薬局向け経営管理システム「Wemex 薬局経営支援」に在庫管理機能を搭載
在庫管理業務の簡便化・効率化を実現し、経営の安定化と薬剤師の対人業務シフトを後押し
PHCホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区)傘下のウィーメックス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:高橋秀明、以下「ウィーメックス」)は、本日より、薬局向け経営管理システム「Wemex 薬局経営支援」に、新たに在庫管理機能を追加搭載いたします。
「Wemex 薬局経営支援」は、薬局経営に欠かせない各種指標を可視化し、意思決定を支援するシステムとして、2024年4月に発売しました。このたび新たに在庫管理機能を追加搭載したことにより、医薬品の在庫状況確認や棚卸、発注などのバックオフィス業務をトータルに支援できるシステムへと進化しました。
近年、医薬品の供給不足が深刻化する一方で、不動在庫や廃棄の問題も根深く存在しており、薬局経営における適正在庫の実現が大きな課題となっています。適正在庫の実現のためには、予備の箱を開封したら(=空箱が出たら)発注を行う空箱発注よりも、医薬品ごとに定めた残数になった時点で発注を行う発注点発注が良いとされています。ところが、薬剤師を対象にウィーメックスが実施したアンケートによると、500店舗以上のチェーン薬局では約8割が発注点発注を実施できているのに対し、チェーンの規模が小さいほど空箱発注の割合が多いことが判明しました(*1)。

このような状況下において「Wemex 薬局経営支援」は、医薬品ごとの在庫管理や発注業務、店舗間での在庫融通を簡便化し、薬剤師の発注業務の効率化と対人業務へのタスクシフト、適正在庫の維持を通じた経営の安定化を支援します。
<「Wemex 薬局経営支援」在庫管理機能 画面イメージ>


#「Wemex 薬局経営支援」在庫管理機能の特長
1. シンプルでわかりやすい画面設計と直感的に使える操作性の高さ
「期限切迫」「不動品」など医薬品ごとの状況がひと目で把握でき、スムーズに発注可能。必要な情報をワンクリックで呼び出せる設計により、意思決定のスピードアップと業務効率化を同時に実現します。
2. レセコンのデータをリアルタイムに自動連携
薬局用レセコン「Pharnes」シリーズ(*2)から受付・会計データをリアルタイムで自動取り込み。処方情報・在庫引当が常に最新状態に保たれます。また、PTP/バラ包装、g/包違い、味違いなど、多様な規格情報を最適化したマスタを自動で生成・更新し、マスタ管理にかかる労力を大幅に削減します。
3. 他店舗の在庫情報も閲覧可能。店舗間連携で不足品の確保や不動在庫解消を支援
自店だけでなく、グループ内の他店の在庫状況もリアルタイムに参照可能。不足品を近隣の他店舗から取り寄せる、不動在庫を適宜融通するなど、グループ全体での在庫運用最適化を実現します。
4. デバイスフリー。インターネット回線があれば、いつでも・どこでも使用可能
クラウドサービスのため、タブレットやノートPCなど手持ちのデバイスからアクセスが可能。バックヤードにおける棚卸や在宅訪問先など、インターネット環境があれば、場所を問わず在庫確認や発注作業を行えます。
5.データ活用基盤「Wemex 薬局CRM支援」(*3)との連携で、ドラックストアと保険薬局のデータ統合や分析・活用も可能に
「Wemex 薬局CRM支援」と連携すれば、レセコンから抽出したデータとドラッグストアのPOSデータの統合や分析も可能です。より良い医療サービス・健康サービスの提供を見据えたデータ活用が実現します。
全国には約62,800軒の薬局があり(*4)、その規模は個店から1,000店舗を超える大手チェーンまでさまざまです。「Wemex 薬局経営支援」は、大手チェーン薬局向け総合経営支援システム「Ph-NetMaster」(*5)の提供を通じて培った知見を生かし、あらゆる規模の薬局チェーン本部や薬局店舗の現場で使いやすく、業務効率化を実現する製品を目指しました。薬剤師の対物業務を軽減し、対人業務へのシフトを後押しする「Wemex 薬局経営支援」により、薬局経営の健全化と薬局DXの推進に貢献してまいります。
#「Wemex 薬局経営支援」製品紹介ページ
https://www.phchd.com/jp/medicom/pharmacies/ph-managementsupport
(*1)2024年6月実施。保険薬局・ドラッグストアに勤務する薬剤師476名を対象とした在庫管理業務および在庫管理システムに関するアンケート。なお、発注方式に関するアンケートの回答全体は以下の通り。

(*2)「PharnesIII」から最新の「PharnesX」までに対応しております。
「PharnesX-EX」製品紹介ページ
https://www.phchd.com/jp/medicom/pharmacies/pharnesx
(*3)「Wemex 薬局CRM支援」製品紹介ページ
https://www.phchd.com/jp/medicom/pharmacies/ph-crm
(*4)厚生労働省「令和5年度衛生行政報告例の概況」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/eisei_houkoku/23/
(*5) 「Ph-NetMaster」製品紹介ページ
https://www.phchd.com/jp/medicom/pharmacies/ph-netmaster
<ウィーメックス株式会社について>
ウィーメックス株式会社は、グローバルヘルスケア企業として事業を展開するPHCホールディングス株式会社(証券コード6523 東証プライム)の日本における事業子会社です。企画・開発から販売までワンストップでサービスを提供する新体制として、2023年4月より新会社として事業を開始しました。「メディコム」ブランドの医事コンピュータや電子カルテシステムの他に、薬局経営のサポートや特定保健指導の支援、遠隔医療システムなどを提供しています。また、2023年10月に富士フイルムヘルスケアシステムズ株式会社より電子カルテ・レセプト関連事業を取得し、ウィーメックスヘルスケアシステムズ株式会社が誕生。国内の「医療DX」を推進するヘルスケア IT製品・サービスを通じて、患者さんへの医療サービス向上と医療従事者の業務効率化に取り組んでいます。
□所在地 :東京都渋谷区渋谷3-25-18 NBF渋谷ガーデンフロント14F
□代表者名 :代表取締役社長 高橋秀明
<PHCホールディングス株式会社(PHCグループ)について>
PHCホールディングス株式会社(証券コード 6523 東証プライム)は、健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し、豊かな社会づくりに貢献することを経営理念に掲げるグローバルヘルスケア企業です。傘下にPHC株式会社やアセンシア ダイアベティスケアホールディングス、エプレディアホールディングス、株式会社LSIメディエンス、ウィーメックス株式会社、メディフォード株式会社などを置き、糖尿病マネジメント、ヘルスケアソリューション、診断・ライフサイエンスの事業領域において、開発、製造、販売、サービスを行っています。2023年度のグループ連結売上収益は3,539億円、世界125以上の国と地域のお客様に製品・サービスをお使いいただいています。PHCグループはPHCホールディングス株式会社とその事業子会社の総称です。
ウィーメックス株式会社
E-mail:tky-mc_pr_alignment@ml.wemex.com
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