HPE、世界のITリーダーへアンケート調査を実施 - 企業ネットワークと従業員体験の関連性が十分認識できていないことが明らかに

世界のITリーダーへのアンケート調査の結果、広範な事業目標へのネットワークの影響を多数のIT リーダーが認識するなか、その潜在能力を最大限引き出す機会が残されていることも認識

HPE

概 要 

  • 世界21カ国、2,100人のITリーダーへのアンケート調査を実施し、ITリーダーがどのように企業ネットワークに取り組んでいるかに関する調査結果を発表

  • ネットワークの影響範囲に関するITおよびビジネスリーダの中における認識が上昇

  • ハイブリッドワークのニーズが高まる中、世界のITリーダーは、企業ネットワークと従業員体験との関連性を十分に認識できていないことが明らかに

 [米国テキサス州ヒューストン – 2023年5月11日]
 ハイブリッドワークという働き方へのニーズが高まる中、世界のITリーダーは、企業ネットワークと従業員体験の関連性を十分に認識できていないことが明らかになりました。HPE Aruba Networkingが実施した最新の調査によると、回答者の4分の3が、デジタル化は従業員の業務遂行と人材確保・定着の両面において基本であると考えている一方で、ネットワークがこれらの分野と強い関連性を持っていると考える人はわずか55%に留まることが明らかになりました。
 
 本調査は、世界21カ国のITリーダー2,100名からの回答をもとに、ITリーダーが現在どのように企業ネットワークに取り組んでいるかを検証し、ビジネスを強化する資産としてネットワークが果たす役割とその結果として見られる影響について、どの程度理解されているかを調査しました。また33%は、より広範なビジネス変革においてネットワークが役割を果たすと認識されていると回答しています。
 
 ネットワークの果たす役割
 ポジティブな点として、ITおよびビジネスのリーダーがネットワークの影響の幅と範囲について、認識が高まっていることが明らかになりました。ITリーダーの44%が、ネットワークはデジタルトランスフォーメーション(DX)のためのツールであると認識しており、さらに33%は、より広範なビジネス変革において、ネットワークが役割を果たすと認識していると回答しました。一方、ネットワークは単に接続性の機能を果たす役割との回答はわずか23%でした。
 
 しかし、変革がどのように実現されるのか、特に従業員体験の向上との関連性が見落とされていることが明らかになっています。
 
 従業員体験をネットワークでつなぐ
 ITリーダーの4分の3が、デジタル化は人材獲得と業務の遂行に不可欠であると考えています。ところが、選択項目として挙げたビジネス分野のうち、「人材獲得と従業員の定着にネットワークが関連している」の選択が最も少なかったことから、ネットワークが従業員体験の向上に与える影響が少ないとITリーダーは推定していることが明らかになりました。
 
 この影響は、現在のネットワークが何を提供できるかについて考えてみると明らかです。自社のネットワークで従業員がどこからでも仕事ができると答えたITリーダーは43%、自社のネットワークがシームレスな接続性を提供できるとした回答者は34%に留まりました。また、デジタルパーソナライズを念頭に置いた場合、自社のネットワークでBYOD(Bring-Your-Own-Device)サービスを従業員に提供できると回答したITリーダーはさらに少ない29%でした。
 *BYOD:個人が私物のパソコンやスマートフォンを業務に使う利用形態
 
 HPE Aruba NetworkingのCMOであるシルビア・フックス(Sylvia Hooks)は、次のように述べています。
 「柔軟な働き方の普及動向とニーズを考えると、ネットワークが従業員の体験をいかに高めることができるかについて理解が不足していることは、特に危険なことだと考えています。昨今、ネットワークがなければ誰も仕事をすることができないということは明らかです。しかし、ネットワークがDXの推進に欠かせない重要なリソースと認識されているにも関わらず、今日の職場環境では、接続性を提供するだけではなく、よりシームレスで効率的、そしてインテリジェントでセキュアな接続体験が不可欠です」
 
 ネットワークが投資対効果を発揮している分野
 ネットワークがビジネスと強く結びついているとITリーダーが回答した分野の上位3つは、「IT効率」「業務効率」「サイバーセキュリティ」で、DXプロジェクトの中核に挙げられる分野と共通します。
 
 これらの分野は、回答者がネットワークの効果を最も実感している分野でもありました。さらに重要なことは、過去2年以内にネットワークに投資した回答者が、最大のビジネス成果を得ていると回答していることです。一方、ネットワークに投資していないという回答者では、すべてのビジネス分野でポジティブなインパクトがあったという回答が、平均に対して21%ポイント低い結果になりました。
 
 ネットワークの効果を高めるためには投資が不可欠ですが、ネットワークがビジネスを強化するにあたって、未開拓の可能性がまだ残されていることが明らかになりました。ネットワークの潜在能力を引き出すには、ネットワーク運用のあらゆる側面をモダナイゼーションする、適切なインフラに予算を振り向けることが必要です。
 
 HPE Aruba Networkingのポートフォリオソリューションマーケティング担当バイスプレジデントであるラリー・ルネッタ(Larry Lunetta)は、次のように述べています。
 「ネットワークがモダナイゼーションされていれば、従業員の体験を強化でき、適切な人材を惹きつけることに繋がるだけでなく、ビジネスのあらゆる分野にも良好な影響をもたらすことができます。しかし、より広範な変革を実現するために、ITリーダーはネットワークに関する議論を見直し、技術的な仕様ではなく、ビジネスの成果という観点で議論する必要があります。経営層に対して、投資がポジティブな結果につながり、ビジネス価値の創出につながることを示すには、論点を変える必要があるのです」


■調査概要

・調査期間: 2023年2月~3月

・調査機関: Sapio Research社(調査委託先)

・調査対象: 世界21カ国のITリーダー

・サンプル数: 2,100 

・調査方法: インターネット

・調査の詳細: https://www.arubanetworks.com/ja/resource/tap-into-the-network-advantage-ebook/
 


 ※本リリースは、ヒューレット・パッカード エンタープライズ(本社:米国テキサス州ヒューストン、以下:HPE)が、2023年5月11日(現地時間)に発表した英文リリースに基づいて作成した日本語抄訳です。原文(全文)はこちらをご参照ください。
 https://www.hpe.com/us/en/newsroom/press-release/2023/05/as-digitalization-demands-increase-it-leaders-miss-vital-connection-between-the-enterprise-network-and-employee-experiences.html
 
 ■ ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)について
 Hewlett Packard Enterprise (NYSE: HPE) は、グローバルEdge-to-Cloudカンパニーとして、あらゆる場所に蓄積される全てのデータの価値を解き放ち、事業の成果を加速させる支援をします。人々の生活そして働き方の向上を目指し、数十年にわたって未来の再考とイノベーションを重ね、HPEは独自でありながら、オープンでインテリジェントなテクノロジーソリューションをas a Serviceで提供しています。クラウドサービス、コンピュート、HPC & AI、インテリジェントエッジ、ソフトウェア、ストレージを全てのクラウドとエッジにわたって一貫したエクスペリエンスで提供することで、お客様が新たなビジネスモデルを創出し、新たなエンゲージメントを展開し、運用のパフォーマンスを最大化できるようサポートしています。詳細はhttps://www.hpe.com でご確認ください。
 
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会社概要

URL
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業種
情報通信
本社所在地
東京都江東区大島2丁目2番1号
電話番号
-
代表者名
望月 弘一
上場
未上場
資本金
10億円
設立
1999年07月