Z世代はクラファンも推し活感覚?クラウドファンディングに関する世代別の意識調査を実施

リターンを求めない「寄付型」がもっとも支持を集める結果に

僕と私と

Z世代向けの企画・マーケティングを行う『僕と私と株式会社』は、全国の20代~60代の男女2,405人を対象に、クラウドファンディングに関する意識調査を実施しました。

新しいプロダクトやまちづくり、イベントなど、ジャンルを問わずさまざまなチャレンジが展開されているクラウドファンディング。SNSなどで目にする機会は増えたものの、実際にどのくらいの人々が認知し、使っているのでしょうか?

【調査サマリ】

  • 若い世代ほどクラウドファンディングについて知らない

  • クラウドファンディングを利用しない理由は「お金に余裕がない」から

  • 20代の4人に1人は、クラウドファンディングにチャレンジしてみたい

  • 20代の過半数が支持するクラウドファンディングは「寄付型」

  • 20代の4割は「特定のクリエイターやアーティストを応援したい」

  • クラウドファンディングの支援予算上限は1万円未満 

若い世代ほどクラウドファンディングについて知らない

まず、クラウドファンディングについて知っているかを聞いたところ、「概要を説明できる」と答えたのは全体のわずか26.0%でした。さらに、全体の25.6%は「聞いたことがない」という回答に。

年代別では、「概要を説明できる」と答えた割合がもっとも多かったのは60代の29.5%で、「聞いたことがあるが、詳細はわからない」と答えた人と合わせると実に87.9%がクラウドファンディングについて耳にしたことがあるという結果になりました。

一方で、若年層ほど「聞いたことがない」と答えた割合が高くなり、Z世代でもある20代では全年代の中でもっとも高い43.2%となりました。

クラウドファンディングを利用しない理由は「お金に余裕がない」から

次に、クラウドファンディングについて「利用したことはないし、今後も利用する予定はない」と答えた1,708人に利用したくない理由を聞いてみました。

その結果、もっとも多かった回答が「お金に余裕がない」で39.6%、次いで「クラウドファンディング自体がよくわからない・よく知らない」が36.4%で、どの年代でもこの2つが大きなハードルとなっていることがわかりました。

また、「よくわからないプロジェクトを応援したいとは思わない」「なんとなく怪しい。支援するには不安が残る」は年代が上がるほど多く挙がり、逆に「お金だけが集められて、リターンがおろそかにされそうで不安」は若年層から多く挙がる傾向が見られました。

20代の4人に1人は、クラウドファンディングにチャレンジしてみたい

続いて、クラウドファンディングの利用経験を聞いたところ、支援・寄付する側としての利用経験は全体の11.8%に留まりました。

年代別に見ると1番利用率が高かったのは40代で13.9%、もっとも低かったのは50代の8.5%という結果に。

一方で、「利用したことはないし、今後も利用する予定はない」は全体の47.5%と、約半数にのぼりました。

年代別では、60代が52.6%で全年代のなかでもっとも利用に後ろ向きな人が多いものの、「利用したことはある」と「利用したことはないが、いつか利用してみたい」の合計値は31.0%でした。全年代のなかでもっとも高かったことを踏まえると、ひとつの年代のなかで二極化しているという見方もできます。

さらに、支援される側としての利用経験を聞いたところ、「利用したことはある」と答えたのは全体のわずか3.7%でした。

「利用したことはないし、今後も利用する予定はない」と答えた人は61.4%にものぼり、支援・寄付以上にハードルを感じている人が多いことがうかがえます。なかでも、60代は77.3%が「今後も利用する予定はない」と回答しました。

しかし、一方の若年層は関心が高いようで、「利用したことはある」と「利用したことはないが、いつか利用してみたい」の合計値は20代の4人に1人にあたる24.9%となりました。

20代の過半数が支持するクラウドファンディングは「寄付型」

クラウドファンディングを「利用したことはある」「利用したことはないが、いつか利用してみたい」と答えた565人を対象に、支援側で利用してみたいクラウドファンディングの種類を聞いてみました。

もっとも支持を集めたのは「購入型(55.0%)」つづいて「投資型・融資型(49.6%)」という結果に。一方、僅差ながら「寄付型」は44.1%となりもっとも少ない結果となりました。

これらの結果から、モノやサービス、金銭などでリターンを得られるクラウドファンディングの方が支援者側のメリットが明確でハードルが低く、参加しやすいと言えるでしょう。

ただし、年代別に見ると、20代では「寄付型」がもっとも支持を集め、過半数に迫る49.2%が利用してみたいと回答。Z世代の社会貢献意識が現れる結果となりました。

20代の4割は「特定のクリエイターやアーティストを応援したい」

上記に関連して、支援をしたい理由を聞いたところ、もっとも多かったのは「人への支援をしたいから(被災地支援、医療支援など)」で全体の38.6%

年代別に見ても、20代を除くすべての世代でもっとも多い回答となりました。特に60代以上は46.7%と、他世代と比較しても突出した回答率に。

一方、20代でもっとも多かったのは「特定のクリエイターやアーティストを応援したいから」で42.4%

先の「支持するクラウドファンディングの種類」で20代から「寄付型」の支持が高かったことも踏まえると、明確にリターンを得ることに重きを置かず、「共感できるから支援する」といったエモ消費や、推し活に近い背景があるのかもしれません

また、20代・30代は「社会的な変化やインパクトを生み出したいと思うから」という回答が他世代と比較して多いのも特徴的でした。

クラウドファンディングの支援予算上限は1万円未満

最後に、クラウドファンディングにかける予算上限を聞いたところ、全体でもっとも多かったのが「5千円未満」で24.6%、続いて「5千円〜1万円未満」で20.5%という回答になり、およそ過半数が1万円未満という結果になりました。

年代別では、20代が他年代と比較すると「1万円〜2万円未満」「2万円〜3万円未満」との回答が多く、支援金額が高い傾向が見られました。

調査概要

  • 調査名:世代別!クラウドファンディングに関する意識調査

  • 対象条件:全国の20代~60代男女

  • 調査期間:2024年5月20~22日

  • 調査方法:インターネットを利用したアンケート

  • 調査有効回答数:2,405名(20代:482人、30代:479人、40代:482人、50代:481人、60代:481人)

※調査を引用いただく際は、出典元が「僕と私と」であることを明記いただきますようお願いいたします。

Z世代のホンネを独自調査します

僕と私と株式会社では、まだ世間には知られていないリアルなZ世代の本音や、最新の流行を、今後も独自調査により解き明かしていきます。

クライアントのニーズに合わせて、アンケートなどからデータを取得・分析する定量調査に加え、想定ターゲットへのデプスインタビュー、実際にテスト商品を使用してのワークショップなどの定性調査なども行なっています。

また、企業様との共同調査も行っていますので、ご興味のある方は以下のメールアドレスからぜひお問い合わせください。

僕と私と株式会社 担当:福永

guava@boku-to-watashi-and.com

僕と私と株式会社について

僕と私と株式会社は、Z世代を代表する企画・マーケティング会社です。Z世代ならではの多くの企画を咲かせています。

今を生きるリアルなZ世代の視点も取り入れたインサイト調査、企画、クリエイティブ制作、コミュニケーションまでを一貫して担当いたします。

また、リモート制度やサウナ採用、地方へのワーケーションなどを取り入れた新しい働き方も実践中。「メンバー全員天才」を目指し、社内からも多くの企業が生まれています。

■ 会社概要

代表取締役:今瀧 健登

所在地:東京都渋谷区円山町5-5 Navi渋谷V 3階

事業内容:Z世代に関する企画・マーケティング事業、ブランド事業

HP:https://boku-to-watashi-and.com

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サービス業
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代表者名
今瀧健登
上場
未上場
資本金
100万円
設立
2020年11月