ようこそ、佐倉の縄文時代へ！記念展示「ぜーんぶ佐倉の縄文展　―地面の下の造形美―」を開催！（10/27～12/20、千葉県佐倉市立美術館）

佐倉市は、千葉県内で３番目に遺跡の数が多く、とりわけ縄文時代の遺跡からは、多く土器や石器が発見されています。特徴的な装飾を施した土器、人型の土偶などからは、縄文人が佐倉で豊かな生活を送っていたことが想像できます。
さらに、佐倉市内の発掘調査などで出土した縄文時代の遺物を、「造形」・「土偶」・「動物」・「海」・「装飾」の５つのテーマから俯瞰してみます。縄文時代特有の造形美に加えて、自然の恵みを得るための知恵や技術、縄文人たちの交流やモノの移動を私たちに教えてくれることでしょう。
本展は、縄文時代の遺跡である「井野長割（いのながわり）遺跡」が、国の史跡に指定されてから15周年を迎えたのを記念し、佐倉市立美術館で開催する初の単独の考古展です。

 

 

井野長割遺跡から発見されたイノシシ形土製品

■イベント名
国史跡井野長割遺跡指定15周年記念展示「ぜーんぶ佐倉の縄文展　―地面の下の造形美―」
※申込不要・観覧無料
■日時
会期：2020年10月27日（火）～12月20日（日）
開館時間：10:00～18:00（入館は17:30まで）
休館日：毎週月曜日、11月24日（火）※ただし、11月23日（月）は開館。 
■会場
佐倉市立美術館エントランスホール（千葉県佐倉市新町210番地）
※来館の際には、感染症拡大予防にご協力ください。
※感染拡大等の状況により、会期を変更することがあります。事前にホームページをご確認ください。
■イベントHP
http://www.city.sakura.lg.jp/0000027569.html
■主催
佐倉市教育委員会

◎佐倉市立美術館では、2020年10月24日（土）から12月20日（日）まで、企画展示「久保浩　ー『眼と手』の力」を開催しています。併せてご鑑賞ください。
詳細は以下のページをご覧ください（佐倉市立美術館ホームページ）。
https://www.city.sakura.lg.jp/sakura/museum/exhibition/2020/202010kubokou.html

■関連イベント
（１）縄文人になろう！
内容：縄文人の衣服をまとったり、縄文スタンプで模様をつけよう！
日時：10月31日(土)、10:00～15:00
※無料・申込不要
場所：旧今井家住宅（佐倉市新町48 佐倉市立美術館から徒歩2分）

（２）勾玉づくり・火おこし体験
内容：勾玉を作ったり、火おこしをして縄文人の生活を体験しよう！
日時：11月21日(土)、13:00～16:00 ※要申込
場所：旧今井家住宅（佐倉市新町48 佐倉市立美術館から徒歩2分）
参加料：300円（材料費）
持ち物：動きやすい服装・飲み物・タオル・軍手
対象：小学生と保護者
定員：親子10組（先着順）
申込方法：佐倉市教育委員会文化課に電話・メール（氏名・電話番号）
※10月15日から申込開始

■佐倉の縄文時代
今から約1万3000年前、私たちの先祖はどのような生活をしていたのでしょうか。人々は「集落」につどい、「土器」を作って使い、生活をしていました。約1万年間続く縄文時代の始まりです。
佐倉でも、印旛沼水系の豊富な水資源を背景に縄文文化が発展しました。千葉県の指定史跡である上座貝塚をはじめ、江原台遺跡、吉見台遺跡など市内全域にわたり縄文人の生活の痕跡が発見されています。
なかでも井野長割遺跡は、縄文中期から晩期（今から約5500～2500年前）にかけて計画的に営まれた集落跡である点や「環状盛土遺構」（中央広場を囲むように盛り土を形成した痕跡）が明瞭に現存している点から、縄文時代の社会・文化を考える上でも重要な遺跡であると位置づけられ、2005年に国の史跡に指定されました。

土偶たちの4コマ風チラシ

■アクセス
【公共交通機関】
京成佐倉駅南口徒歩8分、ＪＲ佐倉駅北口徒歩20分またはバス（二番町バス停下車）
※佐倉市立美術館前の市営駐車場は工事中のため使用できません。公共交通機関をご利用ください。

【お問い合わせ】
佐倉市教育委員会文化課
住所：千葉県佐倉市海隣寺町97
TEL：[phone]
Mail：[e-mail]
URL：http://www.city.sakura.lg.jp/soshiki/13-5-0-0-0_6.html