金属酸化物と結合させることで趣のある色を出すことが可能です。これを細心の注意を払って塗り重ね、約800℃の窯で5～10回繰り返し焼成することで、すばらしい輝きを放つダイヤルに仕上げます。この工程は予測が不可能なため、中にはわずかな欠陥が生じて完成品とは認められないダイヤルも生じます。しかし、無事に完成したものは不朽の逸品となり、時の試練をものともせず、色褪せや劣化もありません。

青みがかった魅力的なグレーの色味に加え、半透明のエナメル層の下のサンレイ仕上げのフランケダイヤルが輝きと奥行きを引き立てます。このロレアートのダイヤルに深みと繊細な色の変化をもたらすエナメルが選択されたのは必然です。エナメル自体が魅力的な素材であり、時を経ても変わることなく永遠にこの新作を飾るために選ばれました。

その美しさは高度な技術を要するグラン・フーエナメルによるものです。

ヘリテージに敬意を表したインハウスデザイン

ダイヤルが注目を集める一方で、ほかのパーツはすべてロレアートのデザインに忠実です。トノー型ケースの上に円形の台座、さらにその上に特徴的な八角形のベゼルが鎮座し、さまざまな形状と光の調和を生み出しています。交互に施されたポリッシュ仕上げとサテン仕上げが、ステンレススティールケースの複雑なデザインをいっそう際立たせます。

スリムなラインと一体型ブレスレットを特徴とするロレアートは、抜群の着け心地と時代に左右されないスタイルで知られています。ロジウムプレートのバトン型針で時と分を示し、細身のセンターセコンドには、ジラール・ペルゴの DNA をさり気なく讃えるアイコニックなゴールドブリッジにインスパイアされたカウンターウェイトを配しました。3時位置の日付窓はエレガントなデザインで、ダイヤルに合わせたカラーのディスクにホワイトの数字の組み合わせです。

内なる精密な力

新作の「ロレアートインフィニットグレー」も、1975年に発表されたオリジナルモデル同様ラ・ショー・ド・フォンにある自社工房で組み立てられた自動巻きムーブメント、キャリバー GP01800が搭載されています。厚さわずか 3.97 mmで、パワーリザーブは約54時間です。

ムーブメントの細部に至るまで、ジラール・ペルゴの厳格な基準が反映されており、円弧状のコート・ド・ジュネーブ装飾のピンクゴールド製ローター、直線状のコート・ド・ジュネーブ装飾のブリッジ、鏡面仕上げのネジ、面取りされたエッジ、地板はペルラージュ装飾、ゴールドのエングレービングが施されています。これらの見事な仕上げは、230年以上にわたってブランドの名声を築き上げてきた高度な時計製造技術の証です。

キャリバーの細部に至るまで、ジラール・ペルゴの厳格な基準が反映されています。

搭載ムーブメント

リファレンス：GP01800-2524

機械式自動巻ムーブメント、ピンクゴールド製ローター

直径：30.00 mm (131/4’’’)

厚さ：3.97 mm

振動数：28,800振動／時（4 Hz）

部品数：191

石数：28

パワーリザーブ：約54時間

機能：時、分、センターセコンド、日付

ジラール・ペルゴについて

1791年からデザインもムーブメントの製造も自社で手掛けてきたマニュファクチュール

ジラール・ペルゴは、30を超えるキャリバーを擁し、80の特許を取得、さらに230年以上にわたる伝統を持つオートオルロジュリーの匠です。

当初からパイオニアとして際立っていたブランドで、1791年には近代的な統合型マニュファクチュールという初めてのコンセプトを導入し、後に続くメーカーにインスピレーションを与えました。ジラール・ペルゴの創始者やリーダーたちは、それぞれの時代で先見性と先進性を発揮し、名声を高めてきました。

この精神は、1867年のスリー・ブリッジトゥールビヨン、振動数毎時 36,000回の自動巻きムーブメントを搭載した 1966年のジャイロマティック HF、世界標準となった1971年のクォーツ式時計の振動数（32,768 Hz）といった数々の重要なマイルストーンにつながりました。また2013年には、コンスタント・エスケープメントがジュネーブ時計グランプリで「金の針」賞を受賞しています。これらの技術革新はいずれも、伝統に敬意を表しながらも限界を押し広げることに情熱を傾けるチームがもたらした成果です。

ジラール・ペルゴはデザインにも力を入れ、フォルム、構造、美しさのすべての重要な要素を自社で考案、開発、具現化してきました。中でも、1889年のパリ万国博覧会で賞を獲得したスリー・ゴールドブリッジトゥールビヨンは、技術のみならずデザイン面においても非常に画期的でした。

この哲学を最も純粋な形で具現化したのがロレアートです。1975年発売の完全に自社で設計されたこのモデルは、ブランドを象徴する大胆なシンメトリーデザインからインスピレーションを得ています。これは、1969年に発売されたディープダイバーの14 角形のベゼルに最もはっきりと表れており、後にロレアートのDNAの一部となりました。

ロレアートは、新しい複雑機構や自動巻きムーブメントを取り入れることで、独自の個性を保ちつつ、長年にわたって進化し続けてきました。

今日、ジラール・ペルゴは、高級時計製造に対する比類ないアプローチにより、世界中の時計愛好家やコレクターの尊敬を集め、賞賛を浴びています。洗練されたラグジュアリーと時代を超越する美学の代名詞として、長く受け継がれてきた揺るぎない伝統に忠実であり続けるマニュファクチュールです。

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