NECが12万5千台の端末にCrowdStrike Falcon Identity Protection を導入

Falcon Identity Protectionの国内最大規模となる導入を、クラウドストライク、マクニカ、NECセキュリティが支援

クラウドストライク合同会社

CrowdStrike(NASDAQ: CRWD)の日本法人であるクラウドストライク合同会社(本社:東京都港区、代表執行役員社長:尾羽沢 功、以下クラウドストライク)は本日、株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将、以下マクニカ)およびNECセキュリティ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 中谷 昇、以下NECセキュリティ)の協力のもと、日本電気株式会社(本社:東京都港区、取締役 代表執行役社長 兼 CEO:森田 隆之、以下NEC)がアイデンティティベースの攻撃からの保護を目的として、CrowdStrike®︎ Falcon Identity ProtectionおよびCrowdStrike Falcon®︎ Insight XDRを導入したことを発表します。AIネイティブのCrowdStrike Falcon®︎ サイバーセキュリティプラットフォームおよびクラウドストライクの柔軟なFalcon Flexライセンスプログラムを通じて提供されるこれらのサイバーセキュリティソリューションは、NECの12万5000台の端末に導入され、国内最大規模のFalcon Identity Protectionの導入となります。(※1)

背景

近年、サイバー攻撃の高度化に伴い、企業ネットワークの中核であるActive Directory(AD)が攻撃の主要なターゲットとなっています。ADが一度侵入されると、広範囲に渡るユーザー情報やアクセス権限が奪われるリスクが高く、堅牢なアイデンティティ保護が不可欠となっています。NECでは、これまで様々なセキュリティ対策を講じてきましたが、オンプレミスのADの多要素認証については、ドメイン全体のセキュリティ強化における重要な課題として捉えていました。

このような背景から、NECはAzure MFA(多要素認証)をオンプレミス環境でも適用できるアイデンティティ保護ソリューションの導入を検討し、Falcon Identity Protectionを採用しました。Falcon Identity Protectionは、導入対象のオンプレミスADの状況によらず、多要素認証が適用できるよう様々なオプションを提供しており、これが大きな選定理由となりました。

CrowdStrike Falcon Identity Protectionのメリット

現在、初期侵入攻撃の79%がマルウェアを使用しない手法で行われており、攻撃者は信頼された人間のIDを悪用して組織内に気づかれずに侵入するケースが増えています。同時に、エージェント型AIの台頭により、マシンID(非人間ID)も急増しています。Falcon サイバーセキュリティプラットフォームは、ハイブリッド環境全体にわたり、攻撃ライフサイクルの初期侵害から特権昇格、ラテラルムーブメント(横展開)に至るまで、人間と非人間の両方のアイデンティティを保護できる唯一の統合プラットフォームです。

Falcon Identity Protection は、攻撃者の戦術や進化するアイデンティティ脅威の状況に関するCrowdStrikeの深い知見に基づいて構築されています。このインテリジェンスはAIネイティブなFalconプラットフォームに組み込まれており、ハイブリッド環境全体にわたる人間および非人間の両方のアイデンティティに対する包括的な保護を提供します。Falcon Identity Protection は、エンドポイントやデバイスからのリアルタイムシグナル、最前線の専門家による脅威インテリジェンス、そしてFalconプラットフォーム上で日々処理される数兆件規模のイベントデータを活用しています。この圧倒的なデータの優位性により、AI駆動の保護が実現し、脅威ライフサイクル全体にわたってIDベースの攻撃を防止・検知・対応することが可能になります。

複数製品を組み合わせた統合アプローチによりセキュリティを強化

NECは今回、CrowdStrike Falcon Flexを活用してFalcon Identity Protectionを導入しました。Falcon Flex は、Falcon プラットフォームが提供する最高水準の各種モジュールを柔軟なライセンス体系で利用可能にするソリューションです。必要な機能を、必要なときに導入できる柔軟性をお客様に提供します。Falcon Flex は、NEC の進化するセキュリティ要件を的確に支援し、セキュリティ投資に対するリターンを最大化します。

今回、Falcon Identity Protectionに加え、Falcon Insight XDRを導入したことで、「認証情報の窃取」から「エンドポイントの侵害」「ネットワーク内での拡散」まで、攻撃のライフサイクル全体を監視・防御することが可能となりました。

今後、セキュリティ体制をさらに強化するため、包括的なデータセキュリティソリューションである CrowdStrike Falcon® Data Protectionなどのクラウドストライク製品の導入を進めていきます。

NECでCorporate Executive CISO を務める淵上 真一氏はこの度の導入について次のように述べています。

「サイバー攻撃の高度化が進む中、なりすましによるリスクを低減する多要素認証は極めて重要な取り組みの一つです。今般、NECはクラウドストライクの提供するアイデンティティ保護ソリューション「CrowdStrike Falcon Identity Protection」によって、オンプレミスActive Directoryの多要素認証を実現するとともに、アイデンティティ利用状況の可視化や不正利用の検知強化を図りました。さらに、「CrowdStrike Falcon Insight XDR」などとも連携し、インシデント対応に必要な時間を大幅に短縮することができました。今後も「クライアントゼロ」の考え方のもと、これら社内の取り組みで得られた知見を元にお客様に価値あるサービスをご提供し、安全・安心なデジタル社会の実現に貢献していきます」

クラウドストライクで代表執行役員社長を務める尾羽沢 功は次のように述べています。

「NEC様が、アイデンティティベースの攻撃の検知と防御の強化のために、Falcon Identity Protection およびFalcon Insight XDR を導入されたことを大変嬉しく思います。現在、攻撃者はアイデンティティの脆弱性や信頼された認証情報を悪用し、組織内に侵入して気付かれずに横展開する手法を多用しています。Falcon Identity Protection は、AIネイティブなFalconプラットフォームを基盤に、アイデンティティ保護を一元化し、アイデンティティ、エンドポイント、クラウド環境といったあらゆる環境を包括的に可視化・防御します。NEC様の先進的なセキュリティ戦略を支援できることを光栄に思うとともに、今後のさらなる連携を心より楽しみにしております」

株式会社マクニカ ネットワークス カンパニーでプレジデントを務める小林 雄祐氏は次のように述べています。

「このたび、NEC様における「CrowdStrike Falcon Identity Protection」および「CrowdStrike Falcon Insight XDR」の大規模導入が実施されたことを大変嬉しく思います。高度化するサイバー攻撃に対し、エンドポイントとアイデンティティの両面から防御を強化することは、企業のセキュリティ戦略において極めて重要です。今回のNEC様の取り組みは、国内最大規模のソリューション導入事例として、日本のセキュリティ対策水準の向上を牽引すると確信しております。マクニカは今後も、クラウドストライク社およびNECセキュリティ社と連携しながら、企業のセキュリティ強化に貢献してまいります」

(※1)2025年5月時点における日本国内での導入規模およびユーザー数に基づき、クラウドストライクにより確認されたものです。

CrowdStrikeについて
クラウドストライク(NASDAQ:CRWD)は、サイバーセキュリティのグローバルリーダーであり、エンドポイント、クラウドワークロード、アイデンティティ、データを含む企業リスクを考える上で重要な領域を保護する世界最先端のクラウドネイティブのプラットフォームにより、現代のセキュリティを再定義しています。

CrowdStrike Falcon®プラットフォームは、CrowdStrike Security CloudおよびワールドクラスのAIを搭載し、リアルタイムの攻撃指標、脅威インテリジェンス、進化する攻撃者の戦術、企業全体からの充実したテレメトリを活用して、超高精度の検知、自動化された保護と修復、精鋭による脅威ハンティング、優先付けられた脆弱性の可観測性を提供します。

Falconプラットフォームは、軽量なシングルエージェント・アーキテクチャを備え、クラウド上に構築されており、迅速かつスケーラブルな展開、優れた保護とパフォーマンスを提供し、複雑さを低減し即座に価値を実現します。

CrowdStrike: We stop breaches.

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会社概要

クラウドストライク合同会社

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RSS
URL
https://www.crowdstrike.jp/
業種
情報通信
本社所在地
150 Mathilda Place, Sunnyvale, CA 94086 USA
電話番号
-
代表者名
尾羽沢功
上場
未上場
資本金
-
設立
2016年12月