小野正利、59歳バースデイ・ライヴで新曲「Love in Gradation」を発表!祝福ムードに包まれたバースデイ・ライヴのレポートが到着!
還暦と35周年へのカウントダウンへ!新A写やHPリニューアルなど華麗にアップデート!

2026年1月29日、めでたく59歳を迎えた当日に行われた小野正利のバースデイ・ライヴ。タイトルに〈COUNT DOWN〉と銘打たれているが、これはつまり来たるデビュー35周年、そして還暦イヤーに向けての狼煙を上げるぞ、といった意味合いが含まれていて、めでたい気分と今後へのワクワク感の双方を味わってもらおうという制作者サイドの意図が読み取れる。ライヴのあおりVもまたカウントダウンをモチーフとしており、いまから59年前の〈1967.1.27〉の時報からスタートし、デビュー日をはじめとする小野にとってのメモリアル・デイを次々通過しながら、今日の日付でピタリと停止、そして小野がステージに颯爽と登場するというドラマティックな演出が施されていた。掴みはもうバッチリである。そして劇的な余韻を切り裂くように、アニメ〈HUNTER×HUNTER〉のオープニング・テーマ“departure!”のイントロがめっぽうラウドに鳴り響く。曲が始まるや否や、いきなりすさまじい威力を発揮する天井を突き破りそうなほどのハイトーン・ヴォイス。のっけからぜんぜん遠慮がないというか、出し惜しみという文字はわが辞書に存在しない、と言わんばかりにフルスロットル状態でライヴに突入していく小野。そう、まさに期待通りのオープニングがそこに展開したのである。


会場に選ばれたのは、鶯谷にある〈Dance Hall新世紀〉。都内で最古にして最後のダンスホールと呼ばれている歴史あるスペースで、社交ダンス・ブームを生み出した大ヒット映画「Shall Weダンス?」のモデルとなったことでも知られている。随所に施された装飾が古き良き昭和へと誘ってくれるこのなんともゴージャスな空間。小野は隣にある元々キャバレーだった〈東京キネマ倶楽部〉での公演は経験済みであるものの、この舞台に立つのは初だそうで、はたしてどんなムードを醸成してくれるのかと想像を巡らせていたところ、YouTubeチャンネルでも確認することができるシックさ数割増しの装いがみごとに馴染んでおり、思わずニンマリしてしまう。そしてこの日ならではの特別なムードは、2曲目のウィンター・バラード「それぞれの朝」以降より色濃くなっていく。叙情味豊かな歌唱を披露する「夏と冬」、そしてハートウォームな響きを湛えた「キレイだね」などセットリストはスロー~ミディアム系が多めで、彼特有の包容力や哀愁が際立つステージングがみられたわけだが、個人的には小野のAORシンガーとしての成熟の度合いをさまざまなパフォーマンスから明確に測ることができたのは大きな収穫であったと言える。サポートを務めるのは、おなじみギターの江口正祥をはじめ、ベースのマツモトタクロウ、キーボードの岡田基、ドラムスのねぎとむといった20代のメンバーたち。彼らが紡ぐ生々しいグルーヴに彩られたブルージー&メロウな「どうなってゆくかもわからないのに」、日本的な郷愁が滲む「追想の時」などもやたらと味わい深い。

そんななか、カウントダウン開始の高らかな汽笛というか、アニヴァーサリー・イヤー突入ののろしを上げるような1曲が登場する。できたてホヤホヤの新曲「Love in Gradation」がそれだ。曲調は、これがなんとスタイリッシュな〈シティポップ〉! 「いままで歌ってきていないタイプの曲をやろうと。ただ難しいですよ」とMCで小野が話していたけれど、しなやかに跳ねるメロディーとリズムに対応する小野の姿はたしかにかなり新鮮。が、サビに熱いシャウト・タイムが控えていること、紛れもない小野節が炸裂するあたりは痛快なカタルシスを伴うし、何よりもシンプルにカッコいいのである。客席を見渡せば、キラキラしたビートにゆったりと心地良さげに肩を揺らすオーディエンスの姿がそこここに。歌い切ったあと「近年まれにみる緊張のなかで歌った」などと漏らしていたが、客席の反応は良好だったし、すぐに人気レパートリーの仲間入りを果たして、これからのアニヴァーサリー・イヤーを盛り上げる役割を担っていくだろう。


中島美嘉の「雪の華」やX JAPANの「ENDLESS RAIN」などのカヴァー動画が映写されるVJタイムを経て、紺のスーツに着替えた小野が華麗に再登場。ハードなギターリフが疾走する「最後のエゴイスト」、ファンキーなドラムが躍動する「Q~だけどなにか違うんだよ」といったアップ・チューンを準備して汗だくで会場を盛り上げていく。そしてここで問答無用の名曲「You're the only…」が姿を現す。「代表曲があるのはありがたいこと」としみじみとした口調で語られてから歌われたこの名バラードだが、サプライズで用意されたブルーのサイリウムの灯がいくつも揺れるなか、年齢を重ねるごとにそういった感謝の念が強まっているという事実がひとフレーズごとに零れ落ちるのが見えてくる、そんなとてもエモーショナルなパフォーマンスだったとしっかり記しておきたい。その後もバラード・タイムは続き、センチメンタルなメロディーが映える「八月の夏」、切々とした情感に貫かれた「When love's Gone」、そして大らかな世界観が広がる「FAITHFULLY」へと繋がっていく甘美なひとときを育みながら、本編が終了。


アンコールの1曲目に歌われたのは、ジャジー・バラード「Starry night」。ドリーミーなサウンドがレトロな会場の空気と甘く溶け合い、会場全体をロマンティックに彩ってくれた。それにしても「夏と冬」といい、「追想の時」といい、小野正利というヴォーカリストは、季節の表情を自在に映し出すというか、四季の移ろいを巧みに描き分ける歌声の持ち主だなぁ、という印象を改めて認識させられることとなったこのライヴ。「毎年同じことを言っておりますが、誕生日ライヴをやるよって言ったらこれだけの人が集まってくれる。もうすぐ雪が降ってくるかもしれないという天候なのにお越しいただいて、本当にありがとうございます。私なりに精いっぱい歌えたと思っております」という最後のMCに続いて披露されたのが、〈週末のワルキューレⅡ〉のエンディング・テーマ「祈」。圧巻のロング・トーンがまたしても天井を突き抜けて冬の夜空に突き刺さるのがハッキリと見えた。
ライヴ終了直後にオフィシャルHPを覗いてみると、華麗にアップデート化された小野の新しいアー写をフィーチャーするなど、すっかりリニューアルが完了していた。新曲「Love in Gradation」の詳細なインフォがゲットできることをはじめ、パーソナルな質問コーナーがさりげなく設置されていたりもするし、これから始まるアニヴァーサリー・イヤーに向けてさまざまな有益な情報や楽しい企画が届けられると思われるので、ぜひこまめにチェックしてもらいたい。
Text:桑原シロー


Masatoshi Ono Birthday Live 2026 ― COUNT DOWN ―
2026.1.29(木)ダンスホール新世紀
<SETLIST>
M1. departure!
M2. それぞれの朝
M3. 夏と冬
M4. キレイだね
M5. どうなってゆくかもわからないのに
M6. 追想の時
M7. Love in Gradation
M8. 最後のエゴイスト
M9. Q〜だけどなにかが違うんだよ
M10. You’re the Only…
M11. 八月の夏
M12. When Love’s Gone
M13. FAITHFULLY
EN1. Starry Noght
EN2. 祈
■RELEASE

「Love in Gradation」
1/29@ダンスホール新世紀で開催されたバースデーライブの開演にあわせて、アーティスト写真やWEB、SNSなどのキービジュアルが一新。
さらにこの日初披露となった新曲「Love in Gradation」は、そのアップデートしたビジュアルを表わすようなシティ・ポップ調の大人なアーバンラブソング。
59歳になった小野のこれからの躍進が楽しみになる楽曲となっている。
★配信はこちらから!https://linkco.re/rz12TSYT
■PROFILE

小野正利
1967年1月29日生まれ(AB型)
1992年5月21日SONY RECORDSより「ピュアになれ」でテビュー。同年8月にリリースした3rdシングル「You’re the Only…」がフジテレビ系ドラマ「君のために出来ること」の主題歌となり114万枚を越える大ヒット。各音楽賞にノミネートされ、「日本レコード大賞新人賞」「日本ゴールドディスク大賞グランプリ・ニューアーティスト賞」「日本有線大賞最優秀新人賞」「ゴールデンアロー賞新人賞」「TOKYO FMリスナーズ・グランプリ」他 全ての賞を獲得し、この年NHK「紅白歌合戦」に初出場。
その後、ワンツーマン形式でヴォーカル教室を開設。アーティスト活動とヴォイストレーナーとして新たな活動を開始する。
さらに2009年にはヘヴィ・メタルバンドGALNERYUSのヴォーカリストとして正式加入。
2011年12月、少年ジャンプ連載の人気漫画「HUNTER×HUNTER」のアニメ主題歌OPをつとめる。
その穏やかな口調、澄み切ったハイトーンにより、幅広い年齢層から支持を得ており、 またヴォイストレーナーとしての知見の深さから様々なTV番組や、音楽イベントの歌唱審査員もこなす。
近年では、ソロ活動でもヨーロッパや南米、アジアでのオファーを受けワールドワイドに活躍。
現在も尚、ソロボーカリスト、GALNERYUS、またヴォーカル講師として精力的に活動中。
(株式会社シブヤテレビジョン所属)
■小野正利 Official
Web Site https://www.onomasatoshi.com
YouTube http://www.youtube.com/@masatoshionoofficial6011
TikTok https://www.tiktok.com/@masatoshiono_official
ボーカルスクールビッセ http://sound-s.jp
GALNERYUS https://www.galneryus.jp
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