ドラえもん 浮世絵木版画シリーズ新作が12月26日より予約開始!!北斎の名作、茶屋の座敷から富士を望む粋な構図に登場するドラえもんたちの姿に癒される一枚

株式会社版三がドラえもん浮世絵シリーズ新作となる【ドラえもん浮世絵木版画 「富嶽三十六景 東海道吉田」】を制作。「版三 浮世絵工房」で12月26日(金)より予約を開始します。

株式会社版三

世界に誇る浮世絵の彫りと摺りの技術を継承するため、伝統を守りつつ新しい挑戦を続ける株式会社版三(代表取締役 坂井英治)は、このたび「ドラえもん 浮世絵シリーズ」の新作を制作いたしました。

新作となる【ドラえもん浮世絵木版画 「富嶽三十六景 東海道吉田」】は、12月26日(金)よりオンラインショップにて予約を開始します。

■浮世絵の傑作とドラえもんたちとの共演

「ドラえもん浮世絵シリーズ」は、伝統技術と国民的キャラクターの融合により、限定数が毎回数日で完売するなど、国内外のアートファンやドラえもんファンから高い支持を得ている人気企画です。

今回ドラえもん達が登場するのは、浮世絵界の巨匠・葛飾北斎が手がけた名作版画集『富嶽三十六景』の一つ「東海道吉田」です。

・独創的な構図の再現

「東海道吉田」は、現在の愛知県豊橋市にあった吉田宿の茶屋を舞台に、旅人たちの休憩風景を描いた一図です。茶屋の座敷越しに遠くの富士を望むというユニークな「額縁」構図が特徴。室内の限られた空間を通して、富士山の存在感と旅の風情を見事に際立たせています。

・北斎の遊び心とドラえもんの世界観

軒下の看板や道具類など、北斎が細部にまでこだわった観察眼とユーモアはそのままに、旅の途中でくつろぐドラえもん、のび太、しずかちゃんたちの愛らしい姿を繊細に描写。版元である「版三」の文字がさりげなく施された旅人の笠にもご注目ください。

・心温まる情景

ゆったりとした東海道の空気感と、茶屋で一息つくドラえもんたちのほっこりとした様子が調和した、シリーズの中でも珍しい構図の一枚に仕上がっています。

「富嶽三十六景 東海道品川御殿山の不二」比較図

 (左)ドラえもん 浮世絵木版画 (右)葛飾北斎 浮世絵木版画

■ 江戸の伝統を伝える「三位一体」の技

本作品は、絵師・彫師・摺師の「三位一体」による協業から生まれる、日本の伝統文化・技術の結晶です。

ドラえもん 浮世絵木版画「富嶽三十六景 東海道品川御殿山の不二」の制作風景

・彫り―彫師の技

彫師は絵柄の色数の数だけ木版を彫らなければならず、1ミリでも誤差があると全体の印象を大きく変えるため、高い精度が求められます。木の質や硬さによって難しさも異なり、忠実に彫り進めるのはもちろん色に現れない背景の部分も含めて全て手作業で行うので同じ版木で何百回も摺りを行うことが出来ません。そのため、浮世絵はすべて限定生産となっています。

この高い技術を持つ彫師たちは、文化財保護法第八十三条により技術者として認定された、浮世絵木版画彫摺技術保存協会の職人です。

・摺り―摺師の技

摺師は、和紙に一色ずつ丁寧に摺り重ねていく作業を担います。各色の版木を正確に位置合わせして塗料を紙に摺り込むのですが、絵柄がずれないように数十回も色を摺り重ねる作業であるため、職人の手の感覚、色の順番や重ね合わせの技術、スピードなどが非常に重要となります。また、色の重なりや発色は摺ってみて初めてわかるため、何十回も変更を行いながら理想の色に仕上げていきます。

この伝統的な「純手摺り」の技法も彫りと同様に、国の選定保存技術「重要無形民俗文化財」に指定されており、その技術は日本の誇る文化遺産です。

■和紙の最高峰「越前生漉奉書」を使用

木版画に使用する和紙には、越前和紙漉元・重要無形文化財(人間国宝)岩野市兵衛氏の特別制作による純手漉和紙「越前生漉奉書」を採用しています。

・日本の紙の原点

生漉奉書とは、その製法が国の重要無形文化財に指定されている、越前和紙の看板とも言える和紙です。本来、楮(こうぞ)100%の厚い紙であり、気の遠くなるような手間をかけて作られる日本の紙の原点です。

・耐久性と風合い

近年主流のパルプ主体の奉書とは全く異なり、楮100%の生漉奉書は、優れた耐久性と独特のやわらかな風合いを持ち、木版画の繊細な色彩を永く美しく保ちます。

■ 商品概要

商品名:ドラえもん 浮世絵木版画

    「富嶽三十六景 東海道吉田」

販売価格:50,000円 (税別・送料別)

販売数: 300部

発売元:株式会社 版三

サイズ:(絵)縦38.0㎝×横25.0㎝

    (額)縦42.4cm × 横53.9cm

素材(額装部分):木材、アクリル

和紙(絵):人間国宝 岩野市兵衛 越前生漉奉書

                    ©Fujiko-Pro

商品ページ

https://www.ukiyoework.com/view/item/000000000355

【当商品制作に携わった職人紹介】

■江戸木版画 彫師:菅香世子

高校卒業後、東京都荒川区の匠育成支援事業の職人見習いに応募、江戸木版画の彫師として7年間の修行を経て独立。現在、数少ない経産省認定の女性伝統工芸士として卓越した技で浮世絵木版画の文化継承に貢献している。

2003(平成15)年 江戸東京博物館「大江戸八百八町展」で実演

2005(平成17)年 日本橋三越「名所江戸百景完成記念展」で実演

2008(平成20)年 江戸東京博物館「北斎漫画展」にて実演

・文化庁・無形文化財選定保存技術認定職人

・経済産業省認定 江戸木版画 伝統工芸師

■江戸木版画 摺師 - 鉄井 裕和

1975年 木版画摺師、鉄井孝之の次男として東京に生まれる。

会社員を経て鉄井木版画工房に入り摺師の道へ。

父に師事し修行を重ねながら各展覧会で摺りの実演を精力的に行い、2009年11月にロシアサンクトペテルブルグの露日友好会館で開催された文化催事においても 好評を博す。

・文化庁・無形文化財選定保存技術認定職人

・経済産業省認定 江戸木版画 伝統工芸師

■和紙:九代 岩野市兵衛(人間国宝)

1978年九代岩野市兵衛を襲名。2000年6月に国指定重要無形文化財(人間国宝)に認定。

木材パルプ等を使用しない、楮だけを使用した生漉き奉書一筋に専念。越前和紙に伝承される古来の技法に作られた強靭かつ繊細な和紙は、版画紙として多くの美術作家、浮世絵木版画に提供されている。かのピカソも岩野家の和紙を愛したと言われている。

■絵師・装填:江幡喜之

株式会社 版三で浮世絵のデザインを担当。近年は企業用浮世絵アイコンなど、浮世絵のテイストを活かしたアートの制作など幅広く活動。

■版元:版三

世界に誇る浮世絵の基礎となる彫りと擦りの伝統工芸技術を継承するために、伝統を守りつつ新しい挑戦を続け、様々な作品をプロデュース・企画・制作。数多くの人気コンテンツとのコラボレーションを展開し、不思議で絶妙にマッチした世界観を現代の浮世絵師が創造し描き上げたコラボ作品の数々は大変好評をいただいております。

オンラインショップ:浮世絵工房 https://www.ukiyoework.com/

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会社概要

株式会社版三

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URL
http://hanzou-japan.com
業種
製造業
本社所在地
東京都大田区山王1-31-15
電話番号
-
代表者名
坂井英治
上場
未上場
資本金
800万円
設立
2016年10月