ナイジェリアでFLNGプラントの基本設計役務を受注
日揮ホールディングス株式会社(代表取締役会長CEO:佐藤雅之)は、海外EPC事業会社である日揮グローバル株式会社(代表取締役社長執行役員:ファルハン・マジブ)がフランスのテクニップエナジー社とコンソーシアムを形成し、ナイジェリアにおいてUTM FLNG社が計画しているFLNGプラントに係る基本設計役務を受注しましたので、お知らせします。プロジェクトの詳細は下記の通りです。
1.契 約 先: UTM FLNG社(UTM FLNG Limited)
原油販売、および石油・ガス産業の海上物流支援サービスを主業とするナイジェリアの民間会社UTMオフショア社が出資する、本プロジェクト遂行のために設立された特別目的会社
2. 設置予定地:ナイジェリア連邦共和国ヨホ鉱区(ナイジェリア沖 約60km)
3. 役務内容: 年産120万トンのLNGならびにLPG/コンデンセート等を生産するFloating LNGプラント(浮体式LNG生産施設)に係わる基本設計役務
4. 受注金額:非公表
5. 納期:2023年12月(予定)
6. プロジェクトの概要:
本プロジェクトは、エクソンモービル社およびナイジェリア国営石油公社が所有するガス田(ヨホ鉱区)の天然ガスを原料として、ナイジェリアの民間会社UTM FLNG社が計画した、洋上でLNGを生産するプロジェクトです。
日揮グローバルは、昨年UTMオフショア社向けに遂行した概念設計役務に引き続き、このたび、テクニップエナジー社とのコンソーシアムにより年産120万トンのFLNGプラント(浮体式LNG生産施設)の基本設計役務を受注したものです。このたびの受注にあたっては、日揮グローバルが遂行した概念設計、および当社グループとテクニップエナジー社が有するFLNG分野におけるトップクラスの実績と卓越したプロジェクト遂行能力が評価された結果と考えております。
基本設計役務の遂行においては、日揮グローバルが主にトップサイド(LNG生産設備)の設計を担当し、テクニップエナジー社が船体ならびに係留システムの設計を担当します。基本設計終了後、設計・調達・建設(EPC)が計画されており、実現すればナイジェリアでは初のFLNGプラントとなります。
現在、ナイジェリアのみならず、アフリカ諸国では多くの未開発の小規模海底油ガス田が存在しており、FLNGプラントを含む複数のプロジェクトが計画されています。当社グループは、現在FLNG分野ではマレーシアのペトロナス社向けFLNGプラントの基本設計役務、およびテクニップエナジー社と共同でモザンビークのコーラルFLNG社向けFLNGプラントの設計・調達・建設役務を遂行しており、本プロジェクトを通じて、今後成長が見込まれるアフリカ地域におけるビジネスの拡大を目指していくと共に、同地域の更なる産業発展および生活基盤の向上に貢献してまいります。
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