クラウド ETL「TROCCO」、大企業のDXを加速するデータ基盤の運用管理機能を大幅強化

開発・本番環境の分離とワークフロー制御の高度化でデータガバナンスと柔軟なデータ活用を実現

株式会社primeNumber

2025年9月16日 11時00分

株式会社primeNumber（本社：東京都品川区、代表取締役CEO：田邊雄樹）は、大企業におけるデータ活用の継続的な改善プロセスを支援するため、クラウド ETL「TROCCO」の新たな機能として、ワークフロー条件分岐機能の提供を8月20日に開始しました。また、9月4日には環境管理機能を提供、大規模データを扱う企業のデータ活用を支援します。

primeNumberでは、「あらゆるデータを、ビジネスの力に変える。」をビジョンに掲げ、お客様のデータ基盤を迅速に構築し、データをビジネス価値へ変える支援をしてきました。

データ活用においては、システムを構築して終わりではなく、継続的に新たな用途に向けて改善を重ねることがビジネス価値を生むために重要です。特に保有するデータ量が膨大な大企業では、より一層効果的なデータ活用による事業成果の創出が重要となっています。

primeNumberでは、エンタープライズ企業に向けたデータ活用支援ソリューション「TROCCO Enterprise Offering」を提供、第1弾パッケージとして、オンプレミス環境でTROCCOを利用できる「Self-Hosted Runner」、多くの企業の基幹システムとして利用されているSAP ERP（SAP S/4HANA）への対応、大規模データ転送に向けたCDCのシステム構成リニューアルを、「ERPデータ活用パッケージ」として提供しました。

こうしたデータ活用の幅が広いエンタープライズ企業のニーズに対し、より柔軟に対応する施策の一環として、8月20日にワークフロー条件分岐機能を、9月4日に環境管理機能の提供を開始しました。

大規模なデータを保有している企業に対して、ワークフローの条件分岐機能でデータ活用の柔軟性を向上させられるとともに、環境管理機能によって開発後に検証を行い、そのあとに本番環境へ適用することで開発プロセスを円滑に進め、最適なデータ活用基盤に向けた改善を行うことができます。

機能概要

ワークフロー条件分岐

ワークフロー内の先行タスクの実行結果に基づき、後続の処理フローを動的に制御します。不定期なファイル到着に応じた後続処理の実行、エラー発生時の自動的なリカバリ、営業日のみの稼働、処理件数に応じた通知など、ワークフローを柔軟に設定し、データパイプラインの運用を高度化します。

環境管理

データ基盤の「安全なリリース管理」と「ガバナンス強化」を実現する環境管理機能です。開発環境で検証した差分のみを、安全かつ円滑に本番環境へ反映。環境ごとに異なる接続情報だけを差分として指定できるので、手作業に伴う移行ミスを防ぎ、データパイプラインの信頼性を担保します。

クラウドETL「TROCCO」とは

「TROCCO（トロッコ）」は、2,000以上の企業・団体に導入されているクラウドETLサービスです。ETL（データ転送・データ変換）機能に留まらず、ワークフロー機能、権限管理など、データ基盤の構築や運用に必要な機能を備えています。TROCCOで、データ利活用における一連のデータエンジニアリングプロセスを自動化し、お客様のデータ活用を支援します。

URL：https://primenumber.com/trocco